2012年9月19日水曜日

初秋の八方ヶ原、学校平・八方牧場を散策しました。

まだまだ残暑が厳しい下界とは違い、ここ日光国立公園・八方ヶ原は夏が終わり既に秋の気配が漂っています。今回は誰よりも早く初秋の八方ヶ原を感じたいとの思いから、訪れる旅人に「日本のスイス」とも賞賛されている天空の大パノラマ、学校平・八方牧場を散策してみました。

《マップ, 画像ともクリックすると拡大します》

※註; ガイドマップは矢板市観光協会のHPより抜粋、引用。
先ずは、八方ヶ原周辺ガイドマップ(※)により学校平・八方牧場の位置を確認しておきましょう。

市街地から県道56号線を那須塩原方面へ向かって20Kmも走ると峠の頂上が見えて来ます。道路を挟んだ右側一帯が学校平・八方牧場です。

平成15年の矢板市条令(第8号)によれば、この地に、草地の放牧利用と畜産の振興を図るため矢板市八方ヶ原牧場を設置するとあります。


峠の頂上付近の路肩に八方牧場と彫刻された大きな天然石が置いてあります。

その先を右折すると、「山の駅たかはら」が見えます。

右折しないで直進すれば那須塩原温泉郷へつながります。



シャープな外観が特徴の「山の駅たかはら」です。

普通自動車約50台の駐車スペースとトイレ、北側にテーブルとベンチが備えられています。

建物の中にはレストラン、土産売り場、高原山付近の風景写真展示室があります。

これより八方牧場へ足を運んでみましょう。

眼前には山あり谷ありの、とてつもなく広大で起伏に富んだ大パノラマが広がります。

そこには、牧場を管理するため延べ3~4Kmにも及ぶ舗装道路が、延々巡らされています。



眼前のパノラマは24mmの超広角レンズでも 全貌を掴みきれません。

手前の立ち木の葉っぱに日焼が見られ夏の終わりと秋の始まりを感じます。

青い空に放射状に広がる雲模様が、本格的な秋の到来が近いことを告げています。


ここを起点に牧場管理道路の外周を反時計方向に一周します。

進むほどに標高が低くなりやがて振り返っても牧場の向こうの山々が見えなくなります。

この辺りには大きな樹木も見られますが、ここも柵で囲まれた牧場の一角です。

ほぼ半周地点から見た風景です。ここを訪れた或る旅人が、まるで日本のスイスみたいとおっしゃったとか。

ここを草原と表現するには無理があります。

バックの幾何学的稜線の山々が、「ここは山岳地帯だよ」と言っています。

ここは牧場の北東端付近、八方湖の近くです。

牛も馬も居ませんが、良く整備された管理道路と白い柵のある風景は、ここが正しく牧場であることを物語っています。

最後に隣接の八方湖を眺めてから、この道を通って帰ります。

八方湖は、行政区分としては那須塩原市になります
今の八方湖の姿です。時期的な事情からか干からびており、満水時の面影はありません。

でも、これはこれで止むおえない管理上の都合ですから納得し今回の締め括りとします。






八方ヶ原は、これから、一年中で最も輝く季節を迎えます。市外や県外の方にもピクニックや紅葉狩りに、こぞって出掛けられることを心より願っています。

【2012/09/21追記】  
人口衛星から見た学校平・八方牧場・八方湖です。

Google社が提供するGoogle Earthより抜粋したものです。

この画像は、人工衛星に搭載されている高精細カメラにより、2011年10月8日に撮影されたものです。

平均標高1005mの天空に扇状に広がる大草原が、たまたま雲の切れ間から見えていたベストのナイスショットです。










【2016/08/17追記】  
2014年9月に撮影された、人口衛星から見た学校平・八方牧場・八方湖です。

震災後3年半を経過した現地の様子は「八方ヶ原・八方牧場の激変ぶりに驚いた。」(※)を閲覧ください。









(※)註;  http://omoitsukisimotsuke.blogspot.jp/2013/11/blog-post_6.html



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