Microsoft社から2001年10月にリリースされたOS Windows XPの延長サポート期間が、この4月9日を以って終了します。サポート期間が終了しても直ちにパソコンが起動しなくなったり動作しなくなったりすることはありませんが、セキュリティ面での防御が極端に低下するためWEBへ接続するのは絶対に止めましょう。
Ⅰ; 何が問題なのか?
サポート期間中はWindows Updateの更新プログラムによって不具合対応やセキュリティ関連の更新が継続して行われています。サポートが終了し更新がなくなると、例えばメールからはWEBサービスに必要なIDを始めとした全ゆる個人情報が抜き盗られるばかりか、WEB上の直販サイトで買い物をしていればクレジットカードの情報すら盗まれてしまう惧れが生じます。
更には、自分のパソコンにより自身が深刻な被害を被るばかりか悪意ある第三者が無防備なパソコンを乗っ取り別のパソコンやWEBサイトに攻撃を仕掛ける、即ち加害者に成り得る事態も想定されます。拠って、4月11日以降はWEBに接続できる環境ではWindows XPを絶対に使ってはいけないということになります。
詳しくは、Microsoft社の「Windows XP および、Office 2003 のサポート終了についてのご案内」を参照ください。
https://www.microsoft.com/ja-jp/windows/lifecycle/sp3eos.aspx
Ⅱ; 私見
趣味の範疇ではありますが、旧型パソコンの性能アップについて検証して来た経験では次のような対応
策が考えられます。
①VISTAがリリースされた2006年末から2007年始め 頃に発売されたディスクトップ型パソコンで
あればVISTAかWindows 7を導入すれば実用になる可能性があります。(パソコンを性能アップ
するスキルがあるようでしたら、CPUの換装, メモリーモジュールの増強などにより新OS が快適
に動作する発展性もあります)
尚、同じ時期の発売でも、当時のノートパソコンの場合はハード面の制約上からディスクトップ
型パソコンより基本性能が低かった傾向より、新OSへのアップグレードは望めません。
②2006年後期以前に発売されたパソコンをお使いの場合は、迷うことなく新OSを搭載したパソコン
への買い換えをお奨めします。
但し、Windows XP 以降のOSには、VISTA, Windows7, Windows8の三つの選択肢があります。
中で最も古いVISTAでも延長サポートが切れるのは2017年4月11日です。Windows7であれば
延長サポートが切れるのは2020年1月14日になっています。
最新のWindows8機種へ移行する前の経過措置として、Windows XP の使用性に良く似ている
VISTAかWindows7への移行もありと考えますが、市場の実体としてはWindows7かWindows8
搭載パソコンの二者択一しかありません。
Ⅲ; 余った、Windows XPを搭載した旧型パソコンの使い道
これはもう、ガラパコス携帯と同じです。WEBに繋がなければならない余計な機能は無かった
ものとして、例えば文書作成(昔はワードプロセッサーという単機能な機械がありました)とDVD
再生機として使ってあげましよう。間違ってもWEBへ繋いではなりません。
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