栃木県には日光東照宮や二荒神社など有名な神社が数多く存在しますので、ここで紹介します木幡神社を知る人は少ないと思われますが、この神社の楼門と本殿は何れも室町時代に建立されたもので、国の重要文化財に指定されています。
参道から順を追って歩いてみましょう。
ここが参道の入り口です。
木造の門をくぐり杉並木に挟まれた参道を過ぎると朱色に塗られた木造の鳥居があります。
鳥居を斜め横から見上げながら、ここで、この神社の由緒を、ざっと紹介させていただきます。
延暦年間(782~806)に坂上田村麻呂が東夷東征に於いて勝利した際、京都府宇治市にある許波多(こはた)神社を勧請したことから木幡(きばた)神社が創建されたと伝えられています。
現在の楼門と本殿は、室町時代の中期に建立されたものです。
鳥居の先の、石段を登り詰めたところに朱塗りの楼門があります。
三間一戸, 銅板葺き, 八脚楼門は、室町時代に見られる建築の特徴とされ、国の重要文化財に指定されています。
楼門を通り抜けると境内の最奥部に本殿があります。
三間社流造り、銅板葺きで、楼門と同じく室町時代に造営された建物とされ、国の重要文化財に指定されています。
尚、この神社には、上記の国指定の重要文化財の外に、栃木県指定の重要文化財や矢板市指定の重要文化物など多数の文化財が保管されています。
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