大田原市にある琵琶池には、十一月の始め頃になると白鳥が現れ二月の終わり頃まで、たくさんの鴨の仲間と一緒に冬を過ごします。今年も十一月八日に最初の白鳥が飛来したと風の便りがあり様子を見て来ました。
琵琶池は、元は沼沢だったものを江戸時代の終わり頃に灌漑用として堰きとめられ、その後も幾多の造営が重ねられ白鳥が飛んで来るような豊かで大きな池になったそうです。
これは対岸から見たものですが全体像は一カットには納まりません。白鳥は未だ七羽しか見られませんが、昨年は最終的に八十羽も飛来したそうですので今後が楽しみです。
白鳥は陸に上がって来ませんが、鴨は陸上も集団で闊歩し人が近寄っても
逃げません。
水面には数え切れないほど多くの鴨と七羽の白鳥が仲良く浮かんでいます。
これは陸の鴨から水面の白鳥を見たものですが、
明らかに鴨の密度が高いことが分かります。
また、鴨を鴨と一言で呼ぶのはここでは失礼で、羽の色を見ただけでも黒い羽や白い羽や茶色の羽・・・・、もっとあります。
種類ごとに写真を撮り一覧表にしたら楽しいと思うのですが、今のところは思うだけにしておきます。
所要で稚内へ行った折、五千羽くらい居ますという湖へ案内されました。そりゃあもう見渡す限り白鳥で、いくら美しい鳥でも余りに多いと言葉を失い、ただただ驚く以外ありませんでした。
ここ大田原の琵琶池は無名で白鳥の数も少ないですが、白鳥と鴨が仲良く静かに暮らしている風景には懐かしい何かを感じます。それは訪れた人にしか解りません。
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