2013年10月16日水曜日

注目のメガソーラー発電所を見てきました。(その二)

矢板南産業団では先に営業運転を開始したシャープ矢板太陽光発電所に続き ソフトバンク矢板ソーラーパーク1号基の運転が始まり、加えて同じ敷地内に2号基の建設工事が進められています。併せて、両社の発電所が一望できる見学施設の建設工事も進行していますので近況をレポートします。

先ずは矢板南産業団地内の位置関係とメガソーラー発電所の仕組みを
おさらいしておきましょう。 (画像はクリックすると拡大します)
左は、矢板南産業団地の区画図(※)です。

区画③が、既に運転を開始している「シャープ矢板太陽光発電所」です。

区画①は、現在建設中の「ソフトバンク矢板ソーラーパーク」です。

両区画とも団地内で最も標高の高い区域で、日照に恵まれた好立地です。

(※)註;
栃木県のHPより引用しています。





右は、発電所の仕組みと素子・機器の役割分担を説明した概念図です。

発電所の規模により送電設備が異なります。メガソーラー発電所の場合は印の設備になります。





今回は、産業団地の矢板市街側の進入口から発電所へ向かってみましょう。

十字路の先、左側の土手の上がソフトバンク矢板ソーラーパークで、右側がシャープ矢板太陽光発電所です。

何れも団地内で最も標高が高く最も陽当たりが良い区域です。

真っすぐ進むと両側に発電所が見えてきます。左側がソフトバンク矢板ソーラーパークです。

青く見えているのが既に運転中の1号基(※)で、その隣で2号基の建設が進んでいます。

以前より雑草が少なくなっており見通しが良くなっています。

反対側がシャープ矢板太陽光発電所です。

以前は柵の内側に立木が茂っており、この位置からは全く発電所が見えませんでした。

現在は樹木が伐採されており、低い位置から全体を見渡すことができます。



順路は上り坂になっており、先端は産業団地の外れで林道にT字接続されています。

傍では、現在、「発電所を見学する施設」の建設が進められています。

ここから両側の発電所を撮影しても、余りにも広大で全容を一つの画角内に収めることは不可能です。


では、同じ場所から両方の発電所を個別に見てみましょう。

先ずシャープ矢板太陽光発電所です。手前に建設済みの発電所と同じ規模の敷地が余っています。

早期に、2号基が実現することを期待しましよう。



一方、ソフトバンク矢板ソーラーパークの方は、現在、2号基の建設が急ピッチで進められています。

運転中の1号基に建設中の2号基が加わると、全国有数の巨大なメガソーラー発電基地になるのではないでしょうか。




(※)註;
ソフトバンク矢板ソーラーパークには二つの発電所が存在することになりますので、このブログでは仮称として1号基, 2号基とします。(回転する部品が付いていませんので機ではなく基として数えます)


【2013/11/11追記】
見学施設が完成していました。専用駐車場の他に、駐車可能なスペースがあります。

一般見学の他、小・中・高校などの社会見学や、幼稚園・小学校などの遠足にも適しているのではないでしょうか。

今日は天候の加減でパネルは渋い銀色に見えています。







ソーラーパネルは表面が見える位置から眺めるのが最高で、天候や時刻に依存して青や緑や銀色に変化します。完成した見学施設から眺める両発電所のソーラーパネル群は丘の上に出現した湖のように見える筈で、おそらく景観としても第一級の(メガソーラー)パークになるのではないでしょうか。





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