2017年6月15日木曜日

RIKOHのCXシリーズはコンデジの完成形。


スナップショットとは、極く日常の出来ごとを一瞬の画像として切り取ったものです。当然のことに被写体は動いていることが多く写す方も動いている場合が多いですから、シャッターを切るタイミングとジャストフォーカスが成否の分岐点です。

《画像はクリックすると拡大します》
現在、取材に専ら持ち出すカメラRIKOH機種に絞られ今後も余り変わることはないでしょう。

07年に発売された R7は、コンデジが精密機器である証を、端正な面構えで主張しています。

ただ、軽くて小さなボディは携帯に適するも無造作に扱うと微妙にピンボケすることがあります。


CX1は、 09年にRシリーズの上位機種として発売されました。

RIKOH頂点にGRを擁しているためCX1スタンダードクラスに見られがちですが、実態は他社のプレミアムクラスに相当します。

R7に比べ少し重くて少し大振りになり 、安定したスナップショットが可能になりました。
また、高輝度392万画素ディスプレイの搭載と強力な手振れ補正機能によりピンボケの心配は無くなりました。

レンズ ハードウェア、 ソフトウェア(アルゴリズム)などRIKOH神話に恥ない極めて完成度の高いカメラです。



収納ケースは、別売のR8用を流用しています。開放方向留めのユニークデザインで、収納性/実用性とも秀逸です。

表面はソフトな仕上がりですが、厚みのある素材(革)は、しっかりカメラガードしてくれます。





その後、10年に発売されたCX3 を追加導入しました。

背面照射C MOSセンサーの採用とズーム比の拡大(×10.1)により基幹性能が飛躍的に向上しました。

レンズが大きくなり、握り部分に滑り止めが施された以外は不変の重厚なデザインです。

これはCXシリーズ専用の本革製収納ケース(別売)です。R8,  R10との共用が可能です。

カメラに傷が付くのは携行中の場合が多く、まさか、撮影中に粗相する御仁は居ないでしょう。

愛機を大切に思うなら、持ち出す時にはケースに入れる習慣を身に付けておきましょう。



市場には画素数が10メガピクセル超のカメラが溢れていますが、実のところ、2010年前後にはコンデジに必要な機能や技術は完成の域に達していたと考えられます。

カメラは、小さ過ぎず軽過ぎず何よりも失敗しない写真が撮れることが一番です。コンデジも良いモノは長く大切に使うという原点に戻りつつあるのではないでしょうか。


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