2016年7月14日木曜日

Intel 915GM ExpressをWindows10に導入可能か?

WEB上にはIntel 915GM Expressを搭載したパソコンへはWindows10導入できない旨の情報が散見されますので、確かめるべくタスクバーに表示されている「Windows10案内アイコン」をクリックしてみました。

《画像はクリックすると拡大します》
検体は、2006年にSONYから発売されたVGN-FJ12B/Wですが、次の通りハードウェアを強化しています。 

① CPU
Pentium M770(2.13Ghz)に換装。
② HDD
SATA/300 5400回転250Gbに換装。
③ メモリ

DDR2-667(1Gb+1Gb)に換装。



タスクバーの「Windows10 案内アイコン」をクリックすると、ほどなく右のようなメッセージが現れます。

要は、「Windows10Intel 915GM Expressとの互換がありません」との御託宣です。(インストール不可)







然らばと、Windows10のISOファイル(DVDメディア)を使用してアップグレードインストールしてみると Intel 915GM Expressの代わりにMicrosoft 基本ディスプレイアダプターが組み込まれています(※1)が、このアダプターは文字通り基本機能しか無く全く実用になりません。Windows7へ戻るしかありません。

(※1)註;
ディスプレイアダプターもオーディオアダプターもMicrosoft 基本アダプターに固定されており例えば、ディスプレイアダプターを更新しようとするとIntel 915GM Expressエントリーされますが変更は不可能です。


考察


そもそも、Windows10どころか本機にVISTA若しくはWindows7をクリーンインストールしようとすると、両OSとも「本機に搭載されているチップセットと音声アダプターに既知の問題がある」旨を警告され、凡人が幾ら手を尽くしてもインストールする方法は見つかりませんでした。

SONYはアップグレードユーティリティというツールを用意することで当問題を回避したと考えられます。 Windows XP SP2 が導入されている本機に当ツール用いると、VISTAへアップグレードできるばかりかWindows7へも引き継げるという事実が、それを物語っています。

しかしながら、この魔法の杖(アップグレードユーテリティ)をもってしてでも、Windows10Intel 915GM Expressを引き継ぐ流れにはならなかったということでしょう。 拠って、本機はWindows7のサポートが終了する2020年まで使い切れることで「良し」としましょう。


尚、VAIO VGN-FJ12B/Wの、Windows7を導入する方法(※2)とリニューアル方法(※3)は、下記URLを参照ください。

(※2)註;  
http://omoitsukisimotsuke.blogspot.jp/2016/05/vaio-vgn-fj12bwwindows7.html
(※3)註; 
http://omoitsukisimotsuke.blogspot.jp/2016/06/vaio-vgn-fj12bwwindows10.html







2016年7月9日土曜日

黒塗りのサイバーショットDSC-T10は未だ軽快です。

SONYサイバーショットDSC-T10は使い始めて8年を超す旧いデジカメですが、古くささを感じさせないばかりか、出っ張りが無い構造は現在でもルポカメラとして最適です。

《画像はクリックすると拡大します》
DSC-T102006年に発売された製品です。

銀塩カメラへのノスタルジーを捨てきれない者にとっては金属のブラックボディに限りない愛着を感じます。

本機はスーツポケットでもズボンポケットへでもストンと入り携帯上の負担が少なく且つ目立ちません。



さっと取り出し前カバーを「カチッ」と下げれば準備完了で、即シャッターが切れます。

コーティングが素晴らしいカールツァイス(ブランド)のレンズを装備し不敵な面構えをしています。

黒色塗装の金属ボディは使い込んでいくほどに塗料が落ち下地が見えてきますが、これも黒カメの勲章です。


奥行は20.6mm(最薄部16.8mm)で、当時は世界最薄を誇っていました。

質量は約165gバッテリー、メモリースティック、ストラップを含む)しかありません。

有効画素数は720万画素です。今は最低800万画素が理想ですが、実使用上で特に支障は生じていません。

このカメラは無頓着に扱ってもディスプレイ表面に擦り傷が付くことはありません。これは特筆ものです。



これらDSC-T10の特徴は、ルポカメラとして欠かせない要件を概ね満たしています。これからも撮影場面に応じて使っていくつもりです。


参考画像
DSC-T10を使った作例

朝の散歩で見つけた可憐な花、思わず微笑みシャッターを切っていました。

路地の片隅に咲いていましたが、丁寧に手入れされた痕跡が認められます。





参考画像
DSC-T10を使った作例

黒色の塗装例2009年に発売されたSONY コンデジ DSC-W220です。

経時に伴う擦り傷が幾つか見られるも機能や性能への影響は皆無です。

押し並べて、SONYデジカメは写真写りが良いのも大きな特徴です。



2016/10/21追記】
マンチェスター(UK)に駐在していた後輩から、欧州向けのDSC-T10を頂戴しました。

国内向けと異なる点は、MENEボタンを押した際に日本語での表示ができません。

シルバー仕様も悪くはありません。








【参考情報】
(黒色のコンデジ) RIKOH Caplio GX8に関する記事を掲載しました。
http://omoitsukisimotsuke.blogspot.jp/2017/10/rikoh-gx8_25.html

優れた工業製品は見た目も美しい。を掲載しました。
http://omoitsukisimotsuke.blogspot.jp/2018/01/dmc-lx3.html

触って癒され撮って楽しいコンデジを蒐集しましょう。
http://omoitsukisimotsuke.blogspot.jp/2018/02/blog-post.html

2003年製のコンデジが今も現役です。

PowerShot pro1は、今でもハイパーコンデジだ。
http://omoitsukisimotsuke.blogspot.com/2018/07/powershot-pro1.html

RIKOH GXRは世界で唯一のカメラユニット交換式のデジカメだ。
https://omoitsukisimotsuke.blogspot.com/2020/01/gxr.html