《画像はクリックすると拡大します》
このカメラは1972年の春に発売され、もう四十年も経っています。
ペンタ部とレンズ外周が小さいのが特徴で、とても端整な姿をしています。
レンズ前面のデザインも秀逸で、緻密感に満ちています。
EX シリーズ(※)は一眼レフの大衆化をコンセプトに開発されたカメラです。
露出は、マニュアルに加えシャッター優先オート(EE)が搭載されています。
さて、何処の何がギミックなのか見ていくことにしましょう。
一番目のギミックは、このようにレンズの前玉が外れることです。
前玉を交換することにより広角、標準、望遠に対応することができます。
構造的にはレンズ固定型であり、後玉レンズ部がカメラに固定されています。
レンズ固定カメラに見られるシャッターリングと絞りリングが付いていません。
シャツターは、フォーカルプレーンシャッターが本体側に付いています。
では、マニュアル撮影時の絞りは、いったい何処で調整するのでしょうか。
軍艦部の、フィルム巻き戻しクランクの外周部を見てください。
これが二番目のギミックですが、露出モード切り替えスイッチを兼ねた絞り調整用リングが付いています。
シャッターが本体側に付いている為、シャッターダイヤルは軍艦部に備わっています。
この個体は、全ての機能が正常に動作します。他社からも似たようなカメラが発売されましたが、レンズ固定型の一眼レフでは基本的にシャッターと絞りリングはレンズ側に付いていたと認識しています。
(※)註; 左はEX AUTOの前衛モデルEX EE(1969年発売)です。軍艦部の印象に年代の違いが認められます。
この画像は、1998年5月に(株)ネコ・パブリッシングから発行された「ノスタルジックカメラ マクロ図鑑」の一部を、複製・引用しています。
参考記事
フィルムカメラ的なティストで撮影できるギミックなコンデジを紹介します。
http://omoitsukisimotsuke.blogspot.com/2018/07/powershot-pro1.html
http://omoitsukisimotsuke.blogspot.jp/2018/05/optio-vs20.html
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