2012年4月10日火曜日

川崎城跡と木幡神社の梅が満開です。

今年は天候が不順で梅の開花が遅れていましたが、ここのところの暖かい気温に反応してか近くの梅が満開になったことより、陽春の10日、川崎城跡公園と木幡神社を訪れてみました。そこには、桜のような華やかさこそありませんが、凛として、淑やかで美しい梅たちの姿がありました。


先ずは、矢板屈指の梅林で知られる川崎城跡公園へ行ってみましょう。

これは南東側からの登り口、階段左側に建っている水車小屋です。

この水車は、水が足りない時には電気で回るハイテクな構造(?)になっています。
                                                         傍らに佇む一本の梅の木が、この風景を引き締めています。


さて、公園へは今回も南東側の階段から
登ってみましょう。

九十九折の階段を130段くらい上がった
ところから沢山の梅が見えます。

息が切れそうになる頃に、やっと梅林へ
到着します。


梅林の入り口に、絵を描いている女性がいました。水彩画のようです。

聞けば、目の前の木がイケメンだそうで
ここが最も良いポジションとのこと

ブログへ掲載することを説明した上、描画中の姿を撮らせていただきました。

写真は一瞬を切り取りますが、絵画は
才能プラス努力と根気だと感じました。


同じシーンを別の角度から切り取ってみましょう。

遠景に赤い花びらの梅ノ木、その背景
にある緑の樹木が色を添えます。

白い花びらと赤い花びらの比率は圧倒
的に白い花びらの方が多く95%くらい
しょうか。



梅林全体を眺めてみましょう。絵を描いている女性の、ほぼ目線に相当します。

街中の梅は赤い花びらが多いように見られますが、ここでは赤い花びらの梅は数えられるほどしかありません。

梅についてWebで調べましたが、色の違いが何なのか良く解りませんでした。
ただ、赤い花が咲いているものは紅梅というようです。




そろそろ最後の階段を登ってみましょう。この階段は30段くらいあります。

ここにも梅があります。白い梅の向こうに赤い梅が見えます。稜線の向こうは市街地側で、その先は崖になっています。








赤い梅の先は城郭の南東端で、断崖になっており、断崖の上に生えている緑の樹木とのコントラストは絶景です。

歩んで来た道を、この場所から振り返ってみましょう。








赤い梅、青い空、緑の立木、そして丸裸の広葉樹が二本、ここからの眺望が最も美しい一押しの梅風景です。

もし真ん中の木と左端の木が桜だとして、桜の花が咲く頃まで梅の花が残っているなら絵になる、いやベストショットになるのにと、つい思ってしまいます。

名残は尽きませんが、そろそろ木幡神社へと移動してみましょう。



ここ国指定の重要文化財である木幡神社には、一本
きりしか見えない白い梅が満開になっていました。

この梅は大きな一本の桜と仲良く並んでいます。先人
は梅の花が散ってから桜の花が咲くよう時間差を考慮
したのでしょうか。













桜の咲く頃に、もう一度、川崎城跡公園と木幡神社をレポートします。
ご期待ください。









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