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PowerShot pro1はデジタル一眼レフEOS 10Dが発売された翌年の2004年 3月に発売されました。
デジタル一眼レフに良く似た形ですが一眼レフより一回り小さくペンタ部が無いのが見た目の違いです。
PowerShot pro1の実勢価格は前年の8月に発売された初代EOS KISSデジタル(レンズ付)と、ほぼ同額でした。
レンズは描写性能に優れたL(Luxury)レンズ、28mm(F2.4)~200mm(F3.5)の7倍ズームが搭載されています。
オートフォーカスはフロントパッシブ方式とCCD コントラスト方式の二つが連動し高速で動作します。
軍艦部の周辺には、ホップアップ式のフラッシュやホットシューなど、一眼レフ並の機能が網羅されています。
ズームの調整は同社独自の超音波モーター駆動方式により、類例が無い快適な操作感を味わうことが出来ます。
本機のファインダーは、バリアブル方式の液晶パネルの他、電子式のビューファインダーが備わっています。
筆者は電子式ビューファインダーを覗くのが楽しく、液晶パネルは低い目線で撮影したい場合しか使いません。
このビューファインダーのアイピースは特大の天然ゴム製で、眼鏡を掛けていても違和感なく使えます。
それは、当時のCCDのASA値が低く、幾ら明るいレンズが搭載されていても暗い場面で制約が生じることです。
筆者は、内臓フラッシュで心許ないと判断した場面では超小型の外付フラッシュCANON 90EXを装着します。
これは、更にSDアダプターを介せばマイクロSDカードをも使えるという後付けのギミックです。
そこで、本機を休眠中のSONY製ハンディカム用ショルダーバッグに入れてみると実に良い案配に納まりました。
デジタル一眼レフは見てくれが良く性能も最高ですが、携行する際も撮影する際も大きくて重いのが負担です。PowerShot pro1 は一眼レフに匹敵する高性能ながらコンパクトで軽いためハイアマチュアに適し、勿論、コレクターには外せない逸品と言えるでしょう。
PowerShot pro1で撮影した作品例
沢観音寺の観音様
★この抜けるようなクリアな画質がPowerShot pro1の特徴です。デジタルカメラの画質は、
搭載されているレンズとイメージセンサー+画像処理エンジンの性能で決まります。
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【2020/02/08追記】
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