2012年2月25日土曜日

長峰公園に牡丹雪が降りました。

25日は天気予報では雨の筈でしたが、大方の予想に反し明け方から午前中に掛けて牡丹(ボタ)雪が降りましたので、押っ取り刀で、市民の憩いの場・長峰公園へ駆けつけてみました。

元々優れた素材の上に雪化粧を施した艶やかな風情に魅せられてか、一時間ほどの間に118回もシャッターを切っていました。今回は、その中から、とっておきの八枚を紹介させていただきます。

ここは日本の都市公園100選(※)にも選ばれている複合型の大規模公園です。
(※)注
栃木県・茨城県での入選は当公園、井頭公園(真岡市)、偕楽園(水戸市)のみ。

春には約150本の桜と約35,000株のつつじが咲き誇り「つつじの郷・矢板」の
所以にもなっています。

写真はエントランス部分に当たり、つつじ群の先の一番高い所に、公園のシンボルタワーが見えています。


牡丹雪を被った桜の姿は五分咲きの頃の姿に良く似ています。

150本の桜の木が自分の花で満開になる頃には、ここ長峰公園は正に春爛漫の景色に変貌します。


公園内には二箇所の子供用広場があり、ここはその内の一つの極く一部です。

どの広場にも大型の遊具が何基も設置
されており、休日ともなれば多くの子供
達で賑わいます。

ここからも降りしきる雪に霞んだシンボルタワーが見えています。


ここは周回コースの帰路に当たり、樅の木を挟んで左側は桜林で右先は公園池になります。


ここは矢板の「水辺景観10選」に入っている公園池です。

雪化粧した五分咲のような桜と濃緑色の美しい池、これ以上の景観が何処にあるでしょうか。


これは公園池の出島です。この池には多くの鯉と何匹かの亀が生息しています。

天気の良い日には、池の中から顔を出している岩山の上で甲羅を干している亀に遭遇することもあります。


公園池の最後になります。ここの鯉は、多分、簡単に釣れるのでしょう。或いは、既に釣った輩が居たのでしょうか。

この池での釣りは禁止する旨、しっかり
看板が立っています。

たまたま公園の入り口付近に釣具店が
あります。勘違いする人への警鐘かもしれません。


ここは周回コースの終点です。左が公園池で右は広大な多目的広場になります。

この広場では、毎年8月の第2土曜日に「矢板ふるさとまつりin長峰」が盛大に催されます。

地域、職域で構成された「踊り連」による流し踊りや、多彩な催し物を見るために
大勢の見物人が集まります。

午前9時。降り積もった雪は気温が高いせいか既に融けかけていました。

長峰公園,川崎城址公園,運動公園,八方ヶ原etc、何れを訪れてみても整備と手入れが良く行き届いて
いることに驚かされます。管理されている人たちに心から感謝したいと思います。

2012年2月18日土曜日

スカイツリーの人気にあやかりたい。

世界一高い自立式電波塔、東京スカイツリーから雪片が降ってくるとの連日の報道に刺激されて、矢板を代表する観光地であり、日光国立公園の一翼を担う八方ヶ原の冬を眺めて来ました。

高速エレベーターこそありませんが市内から高原山を車で上ること20分、東京スカイツリーの約2.5倍の標高に広がる天空の台地には、四季折々、目まぐるしく姿を変える美しい大自然があります。

写真はクリックすると拡大します。

県道30号線を経て56号線に入り市街地から約5分のところ、標識に沿って県民の森・八方ヶ原へと向かいます。

時代劇の撮影でも同じ悩みがあるそうですが、ベストのポジションには、たいてい電柱が立って電線が横切っています。


東京スカイツリーの高さ(634m)を超えたと思われる標高付近から、こんな景色に変わります。

この日は久しぶりに気温が高くなったため路面の雪は溶けていました。


八方ヶ原に到着しました。右へ曲がると山の駅や草原があります。

まっすぐは那須塩原温泉への間道です。
1~3月まで通行止になりますが、春には新緑が芽吹き、夏が終わる頃から屈指の紅葉ロードへと変貌していきます。


この道は八方湖へつながりますが、今は雪が深く、四輪駆動車でも辿りつくことは出来ません。

八方湖は、一般に見られる湖の風景とはまるで異なります。レポートは雪解け後の次の機会に譲ることにいたしましょう。


雪が無ければ、雄大な草原の中に魚の骨のように張り巡らされた遊歩道を散策することが出来ます。

また、近くの展望台からは壮大なパノラマ関東平野が眼下に広がりますが、今回は身動きが取れず、撮れたショットは次の一枚と合わせ二枚しかありません。


白くて広い静寂の世界、訪れた者だけに許された至福の時間です。












多くの人たちが散策を楽しむ春が訪れた時、改めて、賑わいある美しい草原の風景をレポートします。
乞う、ご期待!

2012年2月12日日曜日

8年前のノートパソコンをリニューアル。

2003年にシャープ(株)から発売されたMebius PC-CL1-5CAをホームユースとして購入しました。当初は敏速に動作していましたが、MicrosoftによるUpdateを繰り返しているうちに動作が緩慢になったことより、その後は使用せず放置していました。

写真はクリックすると拡大します。

廃棄を考え改めて眺めてみると、発売後8年も経っているとは見えない洗練されたデザインで、ケースに入れていたせいか、傷も汚れも見当たりません。

電源を入れれば動作しますが、何をするにも一呼吸も二呼吸も置いてから仕事に取りかかり、のんびり進めるという感じでやはり実用になりません。

先ずはリカバリーしてみると 直後は結構サクサク動作しますが、OSをSP3に更新しアプリケーションを導入していくと緩慢になることが判りました。


このパソコンは、性能に関わりのある部品を比較的容易に交換できる構造になっていますので、少し手を加えホームユースとしてストレスを感じないレベルに性能アップできないか、取り組んでみました。

<ハードウェア対策>

これは、パソコンの底部です。

CPUを、1.7Ghzから2.0Ghzに取り替えました。理論的には、もう少し速度の早いCPUに換装できますが入手できませんでした。

 メモリーを、256Mbから768Mbに増強しました。

 HDDを、40Gb 4,200rpmから120Gb
5,400rpmに取り替えました。


<アプリケーションへの配慮>

OSをクリーンインストール(Cドライブを元20GBから30Gbに拡張)後、SECURITY対策として動作が
軽いMicrosoftSecurityEssentialsを導入、且つ、プラウザをMSN版IE8としてインターネット動作時の
高速化を図りました。

<効果確認>

インターネットの動作では、YOMIURI ONLINEの動画が円滑に再生できるようになりました。

USB接続した1400万画素のデジタルカメラからスムーズに画像が取り込め、取り込んだ画像は画像
処理ソフトでストレスなく編集できるようになり、ブログの作成、編集、修正も可能になりました。

ワードなど文書作成ソフトも、勿論、軽快に動きます。

高性能CPUを搭載したディスクトップパソコンに慣れてしまうと、残念ながら「やはり相応に違う」と言わ
ざるを得ませんが、ホームユースのサブ機として使う分には、まだまだ役に立つと評価しました。

2012年2月8日水曜日

矢板の明るい未来を支える礎は揃った。

日常の暮らしの中では個別対応のようにしか見えない都市構造の変化は、実は、先人により策定された都市開発構想(マスタープラン)を基に、その後の市政を預かる人たち(歴代の市長・市議会・関係職員)に
よって見直しと更新が繰り返され、営々と推進されてきた成果が現われているのではないでしょうか。

全体像が見えてくると矢板の未来を支える礎は揃ってきているように感じます。少子高齢化・人口減少が進む中で未曾有の経済危機が叫ばれている今、矢板市の未来が明るいことを願い、不肖あつかましくも
現時点での総括を試みてみました。

1)概要

・旧市街をほぼ真ん中に、住地域と商業地域、工業地域が基本的に分離され、
それぞれ整備が進んでいます。
・インフラの整備、特に近年の道路網の整備には眼を見張るものがあります。
・一般公園、運動公園、文化会館、図書館その他、市民のための社会資本の
充実が図られています。
今後は、産業振興に重きを置き、新たな雇用の創出と既存の雇用の
 拡大を図り、人口を増加させることが重要な課題です。


2)個別検証
大規模住宅地として東町の整備が進行中ですが、ここは市の肝いりで販売が始まった木幡地区の住宅地です。

ここへは、昨年、木幡地区から県道30号線へ抜ける重要な市道として木幡通りが開通しました。

広大な宅地に今は少しの住宅しか建設されていません。この住宅地が満杯になるまでの状況は、景気の動向と人口増加のバロメーターになります。



商業地区としては旧市街と駅東がありますが、ここに来て塩谷病院付近の開発が急激に進んでいます。

木幡通りの開通に伴い、市の中心部や駅東地区との利便性か向上したことより、
木幡地区の住宅化が進めば更に発展の可能性を秘めています。

この地区を含め商業地が繁栄することが人口増加のバロメーターになります。




ここは矢板南産業団地です。税制上や補助などの特典が付加されているにも拘わらず入っている企業は僅かです。

人口増加には新規の企業誘致による雇用創出が効果的と考えられます。









ここでは東北自動車道ともアクセスする国道四号線の四車線化工事中で、間もなく完了する模様です。矢板南産業団地へつながる旧四号線の改良工事は既に完了しています。

高速道路が利用できる上に一般国道の利便性も高いとなれば、企業誘致に当たり強力なセールスポイントになります。

この産業団地を満杯化するため、今後は今以上に人材と予算を集中投入するべきではないでしょうか。


3)思うこと

矢板に限りませんが、これからは六十五歳以上の人たちが増えてきます。政治家も官僚も識者もマスコミまでも高齢化の問題点ばかりを指摘し、前向きに考えようとの議論が少ないのは残念なことです。

起業やら企業の誘致ができたら、六十五歳を超えた人にも、薄くてもいい広く労働とお金が行き渡るようにすれば、買いたいものも行きたいところも見つかり、些かなりとも経済の活性化につながるように思うのですが如何でしょうか。