今年は公園の藤棚は全くの不作です。花が付いていないものや、付いていても葉ばかり目立つのは何故でしょうか。そこで、少しでも華やかに開花した藤は見つからないものかと近郊を含め探索してみました。
《画像はクリックすると拡大します》
長峰公園や川崎城跡公園の藤棚が寂しい中で、ここ澤観音寺の藤だけは賑やかに咲き誇っていました。
ここは、藤の花ばかりではなく蓮の花や枝垂れざくら牡丹などが、次々に開花する、花の名所です。
また、澤観音寺と言えば金色の観音様が有名で、夕暮れ時ともなれば西日に反射しキラキラ輝く御姿を見ることができます。
藤棚の支えが物干し竿のような鉄棒で作られているのは愛嬌でしょうか。
鉄棒が目立たないよう一番眺めの良いところをアップで切り取ってみました。
藤の学名はWisteria floribundaだそうですが、これが本来の藤の姿ではないでしょうか。
ここからは、クヌギやら松の木やらの立ち木に巻きついている山藤(ヤマフジ)を何点か見てみましょう。
この藤は、運動公園の入り口近くの小川の畔で見つけました。華やかさこそありませんが懸命に咲いています。
この藤は、郊外の、田園の先の、森の中に咲いていました。
近くで観察したいと思いましたが道は見つからず、久しぶりに望遠でのショットになりました。
花の位置からすると、中くらいの高さの木に巻きついていて、てっぺん付近から顔だけ出している様に見えます。
この藤は郊外の平地で見つけました。一本の小さな立ち木に、巻きついているというより負ぶさって咲いていました。
藤も木も心なしか元気が無いように見えたのは残念です。
傍には、やはり元気の無いツツジが一本、ぽつんと咲いていました。
次は、木幡神社に程近い松林の大きな松の木に巻きついた藤の花です。
高さ15mはあろうかと思われる松の大木の、てっぺん付近まで巻きついている様子を、近くを通る度に、凄いなあと思っていました。
藤の花が鮮やかな紫色をしている期間は
ほんの少しです。あっと気が付いたら白く
変色しています。
今年こそはと狙っていた甲斐があって、やっと旬の姿を捕捉することができました。
昨年は、もっと色鮮やかだったような気がしますが、今年の花も、下から上まで房が付いていて壮観です。
締め括りに、矢板市ツツジまつりin長峰公園(その2)に掲載済のチビッコ広場の藤棚を再度アップします。
見るからに骨太の根元。豊かに広がった枝葉から垂れ下がった紫の花房。
房の数は少ないですが、ピンクのツツジとのコンビネーションが、とても印象的でした。
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