川崎城跡は平安時代から戦国時代にかけて塩谷地方の北西部を支配した塩谷氏の本拠地で、市民から城山と呼ばれている矢板市屈指の文化遺産です。(尚、2月22日付で掲載しました「川崎城跡は本当に素晴らしい」は、再編集のうえパートⅡとして掲載させていただきます)
先ずは城山の周辺を探索してみましょう。
《画像はクリックすると拡大します》
これは川崎城跡の南半分を「ともなり橋」付近から見上げたもので、川面から主郭跡までの高さは47mとされています。
天然の岩や崖の、急峻な斜面になって
おり、近代兵器が無かった戦国の世では容易には上れなかっただろうことが窺われます。
これは、南端付近を城側の南曲輪跡から見たものです。
ここからは見えませんが、緑の樹木の向こう側が崖になっています。
これは川崎城跡の北半分を宮川から見上げたものです。
北端は岩が剥き出しの断崖絶壁になっており、昔も今も登ることは難しいと思われます。
川面から天辺までは、雄に10~12階建
ビルくらいの高さではないでしょうか。
これは絶壁の部分を南下方から見たものです。この絶壁は何処から見ても迫力があります。
奇抜なアイデアですがロッククライミング実践道場のような、年間を通じて集客できる観光資源として活かす道は無いものでしょうか。
これは城郭の裏側に当たります。天然の斜面や崖ではなく、土塁と呼ばれる人力による大層な土盛りが施されています。
城跡の至るところに桜の木が生えていますが、後世に植えられたものでしょうか、ここでも多く見られます。
土塁の傍を、幅3mくらいの砂利道を挟んで東北自動車道が走っています。
これは、主郭へ通じるエントランスを登らないで直進した場合の砂利道を撮影したもので、右側が土塁、左側が東北自動車道です。
では、この道を先へ進んだら何処へつながっているのでしょうか。
そうです。大方の皆様が予想された通り(市営)城の湯温泉センター前でした。
観光地の要件は素材プラス温泉と宿泊施設に美味しい食事です。そこで、何十年か後には川崎城跡公園と城の湯温泉センターを核に一大レジャーランドが出来上がり、この道が周回コースの一つになっているんじゃないかと夢のようなことを想像しましたが、果たして如何でしょうか。
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