2013年10月28日月曜日

エプソン製MR3300をリニューアルしました。

友人よりエプソン製MR3300をノートパソコンに買い換えたので研究用に如何かと連絡があり、押入れの肥やしにならないよう有難く頂戴してきました。07年の製造にしては基本性能が極めて高いことより、手許の休眠パーツを活かしてリニューアルを試みてみました。

《画像はクリックすると拡大します》

 MR3300は07年の9月にエプソンからスリムタイプデスクトップ最上位機種として発売されました。

顧客が主要パーツのグレード を指定しパソコンを注文するBTOシステムにより購入されたものです。

スリムなボディにパールホワイトとサテンシルバーのツートンカラーは秀逸。 現在の感覚でも新鮮です。




工具を使わずとも、サイドパネルは元より、CPU, 光学ドライブ, HDDの取り外しと取り付けが容易です。

性能アップのため、CPUとメモリとHDDを取り替え、新たにグラフィツクスボードを付け加えました。

本機にはエアフローの一環としてHDDが接している部位に吸気孔が設けられています。縦置する場合は専用スタンドもしくはゴム足の使用が必須です。



CPUを、Celeron 420 から、クロックが2.93GのPentium dual core processor E6500に換装しました。

グラフィックスボードは、HDMI端子も備えたGeForce GT610 を搭載しました。

HDDは(二個使いも可能ですが)250Gbから500Gb一個に換装しました。

メモリを、512Mb二個使い1Gbから同一銘柄 512Mb四個( 2+2 Dual Chnnel)計2Gbとしました。


右は、リニューアル後のエクスペリエンスインデックスです。

このレベルであればHD動画の再生・編集にも堪える、業務用に使っても家庭用として使っても余裕の性能です。

尚、スリープから復帰するのに一分以上かかるため、最新のBIOSにアップデートした(※)ところ改善されました。


(※)註;
BIOSのアップデート(スキル)に慣れていても、必ず、作業マニュアルの指示・ 順番に従って忠実に作業を進めます。普段の感覚(ステップ)でも作業は進捗しますがBIOSはバージョンアップされていません


このパソコンにはマルチタイプのカードリーダーが付いています。仕様書ではSD(HC)は非対応になっていますが、実使用上ではマイクロSD変換アダプタを介すると現行マイクロSD(HC)が使えます

CPUはLGA775ソケットのPentium Dual  core、Core 2 Duo,  Core 2 Quad(FSB最大1333Mhz)が搭載できますので、入手可能であれば更なる性能アップが期待できます。


【2013/11/12追記】
多数の画像を一気に変換する場合などにメモリ容量が不足するため1Gb追加し計3Gbに増量しました。(512Mb×2)+(1Gb×2)のデュアル&デュアルチャンネルで動作しているようで、メモリのエクスペリエンスインデックスは5.9を維持しています。

【2014/02/01追記】
エプソン製MR3300をリニューアルしました。 (そのⅡ)へ続きます。
http://omoitsukisimotsuke.blogspot.jp/2014/02/blog-post.html

【2014/10/24追記】
米国に赴任していた後輩が、赴任先で個人用PCに導入していたWindows7(Home Premium)英語版を手土産に帰国しましたので、試しに、HDDを入れ替えてクリーンインストールしてみました。

左はWindows7動作時のエクスペリエンスインデックスです。

VISTAの表示上限は5.9でWindows7は7.9ですから、5.9を超える値の項目は実性能が5.9よりも高いと言えます。

尚、MR3300に付属していたOffice Personal 2007を最初に導入したせいか普通に日本語入力が出来ました。


【2015/06/11追記】
Microsoft社から、7月29日にWindows 10 をリリースすると発表(※)されました。Windows7もしくは Windows8.1が導入されているデバイスは、リリース後1年間に限り無償でアップグレード出来ると表明されています。

 (※)註; http://www.microsoft.com/ja-jp/windows/features







2013年10月16日水曜日

注目のメガソーラー発電所を見てきました。(その二)

矢板南産業団では先に営業運転を開始したシャープ矢板太陽光発電所に続き ソフトバンク矢板ソーラーパーク1号基の運転が始まり、加えて同じ敷地内に2号基の建設工事が進められています。併せて、両社の発電所が一望できる見学施設の建設工事も進行していますので近況をレポートします。

先ずは矢板南産業団地内の位置関係とメガソーラー発電所の仕組みを
おさらいしておきましょう。 (画像はクリックすると拡大します)
左は、矢板南産業団地の区画図(※)です。

区画③が、既に運転を開始している「シャープ矢板太陽光発電所」です。

区画①は、現在建設中の「ソフトバンク矢板ソーラーパーク」です。

両区画とも団地内で最も標高の高い区域で、日照に恵まれた好立地です。

(※)註;
栃木県のHPより引用しています。





右は、発電所の仕組みと素子・機器の役割分担を説明した概念図です。

発電所の規模により送電設備が異なります。メガソーラー発電所の場合は印の設備になります。





今回は、産業団地の矢板市街側の進入口から発電所へ向かってみましょう。

十字路の先、左側の土手の上がソフトバンク矢板ソーラーパークで、右側がシャープ矢板太陽光発電所です。

何れも団地内で最も標高が高く最も陽当たりが良い区域です。

真っすぐ進むと両側に発電所が見えてきます。左側がソフトバンク矢板ソーラーパークです。

青く見えているのが既に運転中の1号基(※)で、その隣で2号基の建設が進んでいます。

以前より雑草が少なくなっており見通しが良くなっています。

反対側がシャープ矢板太陽光発電所です。

以前は柵の内側に立木が茂っており、この位置からは全く発電所が見えませんでした。

現在は樹木が伐採されており、低い位置から全体を見渡すことができます。



順路は上り坂になっており、先端は産業団地の外れで林道にT字接続されています。

傍では、現在、「発電所を見学する施設」の建設が進められています。

ここから両側の発電所を撮影しても、余りにも広大で全容を一つの画角内に収めることは不可能です。


では、同じ場所から両方の発電所を個別に見てみましょう。

先ずシャープ矢板太陽光発電所です。手前に建設済みの発電所と同じ規模の敷地が余っています。

早期に、2号基が実現することを期待しましよう。



一方、ソフトバンク矢板ソーラーパークの方は、現在、2号基の建設が急ピッチで進められています。

運転中の1号基に建設中の2号基が加わると、全国有数の巨大なメガソーラー発電基地になるのではないでしょうか。




(※)註;
ソフトバンク矢板ソーラーパークには二つの発電所が存在することになりますので、このブログでは仮称として1号基, 2号基とします。(回転する部品が付いていませんので機ではなく基として数えます)


【2013/11/11追記】
見学施設が完成していました。専用駐車場の他に、駐車可能なスペースがあります。

一般見学の他、小・中・高校などの社会見学や、幼稚園・小学校などの遠足にも適しているのではないでしょうか。

今日は天候の加減でパネルは渋い銀色に見えています。







ソーラーパネルは表面が見える位置から眺めるのが最高で、天候や時刻に依存して青や緑や銀色に変化します。完成した見学施設から眺める両発電所のソーラーパネル群は丘の上に出現した湖のように見える筈で、おそらく景観としても第一級の(メガソーラー)パークになるのではないでしょうか。





2013年10月10日木曜日

ソーラーパネルの見える風景in矢板(その2)

「ソーラーパネルの見える風景in矢板(その2)」をアップロードしました。併せて、矢板南産業団地内の
メガソーラー発電所の状況に進展がありましたので紹介させていただきます

《画像はクリックすると拡大します》

建設中だったソフトバンクメガソーラーパーク(第1)が完成しており既に営業運転を開始しています。

左方のパネル群がソーラーパーク(第1)で、右方が建設中のソーラーパーク(第2)です。

以前に比べて随分と見晴らしが良くなっていますので検証してみましょう。


以前には、この場所からは左のシャープメガソーラー発電所が全く見えませんでした。

現在は、道路側と背後の樹木が伐採されており、ほぼ半分を見通すことができます。

樹木伐採の理由は、画像の右隅に見えている土盛と関係があります。


土盛に上がり広角レンズを通して、左側のシャープ発電所と右側のソフトバンクパークを撮影しました。

広大過ぎて一枚の画像には収まりませんが、肉眼では、どちらの発電所も全景が見渡せます。

「矢板南産業団地太陽光発電所見学施設 新設工事中」と掲示された看板が立っています。

ここから新たなソーラーパネルが見える美しい風景を紹介していきしましょう。

先ずは塩田地区の、とても重厚な純日本風の民家にソーラーパネルが設置されている風景です。

ブルーのシートに包まれた大きな葡萄園と近傍のバショウや緑の立ち木が彩りを添えています。


次は中地区の、瀟洒なデザインの民家二棟にソーラーパネルが設置されている風景です。

手前に、バナナ園かと見紛うほど沢山のバショウ(※)が茂っています。

(※)駐; バショウもバナナもバショウ科に属し、当地ではバショウもバナナと呼ばれるそうです。


民家の三例目は成田地区の、ソーラーパネルの貼り方に特徴がある設置風景です。

こんなに隙間なくパネルを敷き詰めた屋根は知る限り初めてです。

とても美しく、これはもう単なる太陽光発電ではなく、「家」の品格アップと言えるのではないでしょうか。

結びに公共施設の設置事例として 「道の駅やいた」を取り上げてみました。

とてもシャープなデザインで、シャープなソーラーパネルがベストマッチです。

左奥のソーラーパネルが設置された建物は、「道の駅やいた」エコモデルハウスです。




太陽光発電はエコでクリーンで安全なエネルギーです。引き続きソーラーパネルのある風景について取材し適宜アップロードいたしたく考えています。