2012年4月5日木曜日

PCV-W500/W501/W502を高性能化しましょう。

知人より依頼を受け性能向上した筈のPCV-W500が時々全く起動しないとの連絡を受けた為、再診のうえ再処方することにしました。(結果は前回のレポートを上書きするつもりでしたが、4月1日から提供されている更新版ブロガーに不慣れで上書きに失敗しましたので新規のアップになります)


SONY製 PCV-W500は2003年の製造で、発売後9年近く経っていますが、デザインは現在の感覚でも新鮮です。

17.5型のワイド画面ながらキーボードが折りたためるため机の上に置いても邪魔にならず、インテリアとしても上質です。

OSは、Windows XP Home Editionが搭載されています。





電源スイッチを入れてみると確かに起動しません。 BIOSを呼び出しチェックした結果、前回の診断では健康そのものだった筈のHDDが認識されていません。

そこで、HDDを本体から取り外し入念に調べたところ、基板部への電源が時々途絶える、HDD個体の故障と判りました。

その為、付属の起動ディスクと、前回作成していたリカバリディスクを使用して、別のHDDと取り替えることにしました。


HDDを交換するのなら、次いでにCPUも交換したらと、しきりに悪魔が囁きます。

そこで、Celeron2.00 のTDPを勘案しPentium4  (2.4GHz)に換装します。

①はメモリーですが、前回、既にDDR333を外し、DDR400の2枚ざしで1Gbに増強済みです。

②はHDDですが、同じ容量の120Gbに交換します。

③CPUは筐体を完全に分解した上、マザー基板を取り外さないと交換できないため煩雑な作業になります。



これは、このPCに付いていた、交換した旧パーツです。

①はメモリーDDR333(256Mb)です。
②はHDD(120Gb)です。
③はCPU(Celeron2.00 )です。

たいていのパーツは、パソコンショップで入手することができます。(Pentium4 はたまたま二ケ出ていた内の一ケです)




副BIOSを呼び出してPCの動作状態をチェックしてみると、電源ユニット内蔵以外に二個装備してある冷却ファンは何れも正常にコントロールされており、マザー基板、CPUの温度とも安定しています。

さて効果のほどですが、これは体感に差がありますという レベルではありません。そもそも、Pentium 4 (2.4G)はCeleron2.00 より動作周波数が高いばかりでなくキャッシュメモリーが4倍も多いせいか、動作の快適さには天と地ほどの差があります。

追記(2012/5/7); ノースウッドPentium 4 の使用について。
同じ構造・同じマザーボードを使っているPCVシリーズに、Pentium4 (2.66G)を搭載している機種が存在していることが判りました。CPUを換装するスキルをお持ちの方は、 安心して入手可能なグレードに換装ください。因みに2.66GのTDPは66.1Wですが、その上の2.8Gでも68Wで僅か2Wしか違いませんので支障なく使えるのではないかと予想しています。

追記(2012/7/27) ;  PCV-W501, PCV-W502について。
搭載されているCPUは、PCV-W501, PCV-W502ともCeleronです。上記PCV-W500と同じ対応により相応の効果が期待されます。

追記(2012/8/14) ;  PCV-W500にWindows Vista をクリーンインストールしてみました。
Windows XPのサポート期間が二年を切ったことより、知人からPCV-W500に Windows Vistaを導入できないかと相談がありました。メーカーのHP上ではシステムパーテーションの拡張とメモリーの増強で可能なような記載がありますので、 CPUを2.66GHzに換装し メモリーを1.5Gbに増強のうえクリーンインストールしてみました。
http://omoitsukisimotsuke.blogspot.jp/2012/08/pcv-w500windowsvista.html
ワイド画面に期待される方は、次のアップクレードインストールをお奨めします。

追記(2012/09/21) ; PCV-W500にWindows Vista をアップグレードインストールしました。
「VAIO Vista アップグレードユーティリティTOOL」(メーカーHPより無償で入手)を使ってアップグレードインストールした結果をレポート(下記URL)しました。 このTOOLを使えばOSは製品版でもDSP版でもインストール可能です。
ワイド画面で、PCとしての基本機能と基本性能が確保できました。
http://omoitsukisimotsuke.blogspot.jp/2012/09/pcv-w500-w501-w502vista.html



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