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この個体は購入し間もない時期に御蔵入りしたため外観も液晶もキーボードも全く劣化していません。
電源を入れてみると即、ブルー画面になり起動せず、増設されたメモリーの相性不良と診断しました。
1Gb2枚のペアに交換するとXPが起動しましたので、先ずは、直ちにリカバリーディスクを作成しました。
本機にはVISTAの動作を保障するとのチラシが入っていますが、Windows7が動作するかは不明です。
経験測より、Windows7を直にクリーンインストールしてもキーボードからの輝度と音量の調整は不可能と見立てました。
拠って、先にVISTAを導入してからWindows7で上書きインストールする方法で対応します。
1.先ずVISTAを導入します。
VGN-FJ12B/Wは多くのアプリケーションソフトにより性能補完(カスタマイズ)されています。この機能をXPからVISTAに引き継ぐには、専用のツール(VAIO VISTA アップグレードユーティリティ)を使う必要があり、VAIOサイト(※1)からインストールします。
尚、VAIO VISTAアップグレードユーティリティを使えばVISTAは製品版でもDSP版でもアップグレードインストールが可能です。
煩雑な作業になりますが、この作業の過程でBIOSも更新されますので、ポイントは、(必ず)このツールの指示に忠実に沿って作業を進めることです。VISTAのインストールが完了したら、キーボードから輝度と音量が正常に調整できることを確認します。
Windows7へアップグレード(上書き)インストールする前に、忘れずに必ず「VAIO Update」を完済させておきます。
(※1)
http://vcl.vaio.sony.co.jp/vavu/index.html
2.次にWindows7で上書きインストールします。
VGN-FJ12B/Wは「VAIO Windows7アップグレード対象製品」に指定されていませんので、本機にはVAIO Windows7アップグレードユーティリティは使えません。拠って、上記の方法でアップグレードしたVISTAに、通常の方法でWindows7を上書きインストールします。
ポイントは、インストール途上かインストール完了後に「ディスプレイアダプターとオーデオアダプターに既知の問題があるがインストールするか否か」を執拗に表示(確認)されますので、都度、必ず「インストールする」を選択します。
Windows7へ上書きインストールが完了後にデバイスマネジャーをチェックしてみました。
ディスプレイアダプターもオーディオアダプターも、WindowsXPの時のものが引き継がれています。
以上の2段階対応によってWindows7は正常に動作します。また、ディスプレイ上に物理的調整機構が付いていない本機にとって欠かせない機能である、「キーボードから輝度と音量を調整すること」ができます。
エクスペリエンスインデックスを見てみると物足りない数値で、体感的にもストレスを感じます。
VISTAを単に上書きインストールしただけではWindows7本来のパフォーマンスを引き出せないようです。
搭載されているチップセットの関係で選択肢は多くありませんが、近々にハードウェアを強化してみます。
尚、本機(当機種)にWindows7をクリーンインストールすることは可能ですが、ディスプレイアダプターとオーデオアダプターがWindows基本アダプターに固定されてしまい、(システム)リカバリディスクを使ってもVAIO独自の機能を組み込むことはできません。
【16/05/07追記】・・・関連情報
Windows7のUPdateに於いて、「更新プログラムの確認」が終わらず進捗状況も判らないことよりネットで検索したところ、「ダウンロードできない・時間を要する」事象の対処方法も併せて、下記サイト(※2)に適切な情報が掲載されていました。効果は絶大ですが、それでもUPdateには長時間を要します。
(※2)
【16/06/19追記】
ハードウェアのパワーアップ方法について、「VAIO VGN-FJ12B/Wをリニューアルしました」をアップロード(※3)しています。
(※3)
http://omoitsukisimotsuke.blogspot.jp/2016/06/vaio-vgn-fj12bwwindows10.html
【16/07/14追記】
本機にWindows10が導入可能か検証(※4)しました。
(※4)
http://omoitsukisimotsuke.blogspot.jp/2016/07/intel-915gm-expresswindows10_14.html
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