2014年5月28日水曜日

SOTEC BJ5715KPBをリニューアルしました。

知人より頼まれ性能アップした筈のSOTEC製ディスクトップパソコン BJ5715KPBについて未だ不満足な レベルと連絡がありましたので、今一度、CPUの換装とメモリの増量を実施することにしました。

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本機は、2008年5月にSOTECから発売されました。

ホワイト鏡面仕上げの、現在の感覚でも通用する大変おしゃれなデザインです。

性能的には、Pentium dual core CPU E2160, 2GbRAM, 320GbHDDを搭載
しており、ごく標準的な構成です。

前面左下の小扉内にスマートメディアにも対応するマルチカードリーダーを備えています。





ディスプレイ端子は、DVIは無くて15pinとHDMI を備えています。

電源ユニットの冷却は排気方式を採用しており、PC内のエアフローシステムの一端も担っているようです。

上部の通気孔は、CPU冷却後の熱い空気を外部へ放出するための排気孔です。










写真では見えませんが天面の前後に大きな蜂の巣状の通気孔、前面バネルの左右に無数の通気孔が設けてあります。

CPUの冷却は、CPUファンで外気を取り入れ、後部と真上の通風孔から排気するシステムと考えられます。

その他の部品の排熱は、底(横置きの場合は左方)に付いているファンで底から排気(※)し、天面(前)と前面から外気を吸気するシステムです。

(※)註;  縦置き時に於いては吸気方式に変更しても冷却能力が低下しないことよりファンの向きを逆方向にしました。



前回までの対応で、CPUをE6750(2.66GHz)に換装し併せて動画の再生画質を向上させるためにグラフィックスボード(GFORCE GT610)を新設しました。この時のエクスペリエンスインデックスでは、CPUのスコアは5.5、メモリのスコアは4.9を示していました。


今回、CPUをE6850(3GHz)に換装すると共に、メモリを2Gb×2Gbの計4Gbに増量しました。

CPUのスコアは5.7に、メモリのスコアは5.3に向上しており、相乗効果も相俟って体感速度に於いても顕著に違いが分かります。





更なる対応として、技術的にはCPUをCore 2 Quadに換装することも可能ですが、コストパフォーマンスを考慮すると現実的ではないことより、CPUを二回も交換するなど少し遠回りしましたが、今回を以って対応(対策)終了とします。














2014年5月26日月曜日

Dimension C521をリニューアルしました。

真空管が全盛の頃はラジオやアンプが自作できましたし何とテレビを自作した強者も居ましたが、近頃では3年ひと昔と言われるほど技術革新が早いせいでパソコンの自作すら儘にならない時代になってしまいました。そんな折、知人より「7年前の新品パソコンをプレゼントする」との連絡を受け、 Dimension C521を持ち帰りましたので、日頃の鬱憤晴らしを兼ねてリニューアルしてみました。

画像はクリックすると拡大します。
画像は全てリニューアル後」に撮影したものです。

Dimension C521は2006年の9月にDELLからBTO機種として発売されたものです。

この頃は、本機のようにリビングへも置けるモダンなデザインのパソコンが、各社からお目見えした時期です。

CPUはAMD Athron64シリーズが搭載されており、当時の本格的2コアCPU Athron64X2も選択できました。

当個体は2007年に購入されたものですが、仔細あって一週間程度使用した後、御蔵入りしていたようです。

筺体には傷ひとつ無く、正しく「7年前の新品」です。純白の本体、黒いパネルに銀の縁取は斬新で目立ちます。

では、当個体のパーツ構成をチェックしながら、埋蔵パーツを活用してリニューアルしていきましょう。


内部もピカピカでチリひとつ見当たりません。 本機はBTO機種のため作業は何れも極めて容易に行えます。

①CPUは1コアのAthron64 3800+(2.4GHz)が搭載されています。
⇒2コアのAthron64 X2 5400+(2.8GHz)に換装します。

②HDDは2007年製で99時間しか通電されていません。
⇒性能が向上した時期の2009年製に換装します。

③光学式ドライブはマルチタイプではありません。DVD-RとDVD+Rの書き込み速度は16倍速です。
⇒24倍速のスーパーマルチにタイプに換装します。

④メモリは、512Mb×2枚の計1Gbです。
⇒512Mb×2枚(DDR2-800)+1Gb×2枚(DDR2-800)のWデュアルチャンネル動作、計3Gbに換装します。

⑤背面にグラフィックスボード, e SATAボード、正面にマルチタイプカードリーダーを、それぞれ追加(※1)します。
(※1)註;
グラフィックスボードはGeForce GT430, eSATAボードはBUFFALO IFC-PCIE2ES, カードリーダーはOwltech FA405M3です。

必須のインターフェースであるマルチカードリーダーは、正面のオプションベイに取り付けることが出来ました。

追加パーツの消費電力は計40W強になりますが、電源ユニットの出力が280Wありますので、未だ十分な余力を残しています。


尚、光学ドライブの換装により、ベゼルが平面から丸味を帯びたデザインになり立体的な印象になりました。



OSのProduct KeyはVISTA Home Basic でしたが、予備のVISTA Home Premiumにグレードアップしました。

リニューアル後のエクスペリエンスインデックスを見てみましょう。思った以上にバランスの良い仕上がりになっています。

CPUのスコアが5.3 なのは残念(※2)ですが、これ以上(高性能な)CPUを手持ちしていませんので「了」とします。

(※2)註;
AMDのCPUには、Cool'n'Quietテクノロジー機能が付いています。
BIOS上で「off」に設定すれば常に快適な体感速度で動作します。


尚、カードリーダー(Owltech FA405M3)を追加してから、シャットダウン後の起動や再起動の度に必ずロゴマークの途中で停止してしまい立ち上らなくなりました。(電源ボタンを長押しして電源を切ってから、再度電源ボタンを押せば正常に立ち上りますが、毎度のことでは面倒です)
2007年9月にDELLから最新のBIOSが公開されていますので、もしやと思いfileを入手しUpdate(※3)したところ改善されました。

(※3)註;
BIOSのUpdateは、概要説明ではパソコン起動時に(フラッシュメモリーを)書き換える面倒な方式のようにとれますが、作業手順書(英文)を読めば、実はウインドウから簡単にUpdateできる方式であることが判ります。

【2014/07/18追記】
7月4日に外付け地デジチューナーを使って録画した「もののけ姫」を、ライブラリーに追加しようとDVDにムーブしましたがDVDが全く再生されません。光学式ドライブを(2009年に生産された)Sony-NEC製のAD7200Sに再交換したところ(CPRMに対応しているようで)正常にムーブ/再生するようになりました。

これを受け念のためUSB接続の光学式ドライブをテストしてみたところ、CPRMに対応した機器であれば正常にムーブ/再生できることが確認できました。

【2014/07/22追記】
この個体には元々VISTA Home Basicがプリインストールされていましたが、HDDの生産時期が2007年の初期だったことより埋蔵パーツ入りしていました。Home Basicは小型ノートパソコンに多く使用されていた経緯がありましたので、ふと、如何ほどのものかと思いついて復活させてみました。

左はOSを最新に更新しアプリケーションをフル装備した状態でのスコアです。

HDDの性能に依存して、ディスクのデータ転送速度のみがHome Premiumより悪い数値(5.8)になっています。

Home Basicの機能がスリムなせいか、体感的にはHome Premiumよりもキビキビ動作するため暫く使ってみます。


【2014/10/09追記】
Windows7を導入してみました。ハードウェアの性能が一定のレベルを超えていれば、OSがVISTAであれWindows7であれパソコンの機敏性には余り影響しないと考えていましたが、結果は驚くほどの違いがありました。

左はOSをWindows7を導入した場合のスコアです。HDDを除いて全て高い数値を示しています。

体感速度も、直ぐに解るほど向上していますので、OSとハードウェアが相互に依存していることが窺えます。





【2015/06/11追記】Microsoft社から、7月29日にWindows 10 をリリースすると発表(※4)されました。Windows7もしくは Windows8.1が導入されているデバイスは、リリース後1年間に限り無償でアップグレード出来ると表明されています。

 (※4)註; http://www.microsoft.com/ja-jp/windows/features













2014年5月5日月曜日

ツツジ祭in長峰公園

ここ「日本の都市公園100選」に登録されている長峰公園は、二年越しの養生作業により広大な芝生域が鮮やかなグリーンに蘇り、また、例年になく沢山の花弁を付けたヤマツツジや芝桜など沢山の花々が咲き誇り、天下の名園に恥じない華やかな彩りに包まれています。

《画像はクリックすると拡大します》
昨年の12月からGoogle Earth の矢板地域の解像度が向上していますので、先ずは空から見た長峰公園です。

入り口付近は拡幅工事中ですが、今回も(画像の下部に見えている)国道側の正面から入りましょう。






見慣れた、お祭り広場とツツジ山が広がっています。

午前7時過ぎですから、太陽光は右後方より射しています。

すぐに、ツツジは明らかに昨年より豊かで鮮やかなことに気付きます。

続いて、この左方向へ目を移してみましよう。



芝桜畑の先、東屋の向こうにもヤマツツジ山の裾野が広がっています。

早朝にも拘わらず、散歩を楽しんでいる人や公園の手入れをしている人達がいらっしゃいます。








《余禄》
この辺りの4月14日の様子です。桜が満開で芝桜も咲いていました。

三枚の画像から、桜と芝桜とツツジの開花時期が重なった風景を想像してみてください。

これより芝桜を右手に見ながら、西の裾野からツツジ山の頂上を目指します。



ツツジ山の、西の裾野です。正面にシンボルタワーが見えています。

野口雨情の歌碑の先を左折し、最西端の石段から頂上を目指します。










二本の階段が見えています。最西端、左の階段を登ります。

この辺りも、4月の半ば頃は桜が満開で主役でした。

この形の街路灯は主に裾野で見られますが、現代的でシャープなデザインは、この風景にベストマッチです。




この付近を、階段上から振り返ってみましょう。やはり、街路灯が良いアクセントになっています。

この辺りは、昨年は開花が少なく寂しい感じでしたが、今年の花弁は、とても豊かで艶やかです。

時節の複雑な移ろいが影響するのでしょうか。




お祭り広場を頂上付近から眺望してみました。

今年は夏祭りも、この広場で賑やかに開催されることでしょう。

ここから、網の目のように巡らされた散歩道を右に左に散策しながら下って参りましょう。





ここは、ツツジ山の東側の中腹です。新緑の葉桜が艶やかなツツジの花を引き立てています。

植物の花の咲く時期が異なるのは、自然の神様が考えに考え抜いた結果なのかもしれません。







東側の裾野です。この形の行燈はツツジ山一帯に配置されています。

散歩道にはチューリップなど沢山の花々が植えられており、心を和ませてくれます。









ツツジ山中腹の休憩所付近からシンボルタワーを見上げてみました。

3000本もあるヤマツツジの中でも紫色は数えるほどしか無く、目立った存在です。

もしかして、ここの不思議な形の建造物とシンボルタワーは同じ材料で造られているのでしょうか。




水平に移動すると見慣れたシャープな街路灯に遭遇します。あちこちに行燈も見えています。

この、3000本の迫力と存在感は如何でしょうか。










 
お祭り広場とツツジ山を分ける散歩道から撮影したものです。

この公園には、ヤマツツジ以外に、このようなツツジ畑が幾つもあります。

最後に、ちびっ子広場を覗いてから帰ることにしましょう。






ここにはツツジの姿は少ないですが、藤棚の藤が満開になっています。














ヤマツツジの見ごろは、今週一杯は続くのではないでしょうか。