2013年3月27日水曜日

川崎城跡公園の梅林が見ごろを迎えました。

今年も川崎城跡公園と木幡神社の梅が見ごろになりました。昨年は梅の見ごろが終わりを告げる頃には桜の開花が始まっていましたので、本年も先ずは「梅の風景」から紹介いたしましょう。

【画像はクリックすると拡大します】

ここは公園の南東端、城山へ上る階段の傍に在る水車小屋です。

梅は、ほぼ満開です。

水車は樋から流れ落ちる水の量に合わせて、ゆるりゆるりと回っています。




のどかに回っている水車を側面から見てみましょう。

誰が考えたのか、水車小屋と一本梅の組み合わせはベストマッチングです。





九十九折り階段を登って行くと南曲輪(※)が見えてきます。

ここは一面に梅が植えられており、正に一大梅林を構成しています。

()註; 防御陣地・建造物が在った区画であり、兵の駐屯施設だった。


南曲輪を、真向かい方向から見た花の様子です。

白い花は未だ八分咲くらいですが、赤い花は盛りを過ぎています。




赤い花の付近をアップで一枚。白と赤のハーモニーは如何ですか。










南曲輪の一段上で、東屋(※)が置かれている場所です。

遊歩道に沿って植えられた梅の先に東屋が見えています。

(※)註; 「東屋」とは庭園などに眺望、休憩などの目的で設置 される簡素な建屋だそうです。


東屋から一の堀を展望したものです。ここにも赤い梅が咲いていました。

一の堀から右上へ石段を登り尽きると主郭です。主郭の桜林は間もなく開花の時期を迎えます。



帰り途は木幡神社へ寄り道します。

満開の梅の木の後ろに控えているのは桜の木です。

ここでは、まだ梅の花が残っている時に、桜の花が咲き始める風景を同じ時間軸で見ることが出来ます。




今回、ワイド画面化(HD画角を採用)してみましたが、ご堪能いただけましたか?



2013年3月12日火曜日

琵琶池のコハクチョウは間もなく旅立ちです。

コハクチョウが琵琶池に飛来し早くも半年が過ぎようとしています。ここのところの気温が15℃を超す日も
あり、そろそろかなあと思いつつも、いつ発つのか連絡がある筈もなく全く判りません。そこで様子を見に
行ってきました。

【下記URLは2012/12/16に訪れた時の様子です】
http://omoitsukisimotsuke.blogspot.jp/2012/12/blog-post_16.html

《画像はクリックすると拡大します》

居ました居ました。 コハクチョウさんと鴨さんが仲良く浮かんでいます。

だけど、先に訪れた時の賑やかさはなく明らかに静寂感が漂っています。






コハクチョウさんが、思い思いの方向に向かって、
くつろいでいます。

先に訪れた時には8羽でしたが、今は10羽に増えています。








鴨さんは、明らかに少なく五分の一くらいに減っています。

鴨さんも渡り鳥ですから、
既に旅立った忙しない鴨
さんも居るようです。







しばらくは、お目にかかれませんから、コハクチョウさんを近くで見てみましょう。

長旅を前に羽の手入れをしているのでしょうか。
可愛いですね。






同じアングルを、もう一枚。先に訪れた時より逞しく感じます。

向こうにツガイでしょうか。全く同じタイミングで潜っています。

鳥って、コハクチョウさんに限らず、本当に仲が良いんですね。



こんな、のどかなシーンが見られるのも今シーズンはあと僅かでしょうね。












何百トンもの飛行機が空を飛ぶのは理屈を超えた驚きですが、こんな華奢なコハクチョウが何百キロもの大海原を超えて北に帰ることは、驚きを超えて不思議の一言に尽きます。
今年の秋も、この池を訪れます。








2013年3月4日月曜日

豪雪・猛吹雪に有効なスノーシェルターを紹介します。

北海道や本州の日本海側では、今冬は例年に無く豪雪だと連日のように報道されています。 豪雪や猛吹雪時の効果的な対策として、何年か前に稚内を訪れた際に知ったスノーシェルターを紹介します
国は、このような重要な施設にこそ、いの一番に財政出動(拡充)するべきではないでしょょうか?

代表的なスノーシェルターの例

稚内へ旅した時、その人は自動車販売店を呼びつけ、血相を変えて怒鳴りつけて
いました。

聞けば、彼の自家用車は一旦エンジンを止めると、時々再起動できないことが問題のようでした。

何だ、時々なら、そんなに怒らなくても良いではないかと思い咎めました。




彼の説明では、「この辺では大雪や吹雪になれば見る見るうちに自動車が雪に埋もれてしまう。 その為、大小いくつものスノーシェルターが設置されており、走っている自動車は先ずは近くのシェルターへ避難する。 稀にでもエンジンがかからないことがあると命にかかわる」と息巻いていました。



2013年2月9日土曜日

ギミックなディスプレイLG製E2250を紹介しましょう。

パソコンのディスプレイは、テレビと違って構造もスタイルも至ってシンプルなのが普通ですが、LG製のE2250は数少ない変わり種と思われますので紹介しましょう。

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ディスクトップは嵌め込み画像です。

E2250は、2010年に LGエレクトロニクスJAPANから発売された、フルHD画質に
対応した21.5型ディスプレイです

フロントカバーの下部が他の部分より広く
なっていることより、一見するとスピーカー
を前面に装備したテレビのようです。

画面を調整する際は、フロントカバー下部
LG ロゴマーク右側の、タッチパネル上の
光っている点々を指先で軽く触れます。




背面のインターフェイス部分とスタンド取り付け部を見てみましょう。背面も前面と同じく鏡面(ピアノブラック)仕上げです。

仕様の特徴としては、スピーカーが装備されていないのにヘッドフォン端子が付いていることです。

HDMI端子を使用する際に、この端子からヘッドフォンもしくは外部スピーカーへ接続します。

スタンドの底部に付いているネジを取り外すと、スタンド部と本体を分離することができます。



スタンドを取り外した状態を横から見たものです。バックライトにLEDを採用しているため最薄部は17.5mmしかありません。

アームのボタンを押しながら上下に動かすと、本体の傾斜角を調整することができます。

本体の底辺に薄いゴム足が付いており、このように直置した場合の安定化が図られています。




ディスクトップは嵌め込み画像です。


スタンドを取り外した時の姿は、フルスケールの黒いキーボードと組み合わせると、あたかも大型ノートパソコンのような雰囲気になります。

本題から外れますが、このキーボードは2006年頃に発売されたDELLパソコンの同梱物(専用品)です。

やたらとボタンが目立つ独特のデザインに惹かれ、近くの量販店様を経由し部品として手に入れました。








当ディスプレイは画質調整機能が豊富ですが、いろいろ触ってみた結果、色温度を好みに設定したら、
後は輝度をオートにしてコントラストのみ手動で調整する使い方がベストです。

【14/06/23追記】
この個体だけかもしれませんが、一旦、解像度を低く設定すると、1920×1080に戻した際に画面が上下に微振動する(滲む)ようになりました。思考錯誤した結果、デバイスマネジャーからディスプレイドライバーを削除してからパソコンを再起動すれば、ディスプレイドライバーが再インストールされて正常な表示に戻ることが判りました。





2013年1月27日日曜日

川崎城跡を朝来の竹田城跡と比べてみよう。


何日かぶりに新雪が舞った27日の早朝、川崎城跡へ出掛け、掃いて捨てるほど沢山の靴跡を公園中に振り撒いて来ました。人気こそ売り出し中の竹田城跡には敵いませんが、本来の機能に於いては勝るとも劣るものではないとの思いを改めて強くした楽しい「ひととき」でした

《画像はクリックすると拡大します》

先ずは丘陵の東側から川崎城跡の全体像を眺めてみましょう。

雪は2cmくらいしか積っていませんでしたが、朝陽に反射し、しっかり黄金色に輝いています。

主郭と平地との標高差が47m、その南東端と北東端は厳しい天然の断崖絶壁になっています。



案内図は、ブログ用に、一部、加筆しています。
これは、矢板市役所が公園の正面昇り口に立てている案内図(看板)です。

並んでいる別の看板には、規模は南北に1.5km, 東西に340m、面積は6haと記載されています。

至る所に階段が設置されていることより、郭ごとの高低差が大きい、立体的な城郭だったことが窺われます。


では、当看板の立っている正面入口(公園西側)から昇ってみましょう。

いつ来ても良く管理・整備されていますが、特に、この時期にはチリひとつ落ちていません。





順路に沿ってスロープを昇っていくと、やがて南曲輪()が見えてきます。

()註; 防御陣地・建造物が在った区画であり、兵の駐屯施設。

無数の梅の木が林立しており、春には一面が梅の花で埋まります。



階段を使って昇った、一段上にある 「あずまや()」付近です。

(※)註; 「あずまや」とは庭園などに眺望、休憩などの目的で設置 される簡素な建屋だそうです。

ここにも無数の梅が植えられており、「あずまや」からは南東端の断崖の様子が間近で見られます。


続いて主郭(本丸)へ通じる階段へと歩を進めます。

ここの大木は、いつ見ても迫力があります。一本の木と思いきや実は二本の幹が仲良く並んでいます。

右手前の石垣は、後世に造営されたものと見立てています。



階段を上り尽きると、主郭であり、その先には矢板の市街が広がっています。

主郭は桜林となっており春には家族連れの花見客で賑わいます。



主郭の北西端から二の丸を眺望しました。二の丸の先に三の丸がありますが、ここからは見えません。

二の丸へは、階段伝いに一の堀へ下り、堀の底を歩いて次の階段を昇らなければ行けません。

遠くに見えているのは那須連山です。


ここは一の堀の北端部の、堀の底です。堀に水は無く空堀(乾堀)と呼ばれます。

右側の高い崖が主郭(本丸)で、左上に見えているのが二の丸になります。






 
嵌め込み画像は以前に撮影していたものです。
三の丸はスキップし主郭へ戻り、次は主郭の延長線上、城郭の最東北端付近です。

両側とも崖の、この狭い一本道を進むと三角点を示す標識が立っています。

その先は断崖絶壁です。積雪時は怖くて進むことが出来ません。



これは、三角点付近を断崖側から見たものです。絶壁の高さは、優に十階建のビルくらいあります。

ここから落ちたら大変だと思っていましたが、竹田城跡の石垣から落ちても「おおごと」は同じです。

魅力的な撮影ポイントへ近づく際のリスクは、自己責任に帰することを自覚しておきましょう。

お終いは、木造の太鼓橋「ともなり橋」付近から南東端を見たショットです。

城山へは、九十九折りの手摺り階段を使えば、こちら側からも昇ることが出来ます。








川崎城跡公園へのアクセス道路の一つ、県道30号線バイパスの整備が旧ピッチで進んでいます。アベノミクス効果が浸透すれば完成は予定より早くなるかもしれません。いつの日か、当城跡もブレイクする日が来るものと心から期待しています。


竹田城跡とは?

和田山町観光協会HPから抜粋・引用しています。
竹田城跡は兵庫県朝来市和田山町に在ります。

城跡の周辺では、秋から冬にかけての、良く晴れた日の早朝に、しばしば朝霧が発生するそうです。

城跡が雲海に包まれた幻想的な風景は、「天空に浮かぶ城」として有名です。






朝来市和田山町観光協会のURLは次の通りです。
http://wadayama.jp/diary/diary.cgi




2013年1月22日火曜日

おめでたいカメラCANON AE-1を紹介します。

CANON製フィルム一眼レフカメラ「AE-1」は、年式が比較的新しく珍品でもありませんのでコレクションカメラとしては余り魅力的ではありませんが、目にしたとたん迷うことなく手に入れ、もう十年になります。

《画像はクリックすると拡大します》

AE-1は、1976年に発売された「高度なTTL自動露出機構を搭載していながらも魅力的な価格」を実現したカメラです。

明快で簡単な操作、高い機動性と速写性、優れたAEシステム等が評価され月産20万台という大ヒット商品になりました。






マスブロダクション, マスセールス商品だったから後世に於いて美しい姿を保持したものが多いとは限りません。

寧ろ、数は多いが程度の良いものは皆無に近い状況でしたが、この個体は本体もレンズも新品の輝きを今も保っています。






さて、何ゆえ、このカメラを入手したか、そろそろ本題に入りましょう。

それは、軍艦部の左肩に刻印されている製造番号です。

4287777、何とラッキー7が四個も並んでいるではありませんか。






先進技術の搭載、魅力的な価格設定、そして、どこから見ても隙のない美しいスタイル。AE-1が、大ヒットした理由です。













今年こそ良いことがありますよう願って、改めて眺めています。






2012年12月16日日曜日

琵琶池の白鳥さんと鴨さんに挨拶してきました。

年の瀬も迫りましたので今年も琵琶池の白鳥さんと鴨さんに年末の挨拶に行ってきました。白鳥さんとは少し離れての対面で、鴨さんは足元まで来て歓迎してくれます。

《画像はクリックすると拡大します》

Googleマップから抜粋・引用しています。

先ずは、初めて訪れる方のために琵琶池の所在地を、おさらいしておきましょう。

琵琶池は大田原市藤沢地区に在り、矢板,さくら両市に隣接しています。沼を堰き止め作られた人工の池(灌漑目的)ですが、その規模と景観は自然湖かと見紛うほどです。

矢板 ICからは、要所に立っている「琵琶池ゴルフ倶楽部」の案内看板に沿って走り約15分の道のりです。

その他、何処を起点にしても「琵琶池ゴルフ倶楽部」の看板を目標・目印にすれば、迷うことはありません。

コハクチョウの説明は大田原市HPからの抜粋です。

琵琶池の玄関口です。

コハクチョウは、ユーラシア大陸と北アメリカ大陸の北極圏に繁殖分布し、冬は両大陸南部に点々と渡って越冬します。

日本には、本州から九州までの各地に飛来し、10月頃から翌年の3月頃迄
過ごします。


今回のイントロは、対岸の田んぼの畦道から琵琶池を眺めることにします。

人影を見ると、白鳥さんを先頭に次いで鴨さんが一斉に近づいてきます。

護衛艦のように、きちんと隊列を整えて進んで来る白鳥さんの姿には感動します。




白鳥さんは全部で八羽、鴨さんは多すぎて数えきれません。

では、これより向こう岸の玄関口へ戻りましょう。










およそ10分後、白鳥さんも鴨さんも、ホームベースへ戻ってきています。

群がって騒いでいるのは、子供連れの観光客が訪れたからです。









同じ場面を別の角度から見てみましょう。

白鳥さんは常に鴨さんの後方に居て、前面に出て来ることはありません。










何羽かの鴨さんが、陸上をヨタヨタ(ヨチヨチ)と歩いています。

思わず、「鴨鍋にされないよう気をつけな」と口走っていました。









今回の最後は、白鳥さんと鴨さんが、穏やかな水面で平和に暮らしている様子を捉えた一枚です。











ここに一時間も居ると、慌ただしい世相の中に埋没してしまいそうな人間界のことを忘れさせてくれ、ほのぼのとした気持ちになってきます。

【2013/03/18追記】
コハクチョウが北へ飛び立つ前の、琵琶池の様子をレポートしました。
http://omoitsukisimotsuke.blogspot.jp/2013/03/blog-post_12.html