2013年6月30日日曜日

ギミックなカメラCANON EX AUTOを紹介しましょう。

CANONから発売されたフィルム式一眼レフカメラは数多くありますが、今回紹介しますEX AUTOは少し変わったギミックなカメラです。

《画像はクリックすると拡大します》

このカメラは1972年の春に発売され、もう四十年も経っています。

ペンタ部とレンズ外周が小さいのが特徴で、とても端整な姿をしています。

レンズ前面のデザインも秀逸で、緻密感に満ちています。


EX シリーズ(※)は一眼レフの大衆化をコンセプトに開発されたカメラです。

露出は、マニュアルに加えシャッター優先オート(EE)が搭載されています。

さて、何処の何がギミックなのか見ていくことにしましょう。

一番目のギミックは、このようにレンズの前玉が外れることです。

前玉を交換することにより広角、標準、望遠に対応することができます。

構造的にはレンズ固定型であり、後玉レンズ部がカメラに固定されています。

レンズ固定カメラに見られるシャッターリングと絞りリングが付いていません。

シャツターは、フォーカルプレーンシャッターが本体側に付いています。

では、マニュアル撮影時の絞りは、いったい何処で調整するのでしょうか。

軍艦部の、フィルム巻き戻しクランクの外周部を見てください。

これが二番目のギミックですが、露出モード切り替えスイッチを兼ねた絞り調整用リングが付いています。

シャッターが本体側に付いている為、シャッターダイヤルは軍艦部に備わっています。




この個体は、全ての機能が正常に動作します。他社からも似たようなカメラが発売されましたが、レンズ固定型の一眼レフでは基本的にシャッターと絞りリングはレンズ側に付いていたと認識しています。


(※)註;  左はEX AUTOの前衛モデルEX EE(1969年発売)です。軍艦部の印象に年代の違いが認められます。

この画像は、1998年5月に(株)ネコ・パブリッシングから発行された「ノスタルジックカメラ マクロ図鑑」の一部を、複製・引用しています。


参考記事
フィルムカメラ的なティストで撮影できるギミックコンデジを紹介します。

http://omoitsukisimotsuke.blogspot.com/2018/07/powershot-pro1.html

http://omoitsukisimotsuke.blogspot.jp/2018/05/optio-vs20.html

http://omoitsukisimotsuke.blogspot.jp/2017/08/canon-a630640.html

http://omoitsukisimotsuke.blogspot.jp/2017/10/rikoh-gx8_25.html

http://omoitsukisimotsuke.blogspot.jp/2018/01/dmc-lx3.html

http://omoitsukisimotsuke.blogspot.jp/2018/02/blog-post.htm

http://omoitsukisimotsuke.blogspot.jp/2018/04/2003.html


【最新】
マニアの心を忘れたカメラメーカーは淘汰される。
https://omoitsukisimotsuke.blogspot.com/2020/07/blog-post.html

RIKOH GXRは世界で唯一のカメラユニット交換式デジカメだ。https://omoitsukisimotsuke.blogspot.com/2020/01/gxr.html












2013年6月11日火曜日

八方ヶ原のレンゲツツジが見ごろになりました。in2013

約二十万本が群生していると言われる八方ヶ原のレンゲツツジが見ごろになりました。日光国立公園の一翼を担う八方ヶ原は雄大な自然に恵まれ周辺には幾つもの遊歩道が整備されていますので、ツツジ見物の次いでに周辺を散策されるのも良いのではないでしょうか。

《画像はクリックすると拡大します》

八方ヶ原は、環境整備が行き届いており都市公園のテイストです。

間もなく午前6時、ここは小間々台の森を抜けた
辺りです。

一気に視界が開け、道の両翼にレンゲツツジが広がっています。

先に、ヤマツツジは余り目立たなかった左翼の様子を見てみましょう。

今は、大きな木立の遥か向こうまでレンゲツツジが広がっています。




続いて、多くのヤマツツジが咲いていた右翼の様子を見てみましょう。

今は、一面レンゲツツジで埋め尽くされています。

ここは、往路ではこのくらいにして大間々台駐車場へ向かいます。

大間々台駐車場から、背伸びして大間々台を展望してみます。

左の奥、高い所に人影が見えていますので、行ってみましょう。




ここは学校平へ向かう遊歩道のスタート地点です。

昨年までは無かった木道が設えてあります。

木道へは、車椅子を乗り入れることができます。




木道の端で写真を撮っている方が、二人いらっしゃいます。

ここは大間々台地を眺めたりツツジを撮るためには一等席のようです。

先端は広くなっています。先客に声を掛けてから周囲を見渡してみました。


先ずは、木道の先に延びている石畳を敷き詰めた遊歩道の風景です。

この遊歩道は、小間々台を抜け学校平まで続いています。

時折り雲の狭間から陽が射して、花の色が眩しく変化します。


次は左前方です。遠くの山が雲に遮られ、見えていません。

この方向にカメラを構えた男性が、雲が切れるのを根気よく待っています。




続いて左方向です。 雲は右から左に流れています。

鮮やかなヤマツツジが今も残っています。





最後に右方です。展望台が見えています。

二十万本と言われるレンゲツツジ群のボリューム感に圧倒されます。

この辺を展望台から眺望すると、どんな風に見えるのでしょうか。

帰る前に展望台へ登ってみましょう。

未だ遠くの山が霞んで見えますが、今日の天気は「晴のち曇」の予報です。

散策を始めてから一時間になります。そろそろ訪れる車も増える頃でしょう。

帰路、もう一度、道沿いに咲いているレンゲツツジを眺めてみましょう。



この先は小間々台を抜け学校平へ続く帰り道です。

カメラを構えていた男性の話では、今年は花の数が多く瑞々しいそうです。

そんな、真っ赤に染まった天空の台地を、白い車が駆け抜けて行きました。






今も何本かのヤマツツジが残っているのを見ると、レンゲツツジの見頃も、これから先かなり長いのでは
ないでしょうか。また、平野部が雲っていたり弱い雨が降っていても、標高1100m超の大間々台の空は
晴れている可能性があります。

矢板市のピンポイント天気予報/週間天気予報を参考に、お出掛けしてみてください。
Yahoo! JAPAN公式HP;

http://weather.yahoo.co.jp/weather/jp/9/4120/9211.html

尚、矢板市役所HP上に、最新の「八方ヶ原のツツジ開花情報」が掲載
されています。
http://www.city.yaita.tochigi.jp/soshiki/syoukou/happou-kaika.html

八方ヶ原周辺ガイドマップ
ガイドマップはクリックすると拡大します。

矢板市観光協会HPより抜粋・引用しています。