2014年12月16日火曜日

VGC-LA70BにWindows 7を導入しましょう。

友人より、「2006年製のVAIO VGC-LA70BにWindows 7を導入したが、一部の機能が使えず動作も重たい」との相談がありましたので、連れ帰って診断・処方してみました。

《画像はクリックすると拡大します》

VGC-LA70Bは、2006年の春、SONYから発売されました。(OSはWindows XP)

その薄い構造(形状)から、SONYでは「板パソコン」と呼称していました。

パネルがアルミニュウムの一枚板を切り出したような質感に仕上がっています。

付属の無線式キーボードには、本物のアルミニュウム板が貼ってあります。

このチラシは、取り扱い説明書などと共に本体に同梱されているものです。

このパソコンには多くの機能が付加されていますが、「Windows Vista の動作を保証する」と記載されています。

しかしXPに不満は無くサポートが終わるまで使い続け、この4月にWindows 7を導入するも、動作が重く、一部の機能が使えないと言う訴えです。


主な仕様は次の通りです。

①CPU⇒Core Duo T2300Mobile(2Core 1.66GHz)
②RAM⇒DDR2-667(512Mb)
③光学ドライブ⇒DVDマルチ
④HDD⇒SATA 200Gb(7200回転)
⑤画面解像度⇒19インチ1680x1050

本体の裏キャビネットは、美観上と静音対策上か、二重構造になっています。


分解は簡単で、先ず脚を外してから、裏キャビネットの全てのビスを緩めます。

ビスが完全に緩んだら、ビスを抜き取らずに、裏キャビネットを取り外します。

ビスを抜いてしまったら、何処に付いていたビスか判別が困難になります。




ハード上のグレードアップは、次の3点について換装します。

①CPU⇒Core Duo T2600Mobile(2Core 2.16GHz)
②RAM⇒DDR2-667(1Gb×2 計2Gb)
③HDD⇒SATA 500Gb(7200回転)

CPUとHDD換装のポイントは、取り外したビスは必ず元の所へ戻すことです。
⇒シグソーは楽しい!  頑張りましょう。

では、換装後のエクスペリエンスインデックスを見てみましょう。

このタイプで、この数値であれば家庭用パソコンとして充分な性能と言えます。

《付記》
2006年に発売されたパソコンとはとても思えない精緻かつ艶やかな発色の液晶パネルが搭載されています。




以上でハードウェアのグレードアップは完了ですが、残念ながらWindowsがクリーンインストールされている今回の環境ではメーカー独自機能は動作しません。(Windows上で動作するメーカー独自のドライバー及びシステムアプリケーションが必要です)
 


【2014/12/18追記】
メーカーの仕様ではRAMは最大2Gbまでとなっていますが4Gb(2Gb+2Gb)に換装してみました。

4Gb(2.99Gb使用可能)と表示され、グラフィックス系の値が向上して、YouTube上のフルHD動画が再生できます。







【2014/12/19追記】
ふと、リカバリディスクを使い元のWindows XPに戻してからWindows Vista で上書きインストールし、更にWindowsで上書きインストールすれば、Windows上で全ての機能が動作するのではないかとの思いに至りましたが、試してみる時間的な余裕がありません。


【2015/05/04追記】
連休を利用し、やってみました。下記の手順で作業することにより、全アプリケーションソフトと全ドライバーがWindows上へ移行されました。

①リカバリしてWindows XPに戻す。
②VAIO Vista アップグレードユーティリティ(※1)を使ってVista にアップグレードする。
③アップグレードした Vistaに、Windowsで(通常の方法で)上書きインストールする。

(※1)註; のURL(http://vcl.vaio.sony.co.jp/vavu/index.html)からダウンロードします。
                   このユーティリティを使うことにより、BIOSも最新版にUpdateされます。
       Vista は中継ツールに使うだけですから認証を受ける必要はありません。


尚、リカバリしたWindows XPを、製品版のVistaで上書きインストールした場合は、VAIO独自の機能が全く動作しませんでした
      

【2015/06/03追記】
Microsoftから、7月29日にWindows 10 をリリースすると発表(※2)されました。
Windows7 Windows8.1を使っているユーザーは、公開後1年間に限り無償でアップグレード出来ると表明されていますので、Windows7にアップグレードされた方は最も適切な時期に最も適切な方法でWindows 10 にアップグレードしましょう。

(※2)註;
 http://www.microsoft.com/ja-jp/windows/features
  

【2015/11/13追記】
VAIO VGC-LA70Bの、Windows7 からWindows 10 への上書きインストール方法は下記(※3)をご参照ください。

(※3)註;
http://omoitsukisimotsuke.blogspot.jp/2015/05/windows10.html









2014年12月6日土曜日

NEC VALUESTAR VN500/Jをリニューアルしました。

身内が主宰しているカルチャー教室で使っているVALUESTAR VN500/Jが、ここのところ調子が良くないと連絡があったため、診断のうえリニューアルしました。

《画像はクリックすると拡大します》

画像は嵌め込みです
N500/Jは、NECから2007年春にディスクトップ型新製品として発売されました。

モニター一体型と称され、この頃より各社から発売が相次ぎました

休憩時間にはDVDや地デジ(外付け)の鑑賞にも使用されています。

ここのところ動作が緩慢になった為ストレスが溜まると不評を買っているそうです。



では、分解してみましょう。

裏蓋のビスを全部外せば、裏蓋が取り外せて主な部品が露わになります。

CPUは、モバイル AMD Sempron プロセッサ 3400+(クロック1.80Ghz)です。

メモリは、PC2-5300の2枚挿しで計1Gbを装備しています。


Vista Home Premiumは登場して約7年が経過しシステムが肥大化しています。

Vistaが、現在でも軽快に動作するよう、以下の2点について強化します。

①CPUを、Turion 64 X2 TL-58(OEM版クロック1.90Ghz)に換装します。

②メモリを、PC2-5300の2枚挿しで計2Gbに増強します。


リニューアル後のエクスペリエンスインデックスを見てみましょう。

この値(※)なら、WEB上の1280×800のHD動画もスムーズに再生します。

CPUの2コアへの換装はパソコン全体の性能アップにつながり、体感上に於いても明らかに効果が認められます。

(※)註;グラフィックスの値は誤判定?



このマシーンは、分解もパーツの換装も極めて簡単です。もし、お使いのマシーンの動作に不満があるようでしたら取り組んでみてください。


【2015/01/07追記その1】
推奨したつもりはないのに新年早々「Windows7を買った」と連絡を受けましたので、データ移送時の負担を幾らかでも減らすべく上書きインストールに取り組んでみましたが、思った以上に大変でした。

Windows7の環境に変わるまでに約3時間、Updateに約2時間かかりました。

加えて、互換に関しレポートされた項目を是正するために1時間、計6時間を要する大イベントになりました。

エクスペリエンスインデックス上では余り変わりませんが、全体的に体感速度が早くなったことは確かです。



【2015/01/07追記その2】
エディター系のソフトは Microsoft Office 2000を経て2003を使っていた経緯があり2007は馴染まないとのことより、今回を機会に Office 2003を活かす方法を構築してみました。但し、Office 2003のサポート期間が終了していることを考慮して使用する必要があります。

《作業手順》
①既にインストール済みの Office 2007をアンインストールします。
②Office 2003を標準インストールします。
③改めて、Office 2007の中からOutlook のみカスタムインストールします。
⇒この際、上書きインストールではなく(新規)インストールを選択します。

以上により、Microsoft Word2003とMicrosoft Excel2003が、アイコンから通常起動できるようになり、且つ、メールは元の環境・ファイルを引き継ぎ、安全なMicrosoft Outlook 2007が使用できます。
・Office 2003とOffice 2007の両方を通常インストールすると使い勝手が悪くなります。
・認証は、個別に両方とも受ける必要があります。 

閉塞環境でOffice 2003を使用する分に於いては、これで何ら問題ありません。問題はWeb上やメールに添付されたWordファイルを開いたりメールに Wordファイルを添付する場合は安全上Office 2007を使用するしかありません。

Office 2007を使用しなければならない場面では、「全てのプログラム」内から「Microsoft Office」を開きます。

次に、「Microsoft Office」内から、例えばWordアイコンを開けば「構成」というルーチンを経て「Word2007」が起動します。

この方法ではOffice 2007の起動に数分間を要しますので、「Office 2003を優先したOffice環境の構築」と言えます。


【2019/11/02追記】
当機種は、Windows10用ディスプレイアダプターが用意されていないため
残念ながらWindows10の導入は出来ません。






2014年11月6日木曜日

VAIO VGN-FE32HB をリニューアルしました。

長女宅を訪れる度に居間の飾り棚の上に放置されているノートパソコンが気になっていました。聞けば、既に三代目のマシーンを使っており不要とのこと。然らば研究用にと有り難く徴用してきました。

【2016/06/28追記】
「VAIO VGN-FE32HBにWindows10を導入しました。」をアップロード(※)しました。
(※)註;
http://omoitsukisimotsuke.blogspot.jp/2016/05/vaio-vgn-fe32hb-windows10.html

《画像はクリックすると拡大します》

2007年の前期にSONYから発売された15.4型ワイド(1280×800)のVAIO VGN-FE32HB です。

ボディは最近のモデルに比べれば少し厚めで少し重いですが、デザインは現在の感覚でも秀逸です。

通電時間が5,000時間強と少ない為か液晶パネルに劣化は無く、VAIO らしい明るくて艶やかな画面を保っています。


主要なハードウエアは、CPUはCeleron M430(1.73GHz/1Core), HDDは80Gb, RAMは512Mbの構成です。

VISTA Home Basicが搭載されていますが、当時は兎も角として今となっては全く使い物になりません。

上記CPU, HDD, RAMの3点について
休眠パーツを使って増強してみましょう。



ノートパソコンは分解が難しくパーツの換装は敬遠されがちですが、このマシーンは底蓋を取り外せばCPUの交換も容易です。

先ずは光学ドライブを予め開けておき、底蓋に付いている3種類19本のビスを全て緩めれば底蓋は外れます。




CPU, HDD, RAMを換装しました。内部は思ったより余裕があり短時間かつ簡単に終わりました。

CPUは Intel Core Duo t2300(2 core
1.66GHz) 
HDDは 250Gb (SATA300)
RAMは 2Gb(1Gb+1Gb)





OSは、たまたま余っていたWindows7をクリーンインストール(※1)しました。

エクスペリエンスインデックス上はノートパソコンとして標準的な値ですが、体感的には快適なマシーンに変貌しました。







(※1)註;
ドライバーの多くはWindows7が持っているものやWindows Updateで補填されますが、本機の独自機能を動作させる為には(Windows Explorerとデバイスマネジャーを併用し)リカバリディスクからドライバーとシステムアプリケーションを導入されることを推奨します。
 

【2015/05/29追記】
CPUt2600(2.16Ghz)に換装しました。

CPUとメモリーのスコアが向上しました。実使用に於いても、体感性能が大幅に向上しました。

t2700(2.33Ghz)にしたいところですが、現在の価格はt2600の5倍になります。価格に見合った性能向上にはつながらないと判断しました。





SONYからWindows7を導入したユーザー向けに、Windows7の安定性を改善するファームウェア アップデートプログラムが公開(※2)されていることを発見しました。
(※2) 註;
http://www.sony.jp/support/vaio/vu5/download/EP0000228472-vu.html

このプログラムをインストールする為には、先に「VAIO Update 最新版へのアップデートのお願い(※3)からVAIO Update 最新版をダウンロード/インストールしておく必要があります。
(※3) 註;
http://www.sony.jp/support/vaio/support/info/2011/057.html
  

尚、VGN-FE32HBに元々搭載されていたOSVISTA  Home Basicのため Windows7をアップグレードインストールすることは出来ません。拠って本機はWindows7をクリーンインストールしていますが、「VAIO Update 最新版」は有り難いことにクリーンインストールであっても導入できます。


我が家にはノートパソコンはXP搭載のMebiusしかありませんので、今後は、 高性能パソコンに変貌したVGN-FE32HB を持ち出し用のメイン機として使おうと思っています。


【2015/06/03追記】
Microsoft社から、7月29日にWindows 10 をリリースすると発表(※4)されました。Windows7もしくは Windows8.1が導入されているデバイスは、リリース後1年間に限り無償でアップグレード出来ると表明されています。
 
(※4)註; http://www.microsoft.com/ja-jp/windows/features

 【2016/05/20追記】

半年ほど前から、順次、以下のような事象が起こりました。

①PrtSc Keyが機能しなくなりました。
②次に、起動時から動作が緩慢でCPU使用率が高止まりになりました。
    この事象は、Enter Keyを押してやると次の起動時までは正常に動作します。
③この状態で使用を続けていると、或る日、Delete Keyが機能しなくなりました。
④Backspace Keyで凌いでいると、やがて、Fn Keyに関連する全Keyが機能しなくなりました。
⑤全てのKeyを個々に調べると、特定のマトリックス内のKeyが機能していないことが判りました。


USBキーボードでは操作可能なことより、本機のキーボードの不良と断定しました。幸いにもオークションで新品の純正キーボードを入手できたため正常な状態に戻りました。



【2016/07/31追記
本年2月に友人から譲り受けていたVAIO VGN-FW72Bが故障し再起不能になりましたので、搭載されていたBDドライブ(MATSITA)UJ-220OSを本機に移植しました。


本機には元々Cyber LinkBD対応のアプリケーションを導入している為、これで、BDメディアが使えるようになりました。

本機の解像度は1280×800ですから、残念ながらBDをフル画面では再生できません。
















2014年7月1日火曜日

YouTube の画質が良くなった。

何日か前、Web上の何処かに「YouTube の画質が良くなった」と掲載されており、良くなった理由を数値で説明されていました。後刻ゆっくり読むことにして閉じたところ、以後、迷子になり幾ら探しても見つかりませんので、実際に動画を観賞してみました。

《画像はクリックすると拡大します》

これは、2012年にイギリス(U K)で撮影された蒸気機関車の動画例(※)を静止画として切り出したものです。
(※)註; URL
https://www.youtube.com/watch?v=qHa0hbbPe_M

この作品は何回見ても飽きない美しい動画ですが、確かに画像が以前より鮮明になったように感じます。

画面の右下の「赤い歯車マーク」は以前から気が付いていました。

マークをクリックすると解像度が表示されますので通常は最大値に✔して終わっていました。

今回は、この歯車マークを右クリックし、「設定- - - -」を開いてみましょう。


これは、「設定- - - -」を開いた際の画面です。設定タグの「ハードウエアアクセラレーション」に✔が入っています。

これでは意味するところが良く解りませんので「ヘルプ」を開いてみましょう。



「ヘルプ」内の要点部分のみ抜き出してみました。下記「ハードウェア加速方式のスケーリングとは?」を参照ください。

この機能が有効に動作するには、Flash Player が最新のバージョンであること及びハードウエアが「ヘルプ」内の要件を満たしていることが必要なようです。





表示の設定とは?

表示の設定では、Flash Player の再生のスピードアップを可能にする、ハードウェア加速方式のスケーリング機能の使用・不使用が選択できます。

何も設定しない場合はどうなるのですか?

デフォルト設定ではFlash Player の再生品質を向上させるために、「ハードウェアアクセラレーションを有効化」オプションがオンになっています。特にフルスクリーン再生時のパフォーマンスが改善できます。

ハードウェア加速方式のスケーリングとは?

Flash Player は、それ自体でも高品質なビデオ・画像表示が可能ですが、ハードウェア加速方式のスケーリング機能では、ユーザーコンピューターのビデオ・グラフィックカードが使用されるため、Flash Player 単体よりさらに鮮明かつ高速に、画像やビデオを表示することができます。

ハードウェア加速方式のスケーリングは、すべてのコンピューターで機能するのでしょうか?

ハードウェア加速方式のスケーリング機能を利用するには、Windows の場合は Microsoft DirectX 9 と 128 MB の VRAM、Apple Macintosh の Mac OS X v10.2 以降の場合は OpenGL が必要です。古いハードウェアおよびドライバでは、互換性の問題が生じることがあります。(詳しくは、Flash Player の必要システム構成を参照してください。)旧バージョンの Flash Player では、ハードウェア加速方式ではなくソフトウェア方式のスケーリング機能が用いられるため、劇的な変化がみられるわけではありません。












2014年6月26日木曜日

スーパーで自動精算機に触ってみた。

くつろでいる時に限って「お使い」に行かされることがあります。世の中で何が嫌かって、散髪屋さんで順番待ちすることとスーパーでレジに並ぶこと以外にあるでしょうか。
悶々としていたところ、ヨークベニマル矢板店に自分で精算できる機械が設置されていることに気がつきましたので紹介いたしましょう。

《画像はクリックすると拡大します》

レジは混雑していましたが、レジの奥に設置されている精算機エリアでは、この時は並ばないで精算できました。

この画像は従業員の方に声を掛けて撮影しました。通路側に最も近い場所に配置されている精算ユニットです。


ユニットの周囲を含め整理整頓が行き届いており好感が持てます。では、次の画像で使い方を見ていきましょう。

①商品を袖台の上に置きます。

②ディスプレイの表示メニューから「お会計スタート」タグに指タッチします。

③一個ずつ、底面か前面のガラス面にバーコードが映るように商品を翳します。
⇒商品がスキャンされると「ピッ」と音がして単価が表示されます。


④スキャンが終わった商品は溜め置かないで、都度ビニール袋へ入れます。

⑤右側に置いていた商品が全て左側のビニール袋へ移動したら入力(申告)操作は終了ですから、ディスプレイの「お支払いへ」タグに指タッチすれば合計が表示され支払いモードになります。

⑥以降の支払い手続きは基本的にATMの操作と同じで手間取ることは何もありませんので説明を省略します。


この機械は意外とハイテクで、数量の重複や飛ばしが起こらないよう右側の商品の重さと左側のビニール袋の重さをリアルタイムで計測しているそうですが、この機能はシステムの要諦であり利用してみると顧客に店員さんの代わりをさせるシステムであることが解ります。

本来は合理化の一環と思われますが、現状はレジに並ばなければならない苦痛から少しでも解放してくれる有難いシステムになっています。但し、全自動ではなくて顧客が機械を操作しなければなりませんので、(慣れないと)シニア層には少し敷居が高いかもしれません。

【2015/02/19追記】
その後、何度か利用していると精算機エリアにも何人かが一列に並んで順番待ちしている場面に遭遇しましたが、有難いことに待つことに対し余りストレスを感じることはありませんでした。何故なら、精算機の設置数が多いため次々に席が空き直ぐに順番が来るからです。

【2015/03/01追記】
例えば941円の買い物をした場合に小銭41円が手元に有れば、先ず小銭41円を投入し次に千円札を入れます。決して「お札」から先に入れてはいけません。「お札」を先に入れてしまうと、小銭を投入する前に間髪を置かず「お釣り」が出てきてしまい「やり直し」は出来ません。これ、意外と重要です


【2015/12/01追記】
小銭入れやらポケットやらで邪魔になっているコインがあれば、先ずは迷うことなく全部ジャラジャラと投入します。すると精算機は直ぐに合計を算出し、投入金が商品代よりも多い場合は「お釣り」として返してくれます。一方、商品代に満たないと「幾ら足りないよ」と教えてくれますので、このタイミングで「お札」を入れます。
これって、本当に便利な隠れ機能です。

NEW【2020/02/24追記】
愛犬のフード(缶詰)を買うために立ち寄った矢板最大のスーパーにも、ついに自動精算機(自分で精算できる機械です)が導入されていることに気が付きました。店員さんが、お客さんに付き切りで使い方を説明されていましたので導入されたのは最近のことなのでしょう。

ところで、買うことにした10個の缶詰を精算するのに10個×単価で良いか質問したところ、10回とも個別にチェックが必要とのこと。そこそこ重たいものを多数買う場合は、列に並んででも通常のキャッシャーを通す方が楽と判断しました。








2014年6月11日水曜日

ガラケー派ですが、スマホも使っています。

あんな蒲鉾板みたいなものに話かけて何が嬉しいんだと一歩引いていましたが、いつの間にやら周りにもスマホを使っている人が増えてきました。そこで、今回、娘の「お下がり」スマホ(iPhone4s)が手に入りましたので、コンパクトデジタルカメラ(コンデジ)の代わりに成り得るか考えてみましょう。

《画像はクリックすると拡大します》

ディスクトップは嵌め込み画像です
先ず、ディスプレイを液晶テレビに置き換えたパソコン環境を作ります。

テレビはパソコンのディスプレイとして手頃な20型(1360×768dpc)AQUOS LC-20D50です。

動画の再生には、パソコンのディスプレイよりもテレビの方が圧倒的に優れています

キーボードは、iphoneのドックとして使えるプリンストンのPIP-KB1を使います。



PIP-KB1を常用ドックとして使えば、パソコンのUSB端子から給電/充電され、充電忘れは皆無になります。

この状態でiphonの情報をパソコンへ取り込め、キーボードを使ってiphonへタイピングすることも出来ます。

余談ですが、テレビをパソコンのディスプレイとして使うと画質をシビアに調整できる利点があり、ベストの画像閲覧環境が得られます。


サンプル画像は、庭の片隅で何日か前から咲いていたバラ一輪をiphon4sで撮影したものです。

虫に喰われ無残な姿を曝した葉っぱや、陽に焼けて萎れかけても健気で美しい花弁の一枚一枚が、しっかり描写されています。




同じく、iphon4sで庭の片隅に咲いていた白いバラを撮影したものです。

スマホは広角域のレンズを搭載しているため、このように「失敗が少なく記録用に適したツール」と言えます。







コンデジを携帯していない時に見つけた思いがけない被写体。そんな場合にはスマホは間違いなくコンデジのピンチヒッターになります。しかし、構図や画角の設定が写真の出来栄えに大きく影響するような場面の撮影には未だ未だコンデジに執って代わるのは無理ではないでしょうか。

【2014/07/04追記】
iphon4sで撮影
梅雨時の小雨の朝、庭先の華奢なバラの木に
再び赤い花が咲いていました。

雨が降っても風が吹いても、次から次へと命を
繋いでいく逞しい姿に感動を覚えます。


















2014年5月28日水曜日

SOTEC BJ5715KPBをリニューアルしました。

知人より頼まれ性能アップした筈のSOTEC製ディスクトップパソコン BJ5715KPBについて未だ不満足な レベルと連絡がありましたので、今一度、CPUの換装とメモリの増量を実施することにしました。

《画像はクリックすると拡大します》

本機は、2008年5月にSOTECから発売されました。

ホワイト鏡面仕上げの、現在の感覚でも通用する大変おしゃれなデザインです。

性能的には、Pentium dual core CPU E2160, 2GbRAM, 320GbHDDを搭載
しており、ごく標準的な構成です。

前面左下の小扉内にスマートメディアにも対応するマルチカードリーダーを備えています。





ディスプレイ端子は、DVIは無くて15pinとHDMI を備えています。

電源ユニットの冷却は排気方式を採用しており、PC内のエアフローシステムの一端も担っているようです。

上部の通気孔は、CPU冷却後の熱い空気を外部へ放出するための排気孔です。










写真では見えませんが天面の前後に大きな蜂の巣状の通気孔、前面バネルの左右に無数の通気孔が設けてあります。

CPUの冷却は、CPUファンで外気を取り入れ、後部と真上の通風孔から排気するシステムと考えられます。

その他の部品の排熱は、底(横置きの場合は左方)に付いているファンで底から排気(※)し、天面(前)と前面から外気を吸気するシステムです。

(※)註;  縦置き時に於いては吸気方式に変更しても冷却能力が低下しないことよりファンの向きを逆方向にしました。



前回までの対応で、CPUをE6750(2.66GHz)に換装し併せて動画の再生画質を向上させるためにグラフィックスボード(GFORCE GT610)を新設しました。この時のエクスペリエンスインデックスでは、CPUのスコアは5.5、メモリのスコアは4.9を示していました。


今回、CPUをE6850(3GHz)に換装すると共に、メモリを2Gb×2Gbの計4Gbに増量しました。

CPUのスコアは5.7に、メモリのスコアは5.3に向上しており、相乗効果も相俟って体感速度に於いても顕著に違いが分かります。





更なる対応として、技術的にはCPUをCore 2 Quadに換装することも可能ですが、コストパフォーマンスを考慮すると現実的ではないことより、CPUを二回も交換するなど少し遠回りしましたが、今回を以って対応(対策)終了とします。














2014年5月26日月曜日

Dimension C521をリニューアルしました。

真空管が全盛の頃はラジオやアンプが自作できましたし何とテレビを自作した強者も居ましたが、近頃では3年ひと昔と言われるほど技術革新が早いせいでパソコンの自作すら儘にならない時代になってしまいました。そんな折、知人より「7年前の新品パソコンをプレゼントする」との連絡を受け、 Dimension C521を持ち帰りましたので、日頃の鬱憤晴らしを兼ねてリニューアルしてみました。

画像はクリックすると拡大します。
画像は全てリニューアル後」に撮影したものです。

Dimension C521は2006年の9月にDELLからBTO機種として発売されたものです。

この頃は、本機のようにリビングへも置けるモダンなデザインのパソコンが、各社からお目見えした時期です。

CPUはAMD Athron64シリーズが搭載されており、当時の本格的2コアCPU Athron64X2も選択できました。

当個体は2007年に購入されたものですが、仔細あって一週間程度使用した後、御蔵入りしていたようです。

筺体には傷ひとつ無く、正しく「7年前の新品」です。純白の本体、黒いパネルに銀の縁取は斬新で目立ちます。

では、当個体のパーツ構成をチェックしながら、埋蔵パーツを活用してリニューアルしていきましょう。


内部もピカピカでチリひとつ見当たりません。 本機はBTO機種のため作業は何れも極めて容易に行えます。

①CPUは1コアのAthron64 3800+(2.4GHz)が搭載されています。
⇒2コアのAthron64 X2 5400+(2.8GHz)に換装します。

②HDDは2007年製で99時間しか通電されていません。
⇒性能が向上した時期の2009年製に換装します。

③光学式ドライブはマルチタイプではありません。DVD-RとDVD+Rの書き込み速度は16倍速です。
⇒24倍速のスーパーマルチにタイプに換装します。

④メモリは、512Mb×2枚の計1Gbです。
⇒512Mb×2枚(DDR2-800)+1Gb×2枚(DDR2-800)のWデュアルチャンネル動作、計3Gbに換装します。

⑤背面にグラフィックスボード, e SATAボード、正面にマルチタイプカードリーダーを、それぞれ追加(※1)します。
(※1)註;
グラフィックスボードはGeForce GT430, eSATAボードはBUFFALO IFC-PCIE2ES, カードリーダーはOwltech FA405M3です。

必須のインターフェースであるマルチカードリーダーは、正面のオプションベイに取り付けることが出来ました。

追加パーツの消費電力は計40W強になりますが、電源ユニットの出力が280Wありますので、未だ十分な余力を残しています。


尚、光学ドライブの換装により、ベゼルが平面から丸味を帯びたデザインになり立体的な印象になりました。



OSのProduct KeyはVISTA Home Basic でしたが、予備のVISTA Home Premiumにグレードアップしました。

リニューアル後のエクスペリエンスインデックスを見てみましょう。思った以上にバランスの良い仕上がりになっています。

CPUのスコアが5.3 なのは残念(※2)ですが、これ以上(高性能な)CPUを手持ちしていませんので「了」とします。

(※2)註;
AMDのCPUには、Cool'n'Quietテクノロジー機能が付いています。
BIOS上で「off」に設定すれば常に快適な体感速度で動作します。


尚、カードリーダー(Owltech FA405M3)を追加してから、シャットダウン後の起動や再起動の度に必ずロゴマークの途中で停止してしまい立ち上らなくなりました。(電源ボタンを長押しして電源を切ってから、再度電源ボタンを押せば正常に立ち上りますが、毎度のことでは面倒です)
2007年9月にDELLから最新のBIOSが公開されていますので、もしやと思いfileを入手しUpdate(※3)したところ改善されました。

(※3)註;
BIOSのUpdateは、概要説明ではパソコン起動時に(フラッシュメモリーを)書き換える面倒な方式のようにとれますが、作業手順書(英文)を読めば、実はウインドウから簡単にUpdateできる方式であることが判ります。

【2014/07/18追記】
7月4日に外付け地デジチューナーを使って録画した「もののけ姫」を、ライブラリーに追加しようとDVDにムーブしましたがDVDが全く再生されません。光学式ドライブを(2009年に生産された)Sony-NEC製のAD7200Sに再交換したところ(CPRMに対応しているようで)正常にムーブ/再生するようになりました。

これを受け念のためUSB接続の光学式ドライブをテストしてみたところ、CPRMに対応した機器であれば正常にムーブ/再生できることが確認できました。

【2014/07/22追記】
この個体には元々VISTA Home Basicがプリインストールされていましたが、HDDの生産時期が2007年の初期だったことより埋蔵パーツ入りしていました。Home Basicは小型ノートパソコンに多く使用されていた経緯がありましたので、ふと、如何ほどのものかと思いついて復活させてみました。

左はOSを最新に更新しアプリケーションをフル装備した状態でのスコアです。

HDDの性能に依存して、ディスクのデータ転送速度のみがHome Premiumより悪い数値(5.8)になっています。

Home Basicの機能がスリムなせいか、体感的にはHome Premiumよりもキビキビ動作するため暫く使ってみます。


【2014/10/09追記】
Windows7を導入してみました。ハードウェアの性能が一定のレベルを超えていれば、OSがVISTAであれWindows7であれパソコンの機敏性には余り影響しないと考えていましたが、結果は驚くほどの違いがありました。

左はOSをWindows7を導入した場合のスコアです。HDDを除いて全て高い数値を示しています。

体感速度も、直ぐに解るほど向上していますので、OSとハードウェアが相互に依存していることが窺えます。





【2015/06/11追記】Microsoft社から、7月29日にWindows 10 をリリースすると発表(※4)されました。Windows7もしくは Windows8.1が導入されているデバイスは、リリース後1年間に限り無償でアップグレード出来ると表明されています。

 (※4)註; http://www.microsoft.com/ja-jp/windows/features













2014年5月5日月曜日

ツツジ祭in長峰公園

ここ「日本の都市公園100選」に登録されている長峰公園は、二年越しの養生作業により広大な芝生域が鮮やかなグリーンに蘇り、また、例年になく沢山の花弁を付けたヤマツツジや芝桜など沢山の花々が咲き誇り、天下の名園に恥じない華やかな彩りに包まれています。

《画像はクリックすると拡大します》
昨年の12月からGoogle Earth の矢板地域の解像度が向上していますので、先ずは空から見た長峰公園です。

入り口付近は拡幅工事中ですが、今回も(画像の下部に見えている)国道側の正面から入りましょう。






見慣れた、お祭り広場とツツジ山が広がっています。

午前7時過ぎですから、太陽光は右後方より射しています。

すぐに、ツツジは明らかに昨年より豊かで鮮やかなことに気付きます。

続いて、この左方向へ目を移してみましよう。



芝桜畑の先、東屋の向こうにもヤマツツジ山の裾野が広がっています。

早朝にも拘わらず、散歩を楽しんでいる人や公園の手入れをしている人達がいらっしゃいます。








《余禄》
この辺りの4月14日の様子です。桜が満開で芝桜も咲いていました。

三枚の画像から、桜と芝桜とツツジの開花時期が重なった風景を想像してみてください。

これより芝桜を右手に見ながら、西の裾野からツツジ山の頂上を目指します。



ツツジ山の、西の裾野です。正面にシンボルタワーが見えています。

野口雨情の歌碑の先を左折し、最西端の石段から頂上を目指します。










二本の階段が見えています。最西端、左の階段を登ります。

この辺りも、4月の半ば頃は桜が満開で主役でした。

この形の街路灯は主に裾野で見られますが、現代的でシャープなデザインは、この風景にベストマッチです。




この付近を、階段上から振り返ってみましょう。やはり、街路灯が良いアクセントになっています。

この辺りは、昨年は開花が少なく寂しい感じでしたが、今年の花弁は、とても豊かで艶やかです。

時節の複雑な移ろいが影響するのでしょうか。




お祭り広場を頂上付近から眺望してみました。

今年は夏祭りも、この広場で賑やかに開催されることでしょう。

ここから、網の目のように巡らされた散歩道を右に左に散策しながら下って参りましょう。





ここは、ツツジ山の東側の中腹です。新緑の葉桜が艶やかなツツジの花を引き立てています。

植物の花の咲く時期が異なるのは、自然の神様が考えに考え抜いた結果なのかもしれません。







東側の裾野です。この形の行燈はツツジ山一帯に配置されています。

散歩道にはチューリップなど沢山の花々が植えられており、心を和ませてくれます。









ツツジ山中腹の休憩所付近からシンボルタワーを見上げてみました。

3000本もあるヤマツツジの中でも紫色は数えるほどしか無く、目立った存在です。

もしかして、ここの不思議な形の建造物とシンボルタワーは同じ材料で造られているのでしょうか。




水平に移動すると見慣れたシャープな街路灯に遭遇します。あちこちに行燈も見えています。

この、3000本の迫力と存在感は如何でしょうか。










 
お祭り広場とツツジ山を分ける散歩道から撮影したものです。

この公園には、ヤマツツジ以外に、このようなツツジ畑が幾つもあります。

最後に、ちびっ子広場を覗いてから帰ることにしましょう。






ここにはツツジの姿は少ないですが、藤棚の藤が満開になっています。














ヤマツツジの見ごろは、今週一杯は続くのではないでしょうか。