2015年3月23日月曜日

注目のWindows 10 を試してみました。

今年中なのか或いは秋なのかと注目されていた Microsoft Windows 10 が此の夏にリリースされることになりましたので、身近で使われているPCの中では最も非力なVALUESTAR VN500/KWindows 10 Technical Preview仮導入しWindows 7の代わりとして使えるかどうかチェックしてみました。

《画像はクリックすると拡大します》

Windows 10 を仮導入するのはNECから2007年に発売された一体型パソコンVN500/Kです。

昨年末にハードウェアを強化すると共にWindows VISTA からWindows 7 にグレードアップしています。

画像は昨年末に撮影したものです。ディスクトップ画面は合成です。



右は、ハードを強化後のWindows 7上でのエクスペリエンスインデックスです。

主なハード構成は次の通りです。
CPU ;  AMD Turion X2 (1.9Ghz)
RAM ; 2Gb(1Gb+1Gb)

WEB上のHD動画(1280×800)をスムーズに再生することが出来ます。



①先ず MicrosoftのHP(※1)上から
 Windows 10 Technical Preview
 ダウンロードします。

②ダウンロードしたISOファイルを
 ディスクイメージでDVDに書き
 込みます。

③DVDディスクを使いWindows 7
 上から上書きインストールします。

④約2時間を要してWindows 7時の
 アイコンが全て再現されています。
 

(※1)註; http://windows.microsoft.com/ja-jp/windows/preview-iso


スタートボタンを押すと右の画面になり、Windows 7と比べ若干の違いは有りますが直ぐに慣れ困る場面は有りません。

動作も遅いとは感じませんが、VN500/Kの解像度が1280×800のところ、現状は1024×768に固定されるため確たる判定ではありません。

現時点ではWindows 10 向けディスプレイアダプター(Radeon X1200)が公開されていないためです。




以上から、Windows 7がストレス無く使えるPCならWindows 10 へ移行してもWindows 7と同程度の体感性能が得られるものと思われること、また、Windows 10 の使い勝手がWindows 7に似ている点より、Windows 7からWindows 10 への乗り換えは「お奨め」です。

尚、Windows 7に、(3月23日現在)公開中のWindows 10 Technical Preview を上書きインストールしてから種々試行した後で、(任意の)PC起動時に「roll back」を選択すると完全に元通りのWindows 7に戻りましたので、正式にリリースされたら改めてWindows 10導入します。

【2015/03/31追記】
他のパソコンへWindows 10 Technical Previewを導入してみたところ、Windows Updateを何回か繰り返すとWindows 10 Technical PreviewそのものがUpdateされ、スタートメニューの背景やタスクバーが緑色に変わり、以降はWindows7に戻ることが出来なくなりました。


Windows 10 の環境に変わった時点で解像度が調整できない場合は躊躇せずにWindows7へ戻ることが現時点では賢明です。

【2015/06/03追記】
Microsoft社から、7月29日にWindows 10 をリリースすると発表(※2)されました。予てから、Windows7 もしくはWindows8.1を使っているユーザーはリリース後1年間に限り無償でアップグレード出来ると表明されていますので、対象の方は最も適切な時期に最も適切な方法でアップグレードしましょう。
  

 (※2)註; http://www.microsoft.com/ja-jp/windows/features

【2019/11/02追記】
当機種は、Windows10用ディスプレイアダプターが用意されていないため
残念ながらWindows10の導入は出来ません。


【2015/07/30追記】
Microsoft社から、7月30日にWindows 10 製品版の導入方法が公開されましたので、VGC-LA70Bを検体に具体的な導入方法について見ていきましょう。



①先ずマイクロソフトの専用サイト(※1)からメディア作成ツール を入手します。

(※1)註; https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10

②ダウンロードしたメディア作成ツール(Media creation tool) を展開します。

③ウイザードの案内に沿って必要なグレードのWindows10(日本語版を選択)をダウンロードします。

このメディア作成ツール にはDVDメディアにDVDイメージで焼く機能も備わっていますので一気にDVDインストローラーまで完成します。

Windows10のアップグレードインストールはWindows7上で行います。以前のOS導入時と変わったと思われる点は特にありませんが、待ち時間に描画される画面(一種の時計)には工夫の跡が窺えます。


さて、これは他機種(VGC-LA70B)に於けるWindows10 proアップグレードインストール完了後のディスクトップ画面です(※2)

VN500/Kについては、未だディスプレイアダプターに自信がなく様子見の段階です。




(※2)註;  http://omoitsukisimotsuke.blogspot.jp/2015/07/windows10_30.html


VGC-LA70Bで使っている限り、Windows10の満足度は極めて高くWindows7からWindows10へのアップグレードは間違いなくお奨めです。


 【2019/11/02追記】

NEC VN500/Kへは、Windows10用ディスプレイアダプターが用意されていないため
Windows10の導入は出来ません。














2015年3月2日月曜日

超スタイリッシュなパソコン BA9715Pをパワーアップしました。

BA9715Pは、6年ほど前に凡そパソコンらしくないエレガントなデザインに魅せられサブ機として導入しましたが、サブ機としても現在の感覚では性能的に物足りなくなりパワーアップを決意しました。

《画像はクリックすると拡大します》
 
BA9715P (BTOモデル名 DS7010) は2008年にSOTEC (現 ・ONKYO)から発売された店頭販売用のモデルです。

横置時の高さが僅か78mmしかなく一見BDプレーヤーのようなデザインです。

ヒカリ物が多用されており、特筆されるべきは青色LEDの効果的な活用です。

OSは、2007年に登場した Windows Vista Home Premiumです。


縦置き使用時には専用の置き台を使用するか、底部分に添え木しないと(マジで)倒れる惧れがあります。

このマシーンの特徴として、大型テレビへの接続を意識してかデジタルディスプレイ端子はHDMIのみになっています。

また、平たい筺体のせいで拡張スロットに制限があり、残念ながらPCI Expres ×16(20)の取り付けは出来ません。

《主なハードウェア》
CPU;  intel Core 2 Duo E4500(2.00Ghz)
RAM;  2Gb(1Gb+1Gb) DDR2 5300
HDD;    SATA 500Gb

居間の大型テレビの飾り棚内に設置しても「様になり」、映像の記録と再生を意図した製品だったことが窺われます。

上カバーを取り外してみましょう。


左側は、拡張ボードの補助板が付いている状態で、右側は外した状態です。

PCI Expres ×16の取り付けスロットは装備されているものの補助板へ中継されておらず、ビデオボードを装着できません。

本機は、WEB上のフルHDがスムースに再生できませんので、ビデオボードに頼らず描画性能を高める必要があります。


試行錯誤の末、新たに追加する機能を含め以下の通り対応しました。

①CPUを intel Core 2 Duo E6850
  (3Ghz)に換装しました。
②RAMをDDR2 6400 計4Gb(2Gb+
  2Gb)に換装しました。
③光学ドライブをBD録再対応のSATA
 接続方式に換装しました。
④LPの、eSATA端子を新設しました。
⑤OSを動作が軽いWindows 7 Home
  Premiumにアップグレードしました。


パワーアップ後、ディスプレイアダプターGeForce7100のUpdateを促され最新の2015/01/30バージョンに更新しました。

パワーアップ後のエクスペリエンスインデックスを見てみましょう。

この数値ならフルHD動画が問題無く再生できる筈で、実際にYouTube上のフルHD動画がスムースに再生できました。



実は、当初、CPUはE6750(2.66Ghz)、RAMは2Gb, 3Gb と試してみましたが、グラフィックスボードを導入できないことがネックになって満足な結果が得られず、最終的に、CPUをE6850(3Ghz)に強化し、RAMを4Gb(DDR2-6400)に増量(※1)して、やっと目指した性能に到達しました。


(※1)註; 本機は、RAMを4Gbに換装すると「利用可能な全グラフィクスメモリ」の値が1,534に増えます。プログラムのアルゴリズムは開発者のみ知るところですが、これが描画性能の向上に影響していると考えられます。


【2015/03/13追記】
4K画質で撮影されたWEB上の動画をフルHDで再生した場合に画像が不安定になることより、CPUを世代の新しいE8500(3.16Ghz)に、HDDをSATA600仕様のWD10EARX(1Tb)に換装しました。

CPUとメモリ及びゲーム用グラフィックスの数値が向上し、上記の条件に於いても問題なく再生できるようになりました。










【2015/06/03追記】
Microsoftから、7月29日にWindows 10 をリリースすると発表(※2)されました。
Windows7 Windows8.1を使っているユーザーは、公開後1年間に限り無償でアップグレード出来ると表明されていますので、Windows7にアップグレードされた方は最も適切な時期に最も適切な方法でWindows 10 にアップグレードしましょう。
 
(※2)註; http://www.microsoft.com/ja-jp/windows/features