文献によれば、川崎城跡は南北約1.5km,東西約340mの長い地形で、城郭は時代とともに南端から北へと拡がり、主郭跡の北側に水の手曲輪跡、さらに北側に独立した城郭跡が見られることより、一城別郭の構成だったとされています。
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城郭へ登るルートは表側の南西端と裏側の南北端の二箇所ありますが、今回は表側南西端に設置されている階段から登ってみましょう。
ここは城山の中腹に当たり九十九折になっている階段の最上部です。平地からは30mくらいの高さになり普通の速さで登ってきても相当きつい運動になります。
階段を登りきって目につくのは梅林です。これは梅林の極く一部で未だ蕾の状態ですが、四月になれば一斉に開花することでしょう。
梅林の先に緑が映える一本の大木、丸裸の広葉樹が多い中で良く目立ちます。
この大木の傍の石段を上ると、半月の形をした本丸跡へと続きます。
本丸があった広大な土地には桜の木が巧みに配置されています。
輪切りにした丸太が椅子代わりに置いてあり、あちこちに切り株が残っています。
多分、桜以外の木は巧みに間伐されたと言うべきかもしれません。
広場の向こうには、矢板の街並みがパノ
ラマのように広がっています。
少し角度を変えてみましょう。
藤棚が見えます。
その向こうにも、矢板の街並みが広がります。
絶景です。春には桜が咲き藤の花が咲き
誇ることでしょう。
一部しか掲載できないのが残念ですが、今回は、いつになく多くのシャッターを切っていました。
今後、この場所から撮影することは叶いませんが、今回の締め括りとして、城郭の東北端付近から「ともなり橋」を見下ろした1ショットです。
城跡とか城址と呼ばれる景勝地や公園は全国各地に数多く存在します。ここ川崎城跡公園の整備には
三ヵ年もの年月を要したようですが、これほど手入れの行き届いた景勝地は、そう多くは在りません。
昨年は花見どころではありませんでしたが、今年は、梅や桜が満開の頃には大勢の子供連れで賑わう
ことでしょう。その頃に再び訪れたいと思っています。
私は那須塩原市の住民ですが、川崎城址公園には結構出掛けて駐車場に車を停め、其処からスタートして近隣をウオーキングしたりさせて貰っています。
返信削除昔は鬱蒼とした杉林もあった様に思いますが、3年もの年月を掛け整備されたとは知りませんでした。
年2回ほど実施される公園の下草刈りにも積極的に参加して素晴らしい公園が何時も綺麗に整備されている様協力してますョ。