2011年11月16日水曜日

スナップショットは写真力の原点

スナップショットとは極く日常の出来ごとを一瞬の画像として切り取った写真を言いますが、それは、当然のことに動いている被写体が多く写すほうも動いている場合が多いですから、シャッターを切るタイミングとピント合わせが難しいジャンルです。

スナップショットはスポーツと同じで繰り返し鍛えること、即ち撮って撮って撮りまくり腕を上げるしかありませんが、フィルムカメラはフィルムを入れ替える手間とかランニングコストが高いなど無限に撮る訳にはいかなかったことより、カメラは出来るだけコンパクトで操作が簡単なことが失敗を少なくする秘訣でした。

フィルム時代、我が要件に適っていた二台のカメラです。
中央は大きさを比較するための、カードサイズのデジタルカメラです。

左は79年に発売されたPENTAX MV/1です。小型軽量で、露出は絞り優先オートのみでした。

右は85年に発売されたMINOLTA α7000です。
オートフォーカスは、取り回しの悪さを補って余りある画期的な機能でした。


状況が劇的に変わったのはデジタルカメラの登場でした。撮影した画像をパソコンに取り込めばメディアを増やす必要も無く印刷しなければ紙代もかからないためランニングコストがゼロになったのです。デジタルカメラを本格的に導入したのは画素数4MegaのCCDを搭載したKONICA KD400を発見した02年です。

中央は大きさを比較するための、カードサイズのデジタルカメラです。

左は04年に発売されたKONICA G600です。画素数6Megaで書き込みが早いのが特長です。

右は07年に発売されたOLYMPUS SP550UZで、画素数7.2Mega、光学ズーム18倍と手振れ防止が特徴です。

この二台は今も現役です。今や、もっと小型で、もっと軽く画素数も10Mega超のカメラが溢れていますが、スナップ写真には小さ過ぎず軽過ぎず何といっても使い慣れたカメラが一番です。撮って撮って撮りまくることで身体がシャッターチャンスを覚えこみ、その瞬間をジャスピン画像で切り取れるようになるのです。

そうそう、忘れるところでしたが、我が子でもいい、孫でもいい、三歳から五歳くらいの子供の写真を撮り続けることです。追いかけっこに疲れますが写真力は絶対に上がります。ストラップは装着し撮影時には必ず手首に通しましょう。

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