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特異なシステムだったGXRの価格は、24mm~72mmのズームレンズ仕様で当時の一眼レフ入門機(レンズキット)よりも高価でした。
カメラユニットは目的に応じて6種類用意されており、それぞれのユニットには目的に適ったイメージセンサーが搭載されています。
高級コンデジよりは少し大きくミラーレス一眼よりは少し小さいため、より安定したカメラワークが可能なベストサイズと言えるでしょう。
左が28mm~300mmのズームレンズ仕様でイメージセンサーは1/2.3型のCCD、右が24mm~72mmのズームレンズ仕様で1/1.7型のCCDです。
ディスプレイは3型92万画素で明るくて精細です。外装は、全身マグネシウム合金のダイキャスト製で堅牢かつ重厚なデザインです。
軍艦部には独特の高級感があり、GXRに対するメーカーの強い思い入れを感じます。尚、ホットシューには専用のビューファインダーを装着できます。
実際、分厚い牛革で覆われた過剰品質とも思える造りは、過酷な移動環境に遭遇してもカメラへのダメージを心配しなくて済みます。
★RIKOH GXRで撮影した作品例★
矢板市の名勝
木幡神社の表参道使用ユニット; S10
24(F2.5)~72(F4.4)mm
広角端24mmで撮影
使用ユニット; P10
28(F3.5)~300(F5.6)mm
広角端28mmで撮影
【ご参考】
GXRの仕様はメーカーのHPをご参照ください。
www.ricoh-imaging.co.jp/japan/products/gxr/
【2020/02/08追記】
縮小均衡に陥ったデジタルカメラ市場
やがて、新製品はプロフェッショナル向けとハイアマチュア向けに収斂し、残る層の需要をスマホが補完する構図に成るのではないでしょうか。
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