2017年3月31日金曜日

VAIO FZシリーズにWindows7をクリーンインストールしてみた。

Windows10の無料アップグレードキャンペーン期間中にWindows10へアップグレードしていたVAIO VGN-FZ52BにWindows7をクリーンインストールしてみました。FZシリーズには多くの機種が存在しますが、基本的には何れにも下記の方法が応用できると予想しています。

《画像はクリックすると拡大します》

FZ52B2007年にSONYから、独立したグラフィックスアクセラレーターを持った高性能パソコンとして発売されました。(OSVISTA HP)

VISTAサポート期間が満了する時期に当たりWindows7へ乗り換えるユーザーの参考になるのではないかと思い取り上げてみました。




本機にはHDMI端子が備わっていますので、キーボードの機能も半端ではありません。

fnキーとの同時押し機能の他に右奥に独立したキーが装備されています。

これらのキーを動作させるためには、ユーティリティソフトデバイスドライバーを揃える必要があります。



Wjndows7のインストール


ISOメディア(DVDインストローラー)を使用して通常Bootします。

ユーティリティ/ドライバーの導入


VAIOのプログラムに対する思想は高尚かつ複雑で、リカバリーディスクが手許に有ってもユーティリティやドライバーをリカバリーディスクから抽出するのは容易ではありません。
拠って、下記の方法でインターネット上から調達します。

先ず、SONYHP(※1-1)からユーティリティ Shared のみを入手します。VAIO Windows7
 アップグレードユーティリティは、FZシリーズ対応では実行する必要がありません。


SONYHP(※1-2)から、グラフィックスドライバーダウンロードインストールします。
(※1-2)註 ;http://www.sony.jp/support/vaio/download/EP0000185336.html

この状態でSONYHP(※1-3)からVAIO Updateを導入します。VAIO Updateを実行すると、
 Windows7の安定性が向上するファームウェア アップデートプログラムが組み込まれます。
(※1-3)註;http://www.sony.jp/support/vaio/support/info/2011/057.html

④SONYHP(※2)から、ユーティリティ  Setting Utility,  Control Center (version4),  Event
 Service(version5)ダウンロードインストールします。      
(※2)註;http://www.sony.jp/support/vaio/windows/7/upgrade/downloadlist.html

下記SONYHP(※3-1)からFelicaポートドライバー ダウンロードインストールします。
(※3-1)註;http://www.sony.jp/support/vaio/download/SP-014152-02.html

⑥SONYHP(※3-2)から、カードリーダードライバーダウンロードインストールします。    
(※3-2)註;http://www.sony.jp/support/vaio/download/SP-015494-00.html

以上でデバイスマネジャーが全て解消し、キーボードからVAIO独自機能が働くようになります。

オーディオドライバーは、intel High Definitionドライバーが自動的に組み込まれておりHDMI接続時にも正常に動作します。





右は、本機のエクスペリエンスインデックスです。

FZシリーズで、主な仕様の違いは次の3点です。
CPUの動作周波数
グラフィックスアクセラレーター
 が保有しているメモリー容量
光学ドライブ「DVDマルチ」 or
    「DVDマルチ+ブルーレイ」

こちらは、同じ方法でクリーンインストールしたFZ91Sエクスペリエンスインデックスです。











VISTAで動作しWindows7で動作しWindows10では動作しない大切な自前アプリケーションの救済には、Windows7がサクサク動作するFZシリーズがベストチョイスではないでしょうか。












2017年3月19日日曜日

VAIO VISTAノートパソコンにWindows7をクリーンインストールする。

VISTAのサポート期間満了の日が目前に迫っていますのでマルチメディア対応の代表機種 VGN-FW71DBにWindows7 をクリーンインストールしてみました。VAIOノートパソコンで、 VISTAからWindows7へアップグレードを検討されている方の参考になれば幸いです。

《画像はクリックすると拡大します》

FW71DB/Eは、2008年にSONYからマルチメディア対応のパソコンとして発売されました。(OSVISTA HP)

Windows7アップグレードする際の前作業としてリカバリーしたらieが起動しないという事象で、友人から預かりました。

既にリカバリーしてWindows7へのアップグレードも済んでいます。(※)

本機をリカバリーWindows7アップグレードすると、シャットダウン(再起動)やHDMI出力に切り替える度に画面の色味が初期化されます。

Windows7クリーンインストールすると VAIO独自のサプリメントソフトは使えなくなりますが、パソコン画面が優先されるため使い勝手が良くなります。



マルチメディア対応がウリの本機にWindows7をクリーンインストールする作業の要諦は、「キーボード上に配置されている多くの機能を働かせるために必要なユーティリティソフトデバイスドライバーを余さず導入すること」に尽きます。(リカバリーディスクは不要です)


クリーンインストールの手順


Windows7ISOメディア(DVD)を使用して通常Bootします。インストールが終わりインターネットに接続すると自動的にWindows7の標準グラフィックスドライバーが適用されます。


Windows7の最初の起動時は、デバイスマネージャー4ケ「!」マークが表示されます。

クリーンインストールの命題は、「!」マークを解消することと、キーボードに表示されている機能をキーボードから操作できるようにすることです。

(左は全てのユーティリティ/デバイスドライバーが導入された状態です)



事前準備 


先ず、本機に必須のマルチメディアコントロールドライバーを導入するためにSONY
 HP(※1-1)からユーティリティ Shared を入手し、次いでVAIO Windows7 アップグレード
 ユーティリティを実行します。
➡この作業を行うことにより、本機に適したWindows7専用グラフィックスドライバーオー
 ディドライバーストールされます。
(※1-1)註http://vcl.vaio.sony.co.jp/windows/7/va7u/index_c.html

上記の作業に伴いマカフィーRoxio Creatorインストールされますが、マカフィー
  使いませんので「マカフィー削除ツール(※1-2)」を用いて削除します。Roxio Creator は、

  このミッションで唯一使用できる「VAIOアプリケーションソフト」として活用できます。
(※)1-2)註;
https://service.mcafee.com/webcenter/portal/cp/home/articleview;jsessionid=LeD9KP2TuyCEUB8To2jNP-MYDIdQitru1zFEbOAx8aTF8nQlvBZr!-920849214!-999656206?articleId=TS101693&_afrLoop=4219060033671692#!%40%40%3F_afrLoop%3D4219060033671692%26articleId%3DTS101693%26centerWidth%3D100%2525%26leftWidth%3D0%2525%26rightWidth%3D0%2525%26showFooter%3Dfalse%26showHeader%3Dfalse%26_adf.ctrl-state%3Dsqnu2n8wg_4

この状態でSONYHP(※1-3)からVAIO Updateを導入します。VAIO Updateを実行すると、
 Windows7の安定性を改善するファームウェア アップデートプログラムが組み込まれます。
(※1-3)註;http://www.sony.jp/support/vaio/support/info/2011/057.html

ユーティリティ/デバイスドライバーの導入


①SONYHP(※2)から、ユーティリティ Setting Utility,  Control Center(version4),
  Event Service(version5)ダウンロードインストールします。    
(※2)註;http://www.sony.jp/support/vaio/windows/7/upgrade/downloadlist.html

SONYHP(※2)から、ドライバーFelica 6209ダウンロードインストールします。
(※2)註;http://www.sony.jp/support/vaio/windows/7/upgrade/downloadlist.html

下記HP(※3)から、Ricoh マルチカードリーダー ドライバー (Windows 7 32bit用)をダウン
   ロードインストールします。
(※3)註;https://pcsupport.lenovo.com/jp/ja/olddownloads/ds003536

④SONYHP(※4)から「Giga Pocket Digitalアップデートプログラムダウンロード
 インストールします。(この作業は事前準備の①を省くと実行できません)
(※4)註;https://download-drv.com/download/5/2577495914/

⑤SONYHP(※5)から「Giga Pocket Digital Ver.2.0.0.08060(Windows 7用)」アップデート
 プログラムダウンロードインストールします。を実行しないとが実行できません。
  (※5)註;http://www.sony.jp/support/vaio/download/EP0000205676.html

⑥BluetoothスイッチONにしてから、SONYHP(※2)からドライバーBluetoothダウン
 ロードインストールします。
(※2)註;http://www.sony.jp/support/vaio/windows/7/upgrade/downloadlist.html


以上でデバイスマネジャーの「」が全て解消し、キーボードからVAIO独自機能が働くようになります。

尚、Giga Pocket Digital(地デジ用のアプリ)はマルチメディアコントローラーを付帯しています。

但し、当対応では周辺ソフトが足りないためデジ機能は動作しません。


直後のグラフィックスドライバーWindows7標準で動作しています。

ドライバーの更新機能」を使って、事前準備で入手した専用ドライバーへの変更を推奨します。

エクスペリエンスインデックスの数値こそ変わりませんが体感性能は相応に向上します。



以上により、リカバリーディスクに頼らないクリーンインストールでも汎用アプリケーションを活用すれば超一級のノートパソコンとして活躍してくれることでしょう。地デジ機能が無い機種については④と⑤の作業を省略できますので応用できるパソコンは多いと思われます。


【追記】
 別稿(※6)で「VAIO VGN-FW71DBWindows10を導入してみた」を掲載しています。こちらも
 リカバリーディスクを必要としない方法です。
 (※6)註; http://omoitsukisimotsuke.blogspot.jp/2017/02/vaio-vgn-fw71dbwindows10.html