2017年10月25日水曜日

RIKOH GX8はレトロな雰囲気を具現化したコンデジだ。

205年に発売されたRIKOH Caplio GX8の性能は現行のコンデジに勝る部分は皆無ですが、フィルムカメラが醸し出していた懐かしくも愛おしいレトロな雰囲気を具現化したデザインで、これから先々、故障するまで使い切れる仕様と性能を備えた超健康コンデジです。

《画像はクリックすると拡大します》

RIKOH GX8 を首から吊ってイベントに出かけた際は、周りからフイルムを使うカメラかと問われました。

やや大きな握りフロント上部に配置された二つの窓と丸いレンズは、まんまフイルムカメラのように見えます。

極めつけは、梨地模様/黒塗りの金属性ボディに、両肩の吊り輪と、軍艦部のホットシューでしょうか。


本機は、連続でフラッシュ撮影したい場合に於いて、内蔵のフラッシュでは次の発光までに数秒間のリードタイムを要します。

外部フラッシュを装着し内蔵のフラッシュOFFに設定すると、外部フラッシュの性能に依存したリードタイム外部フラッシュが発光します。



RIKOH GX8オートフォーカスは、フロントパッシブ方式とCCD コントラスト方式の二つが連動します。

この為、最新のコンデジにも比肩する高速・高精度フォーカスを誇り、当時はシャッター一気押しがウリでした。

この高性能オートフォーカスの恩恵で光学式ファインダーを使用する際にも躊躇なくシャッターが切れます


純正のソフトケースは、横に長いショルダーバッグスタイルです。カメラと一体化したレトロ感が堪りません。

ストラップは、RIKOH 純正のハンドストラップに加え、SONY製のネックストラップを結えています。






さて、最後にRIKOH GX8と(ほぼ)今どきのコンデジNIKON S8200を例に 外面の違いを比べてみましょう。

RIKOH GX8 は横に長い体形と大きな握りの効果に因り、携帯・撮影時とも安心で安全な取り回しが可能です。

(ほぼ)今どきの汎用コンデジは、概ねノッペリしたデザインが多く、携帯・撮影時とも細心の注意が肝要です。 



RIKOH Caprio GX8の仕様はリコーイメージング(株)HP(※)を参照ください。なお、当個体には自己責任で取っ手部分に質感の向上と滑り止めを兼ねたラバー加工を施しています。
(※)註;
http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/dc/caplio/gx8/


RIKOH GX8 は専用の充電式バッテリーの他に単三アルカリ乾電池も使えるため、先々故障するまで愛用できる超健康コンデジです。コンデジに限りませんが、新しいものばかりを追わないで古くても「良いものは良い」として大切に使い続けることも必要ではないでしょうか。

               

         

    RIKOH Caplio GX8で撮影した作品例



中秋にもなると道端に咲いている花はめっきり少なくなりますが、ふと、いつもの散歩コースを外した或る日の早朝、思いがけずも、路傍に咲いていた美しい花を見つけました。

民家の敷地から垂れ下がったツルピュアな色合いの花が連なって咲いています。

ネットで幾ら調べても花の種類・名前は判りませんでした。







少しアングルを変えてクローズアップしてみました。

今どきのコンデジと比べても遜色のない艶やかな画像を発出してくれます。

RIKOH GX8は 「写真機で写真を撮る楽しさ」を思い出させてくれる 数少ないコンデジです。


   《参考画像
ほぼ 今どきコンデジ
NIKON S8200で撮影














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