先ずは、この花は愛犬との散歩道の周回コースの行き順路で一ヶ月ほど前に見つけていたものですが、何度か通るうちに人の手で植えたものとは何か異なる「違和感」を覚え、根っこの部分を仔細に観察してみると、民家の石塀とアスファルト道路が接している僅かな隙間から生え出していました。
家内の趣味仲間に写真を見せたところ、この美しい花の名称は直ちにマリーゴールドと判明しました。
原産地はイギリスかフランスのようで、民家から飛んできた種が塀と道路の隙間から地中に入り発芽したと推測するも、近くには見当たらないため遠くから風に乗って運ばれて来たようです。
この花は、春蒔けば夏に開花する一年草だそうですが、何処かの民家で夏に咲いた花の種が、今年は雨が多かったせいか、この窮屈極まりない場所で二度目の発芽、秋の開花につながったのでしょうか。
そうであれば他にも咲いている筈だと思い町内を探してみると、一キロメートルほど離れた空き地に数え切れないほど多くのマリーゴールドが群生しており、偶然にも一輪の花に一匹の蝶が蜜を吸っている場面に出くわすことにつながりました。
この蝶はマリーゴールトに良く似た色をしており、調べてみると紋黄蝶(鱗翅目シロチョウ科)のようです。
次は、我が家の車庫で育つ黄色い花です。車庫は舗装したままで土盛りはしていません。
この花はノゲシです。キク科の一年草でハルノノゲシともいわれます。
左は、花を正面から見たものですが、茎は舗装面と植木鉢との隙間から生えています。
右は、植木鉢を退けて花を後方から見たものです。
根っこが舗装面に貼りついており、どうやら、植木鉢から染み出す水分を糧に発芽・育ったようです。
自然の営みとは、力強くて不思議なものです。
【2012/07/29 続編を追記しました】
http://omoitsukisimotsuke.blogspot.jp/2012/07/blog-post_29.html
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