2020年10月4日日曜日

今時、VAIO VPC-L14AHJをWindows10へアップグレードしました。

Windows7のサポート終了によりWindows10へアップグレードしたVAIO VPC-L14AHJの動作が緩慢なので診て欲しいとのサポート要請があり診断しました。

《画像はクリックすると拡大します》
VAIO VPC-L14AHJは2010年に発売
された、高性能ディスプレイ一体型
ディスクトップパソコンです

24型のディスプレイ、4コアのCPU、地デジ/BS/CSチューナー、DVD/BD光学ドライブが搭載されています。





【検証】
・当モデルはメーカーによるWindows10への対象になっていないせいか、Windows7
 時のグラフィクスドライバーを引き継いでおらず、汎用のドライバーもリストアップ
 されず、マイクロソフト基本ディスプレイアダプターで動作しています。

【対応策1】
・VAIOのパソコンには、Cドライブのドライバーフォルダーの中に当該モデルのオリジ
 ナルドライバーが格納されていますので、先ず、ここのグラフィックスドライバー
 インストールしてみます。

マイクロソフト基本アダプターに比較すると大幅な性能アップですが、windows7用
 をWindws10に充てているせいか特にyouTubeの高画質動画の再生は無理なようで、 
 CPU負担が大きいのも気懸かりです

【対応策2】
・下記URL(※1)から、本機に搭載されているグラフィクスデバイス(NVIDIA GeForce
    GT 330M GPU)に適応するWindows10のグラフィックスドライバー(ノートブックの
 ダウンロードドライバーと案内されている方)導入します。

・このドライバーのIDリストには当パソコンに搭載されているデバイスのIDが登録され
 ていない為、導入前の作業として、展開されたドライバーファイル内の複数個所に当
 デバイスのIDを新たに書き加える必要があります。
 導入作業の詳細は以下のURL(※2)を参照ください。

対応策1では高画質動画再生時のCPUの使用率が50%前後だったものが15%前後に、
 動作周波数も2.5Ghz前後だったものが2.0GhZ前後に改善され、体感性能が飛躍的に
 向上しました。

(※2)註;
    https://ameblo.jp/free7free/entry-12561282013.html

【対応策3】
対応策2の完了後、オーナーから更なる性能向上の要望がありましたのでHDDをSSDに取り
換えますが、この機会に、現時点に於けるWindows7をリカバリーし即Windows10へアップ
グレードインストールする作業過程をレポートします。

・本機は裏蓋を取り外さないでHDD(3.5インチ)をSSD(2.5インチ)に交換することができます。

本機を支えるステーのビス4本を取り外し力任せにステーを剝がします。







チューナー基板を逃がしHDD取り付け金具を外しHDDを抜き取ります。






SSDは、HDD取り付け金具の通風孔2個所を利用しビス止めします。










【作業過程】
①HDDをSSDに取り換える前にリカバリーディスク(DVD三枚)を作成します。
②取り換えたSSDに、リカバリーディスクを使ってWindows7を移植します。
③このWindows7は初期バージョンですが、SP1を導入しなくてもISOファイル(DVD)を
 使えばWindows10へアップグレードインストールが可能です。
④最後に、上記の対応策2を行いWindows10のグラフィックスドライバーを導入します。

【総括】
HDDをSSDに入れ換えWindows10へアップグレードしたVPC-L14GHJは、最新のパソコンと
比べても遜色が無い性能に生まれ変わりました。初期バージョンのWindows7を搭載したパソ
コンをお持ちの方の参考になれば幸いです。













2020年8月20日木曜日

VAIOをWindows7からWindows10にアップデートするとDVDが再生できなくなる事象の対応策を伝授します。

友人から、VAIOノートパソコンVPCCB19FJをWindows7からWindows10へアップデート
したらBD/DVDソフトが使えなくなったと支援を求められましたので診断しました。ネット
上にも同じ情報が散見されますが、無料ソフトの紹介程度しか策は示されていません。

《画像はクリックすると拡大します》      

VAIO VPCCB19FJは、2011年の
2月発売されたモデルですが、
Windows10へのアップグレード
対応機種ではないようです。

西欧のアンティークな陶磁器

彷彿させるデザインは、卓上
装飾用としても末永く留め置き
たい風格を備えています 

 
  SONY製品に限らず、Windows10に
  公式に対応されていない製品であっ
  ても何ら問題なく動作している例は
  多々あります。

  本機についても、簡易チェック
では
  「BDかDVDの再生時に画像がない
   不具合」以外の問題点は皆無と診断
   しました。


《検証》
・OSと其れ以外を切り分けるためWindows10を別のHDDにクリーンインストールし、
 PowerDVDを導入してみるも事象(音声は出るが画像が出ない)は改善しません。

・WinDVDでも状況は同じですが、無料のVLCプレーヤーやGOMプレーヤーは正常に
 動作します。本機をWindows10にアップグレードしたことが要因と判断しました。

・以上のことからは幾ら考えても原因が判らないため、面倒ですがリカバリー領域
 使って一旦Windows7に戻し、改めて(ISOイメージのDVDを使って)Windows10
    アップグレードインストールし、移行過程をチェックしてみました。

・すると、アップグレードインストールは何のトラブルも無く完了しましたが、通常、
 Windows10の初起動時にはWindows7のグラフィックドライバーが引き継がれて
 いる筈なのに、Microsoft基本ディスプレイアダプターで動作していました。

 ・やがて、グラフィックドライバーの自動検索が始まりWindows10の汎用 Radeon 
   HD 7400M(クリーンインストール同じもの)がインストー されました。
 ⇒つまり、Windows10にアップグレードされた本機はVPCCB19FJ用にカスタマイズ
   されたドライバーで動作 していたのでなかったことが判明しました

   ・そこで、改めて画面を仔細に観察すると、明るさの調整がスムースに出来ないのと
 丁寧に調整しても適切なコントラストが得られ難いことが判りました。
    ⇒Windous10上で動作するVpccb19FJ用のカスタムグラフィックドライバーを導入
  できれば、DVDの再生不具合も含め解決するのではないかと診たてました。

《対応策》
SONY HPの中にVPCCB19Fjなどの
Windows8用AMD HD 6370Mが用意
されています(※1)

Windows10上で、このドライバーを
インストールすると、Power DVDが
正常に動作するようになりました。




  
  (※1)註;
   https://www.sony.jp/support/vaio/download/EP0000600922.html

なお、Windows7の環境時にVAIO UpdateによるBIOSの更新が済んでいない個体は、
この際BIOSのUpdateをお奨めします。USB端子の機能がグラフィックドライバーの
表示関係しているようで、SONYではUpdateを推奨(※2)しています。

(※2)註;
  https://www.sony.jp/support/vaio/download/EP0000600372.html

《追記》
  この機種以外でも同じ原因・事象のものが有るのではないでしょうか。
  お役に立てれば幸いです。

《余談》
・ノートパソコンが世に出た頃は、輝度と音量を物理的に調整できるコントロール
 ボリュームが付いていましたが、いつの間にかキーボードからコントロールす
 方式が一般的になりました。

・このことが、ノートパソコンWindows10をクリーンインストールした際に

 「輝度をコントロール出来ない不都合」を生む結果になっています。そんな訳で
    アップグレードインストールはWindows10への適切な移行手段と言えます。


【関連情報】
omoitsukisimotsuke.blogspot.com/2020/10/vaio-vpc-l14ahjwindows10.html

 




 

2020年7月24日金曜日

長峰公園と東町公民館の花壇がビューティフルです。

七月の四連休を前に東町公民館と長峰公園に設えてある花壇の手入れが行われ、今が旬の花々が訪れた人たちの目を楽しませています。パブリックゾーンの環境保全に携わっておられる行政の皆さま方、並びに関係市民の皆さまに心より感謝いたします。

《画像はクリックすると拡大します》

東町公民館の駐車場は矢板東高校の北側市道に接しています。





東町(自治)公民館は駐車場の先、市道を挟んだ目の前です。










花壇は前庭の7~8割を占めていて庭=花壇と言った状態です。










エントランスを通って公民館の玄関から花壇を見てみましょう。









花壇内の一角に木製の椅子とテーブルが置いてあります。









長峰公園は日本の都市公園100選に名を連ねる天下の名園です。



少し角度を変えて観ると、花壇は三つの山で構成されています。








この花の山を公園内の道路から観察してみましょう。









括りは遊歩道から広場へ降りる階段の両側に設えてある花壇です。










JR片岡駅の西口広場に素敵な花壇がありますので下見に出かけてみましたが、この時期に咲く花は植えられていないようで今回は紹介できませんでした。



【2020/07/25追記】

泉小学校の、スクールバス駐車場の傍で見つけました。









小振りですが、ユニークでビューティフルな花壇です。













【2020/08/30追記】
当レビューから一か月になりますが、最近発刊された域内コミュニティ誌に掲載されていた成田ハッピー公園の花壇を訪ねてみました。

ハイカラな看板が立っている為、すぐに見つかりました。










この時期は花壇の花々が元気ですが、雑草も元気なので厄介です。




















2020年7月11日土曜日

マニアの心を忘れたカメラメーカーは淘汰される。

縮小均衡化の流れが止まらなくなった昨今のデジカメ市場(※)の中にあって、各カメラメーカーとも少なくなったパイの争奪に向け熾烈な生き残り競争を繰り広げています。一方、購買者側ではスマホとデジカメの棲み分けが顕著になり、今やスマホは万人の認める生活必需品として認知され、デジカメは高尚な趣味の対象へと回帰しつつあります。

《画像はクリックすると拡大します》
画像は、左がミノルタ初の一眼レフSR1、右がオリンパス製のミラーレス一眼E-PL7です。

SR1は1959年、E-PL7は2014年の発売ですが、雰囲気が良く似ていると思いませんか。

後方から見ても何処か似ているでしょう。
どちらも精密・緻密感に溢れています。

どちらも外装は金属で、PL7は(内蔵ではありませんが)覗き型ファインダーを付けられます。




SR1を2012年SONY製のNEX7に差し替えてみます。E-PL7の雰囲気と良く似ています。

NEX7も金属外装で精密・緻密感に満ちていますが、ブラック仕様しかありません。



NEX7は軍艦部の右端に二つの(調整用の)骨太なダイヤルが並んでいるのが特徴です。

この斬新なデザインは後継機種のα6000シリーズに継承され今も好評のようです。




E-PL7を、2014年SONY製の高級コンデジDSC-XR100に差し替えてみましょう。

金属外装で、1.0型センサー、F1.8レンズを搭載した、正にマニアを意識した仕様です。
NEX7には2470万画素のセンサーが、XR100には2020万画素のセンサーが採用されています。

両機種とも、画素数に相応しい極めて高解像かつ高品位な画像が得られます







時代が代わろうとも、フィルムカメラがデジタルカメラに代わろうとも、カメラは高尚な趣味の対象と再認識できているメーカーは真のカメラファンにまで見捨てられることは無いでしょう。
真のカメラファンは高級デジカメがコモディティ化しないことを願っているからです。

追記;
今回、精密・緻密感に満ちたデジカメの代表例としてE-PL7,  NEX7,  RX100の3機種を取り挙げましたが、E-PL系のモデルはE-PL7の後衛モデルE-PL8以降から全て外装がEPに変更され、 外付けビューファインダーも取り付けられなくなりました。果たして・・・?。



(※)註; ご参考

ずっと昔、カメラは宝物のような存在で高くて当たり前でした。

そして今、したたかなメーカーは高級化路線へ舵を切っています。







元データ;  カメラ映像機器工業会












2020年7月2日木曜日

”2020” コロナ禍でも矢板のアジサイは頑張っていた。

今なおコロナの影が付きまとう鬱陶しい梅空の時節なれど、気付かずに二年前に撮り零していた長峰公園のアジサイ(※)を 今年はシッカリ撮って、その足で、「沢観音寺のアジサイに異変」との風評を確かめるべく黄金(色)の観音様で有名な沢観音寺へ行ってみました。

《画像はクリックすると拡大します》
先ずは、二年前に見逃していた長峰公園内の「ちびっ子広場」です。

ベンチ
の先に、鋳物で造られたライオン君とラクダ君が居ます。

ここを、向こうに見える陸橋(国道)上から眺めてみましょう。

静寂な風景です。早くマスクが要らない生活に戻りたいものです。


 




もう少しライオン君とラクダ君に近づいてみましょう。

ここがアジサイ群の起点で、左方へ向かって延びています。






ここは何度も訪れライオン君とラクダ君には気付いていましたが・・

こんなに目立つ花でも咲いてないと眼底に残らないようです。






このアジサイの帯の中は意外と奥行きが深いことに驚かされます。

アジサイは「ちびっ子広場」の外れ、蓮池の入り口まで続いています。






丁寧に雑草が刈り取られ、管理が行き届いていることが窺えます。

同じ土壌(pH)なのに、何故か青い花や白い花が混在しています。







目線を高くするとアジサイ群のボリュームの大きさが解ります。

何度も訪れながら今まで知らなかった不明が何とも恥ずかしい。






アジサイ群の先端付近蓮池の近くまで歩いてきました。

先に見えている大木の向こうから振り返ってみましょう。







このアジサイロードの素晴らしいこと解っていただけましたか。

ここのアジサイを知らなかった人、今から出掛けてみませんか。








次は、沢観音寺の駐車場から観音堂へ向かう参道の様子です。

何と両側にビッシリ植えてあったアジサイの影も形もありません。







近年は元気がありませんでしたから、養生中なのかもしれません。

そんな訳で今回は観音様が主役でアジサイは脇役(引き立て役)です。






近くに咲いていた別のアジサイの傍から観音様の姿を、もう一枚。

ここの観音様は、この位置からの横顔が最も美しいと思います。
観音様の後方にも小振りなアジサイが咲いていました。

思いだした翌日の撮影ですが、失礼して後方から更に一枚。










(※)註;
https://omoitsukisimotsuke.blogspot.com/2018/06/blog-post.html



【2020/07/03追記】 
今年は、寺山観音寺の参道に咲いているアジサイが凄かった。











今年は、境内の前に咲いているアジサイも凄かった。












今年は、兵庫畑(棚田)の川向かいに植えてあるアジサイも凄かった。





























2020年4月8日水曜日

2020年 枝垂桜 inYAITA

新型コロナの災禍にあっても矢板市内の桜は今年も元気いっぱいです。誰も居ない静寂の早朝、今回は市内の公共の地や民間の地で見つけた枝垂桜に的を絞って紹介いたしましょう。

《画像はクリックすると拡大します》

先ずは矢板の名勝、沢観音寺です。












ここの桜は全て枝垂桜です。












市内の民間企業の門前で見つけました。












市内の民家の庭先で見つけました。









市内の小川沿いの民家で見つけました。












国道4号線沿い旧奥州街道跡で見つけました。












川崎城址公園の駐車場で見つけました。












矢板の名勝、長興寺の枝垂桜です












壮大な枝振りに目を奪われます。












天下の名園、長峰公園内の枝垂桜です。












対面から、もう一枚。














ひと時、新型コロナのことなど忘れてしまいましょう。



【2020/04/14追記】

何故か先日のロケーション時には沢観音寺の枝垂桜に一本だけ7分咲のものがあったことより、前日から台風なみの強風が吹きすさぶ14日の早朝、再集録してきました。

件の枝垂桜は、参道の最奥部で七福神に見守られて今が満開です。