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その薄い構造(形状)から、SONYでは「板パソコン」と呼称していました。
パネルがアルミニュウムの一枚板を切り出したような質感に仕上がっています。
付属の無線式キーボードには、本物のアルミニュウム板が貼ってあります。
このチラシは、取り扱い説明書などと共に本体に同梱されているものです。
このパソコンには多くの機能が付加されていますが、「Windows Vista の動作を保証する」と記載されています。
しかしXPに不満は無くサポートが終わるまで使い続け、この4月にWindows 7を導入するも、動作が重く、一部の機能が使えないと言う訴えです。
主な仕様は次の通りです。
①CPU⇒Core Duo T2300Mobile(2Core 1.66GHz)
②RAM⇒DDR2-667(512Mb)
③光学ドライブ⇒DVDマルチ
④HDD⇒SATA 200Gb(7200回転)
⑤画面解像度⇒19インチ1680x1050
本体の裏キャビネットは、美観上と静音対策上か、二重構造になっています。
分解は簡単で、先ず脚を外してから、裏キャビネットの全てのビスを緩めます。
ビスが完全に緩んだら、ビスを抜き取らずに、裏キャビネットを取り外します。
ビスを抜いてしまったら、何処に付いていたビスか判別が困難になります。
ハード上のグレードアップは、次の3点について換装します。
①CPU⇒Core Duo T2600Mobile(2Core 2.16GHz)
②RAM⇒DDR2-667(1Gb×2 計2Gb)
③HDD⇒SATA 500Gb(7200回転)
CPUとHDD換装のポイントは、取り外したビスは必ず元の所へ戻すことです。
⇒シグソーは楽しい! 頑張りましょう。
では、換装後のエクスペリエンスインデックスを見てみましょう。
このタイプで、この数値であれば家庭用パソコンとして充分な性能と言えます。
《付記》
2006年に発売されたパソコンとはとても思えない精緻かつ艶やかな発色の液晶パネルが搭載されています。
以上でハードウェアのグレードアップは完了ですが、残念ながらWindows7がクリーンインストールされている今回の環境ではメーカー独自機能は動作しません。(Windows7上で動作するメーカー独自のドライバー及びシステムアプリケーションが必要です)
【2014/12/18追記】
メーカーの仕様ではRAMは最大2Gbまでとなっていますが4Gb(2Gb+2Gb)に換装してみました。
4Gb(2.99Gb使用可能)と表示され、グラフィックス系の値が向上して、YouTube上のフルHD動画が再生できます。
【2014/12/19追記】
ふと、リカバリディスクを使い元のWindows XPに戻してからWindows Vista で上書きインストールし、更にWindows7で上書きインストールすれば、Windows7上で全ての機能が動作するのではないかとの思いに至りましたが、試してみる時間的な余裕がありません。
【2015/05/04追記】
連休を利用し、やってみました。下記の手順で作業することにより、全アプリケーションソフトと全ドライバーがWindows7上へ移行されました。
①リカバリしてWindows XPに戻す。
②VAIO Vista アップグレードユーティリティ(※1)を使ってVista にアップグレードする。
③アップグレードした Vistaに、Windows7で(通常の方法で)上書きインストールする。
(※1)註; このURL(http://vcl.vaio.sony.co.jp/vavu/index.html)からダウンロードします。
このユーティリティを使うことにより、BIOSも最新版にUpdateされます。
Vista は中継ツールに使うだけですから認証を受ける必要はありません。
尚、リカバリしたWindows XPを、製品版のVistaで上書きインストールした場合は、VAIO独自の機能が全く動作しませんでした。
【2015/06/03追記】
Microsoftから、7月29日にWindows 10 をリリースすると発表(※2)されました。
Windows7 とWindows8.1を使っているユーザーは、公開後1年間に限り無償でアップグレード出来ると表明されていますので、Windows7にアップグレードされた方は最も適切な時期に最も適切な方法でWindows 10 にアップグレードしましょう。
(※2)註;
http://www.microsoft.com/ja-jp/windows/features
【2015/11/13追記】
VAIO VGC-LA70Bの、Windows7 からWindows 10 への上書きインストール方法は下記(※3)をご参照ください。
(※3)註;
http://omoitsukisimotsuke.blogspot.jp/2015/05/windows10.html