このカメラは1985年にミノルタカメラ(当時)から発売され、その性能の高さと先進性でαの衝撃として話題になったオートフォーカスカメラα7000の、上位機種に当たる準プロ用のカメラです。
何がギミックかというと、
一番目は、オートフォーカス方式一眼レフカメラのフィルム巻き上げは自動が常識の中で、このカメラは手動巻上げでした。(勿論、オートワインダーを装着すれば自動巻上げになります)
二番目は、手動巻上げですから当然のことに巻き戻しも手動式ですが、当時、一般的だったクランクは見当たらず、露出測光方法を変更するための丸いノブを上方に引き上げるとクランク状に動くという凝ったものでした。
三番目は、グリップ部分です。
オートフォーカス方式になるまでは余り目だたなかった部位ですが、このカメラは、専用の電池フォルダーに二本の単三乾電池を詰め込んでから大きく張り出したグリップへカチンと納める楽しい仕掛けです。
これら三つの操作が加わることにより他メーカーのオートフォーカスカメラとは一線を画したデザインで、
その姿は優美でありながらも不敵な面構えだったことより、比較的新しい年代のカメラにもかかわらず
多くのクラシックカメラファンに愛されています。
この個体は、正常に動作し撮影できます。
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