冬は、市の「水辺景観10選」のひとつである倉掛湧き水池が絶景だと風の便りがあり出掛けてみました。
旧日光北街道を経て倉掛へ入って間もなくのこと、何気なく見上げた土手の上にピンク色の怪しい物体が目に止まりましので、こちらの方を先にレポートしてみましょう。
つい見過ごしてしまうところですが、ふと、振り返った時に見える姿です。
それは、赤いマントのようなものを着た人形のように見えます。
土手の上に上がってみると鬱蒼とした森の中に古い神社があり、その近くの林に石で作られた沢山の地蔵様や観音様や布袋様なとが、輪になっていました。
それは、まるで赤いマントの地蔵様が説法しているようでもあり皆で談合しているようでもありました。
少し角度を変えて見てみましょう。
日光の化け地蔵のように長々と続くもの、横とか縦とかに整列しているものは、あちこちで見られます。
このように皆で意思の疎通を図っているかのように見えるものは、珍しいのでは
ないでしょうか。
最後に、不思議な枝振りをした木の向こう側に見える古い神社にも、少しだけ触れておきましょう。
近くまで行ってみましたが、人気が全く感じられず、いわゆる廃神社と呼ばれるものではないでししょうか。
そうそう、マントを着ている地蔵様と毛糸の帽子を被っている布袋様にはミカンが供えられており、近くの誰かに気遣われている様子が窺えました。
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