2016年12月30日金曜日

DELL製 Dimension 9200Cを快適パソコンにリニューアルしましょう。

Dimension 9200CHDDが高温になるため何度か対策を試みてみるも効果的な方策は見つかりませんでしたが、この度、究極の対応策を発見しましたので紹介いたしましょう。

《画像はクリックすると拡大します》

Dimension 9200Cは、20067月にDELLから発売されました。(当個体の当初のOSWindows XP

現在の感覚でも全く旧さを感じさせないデザインの超コンパクト ディスクトップパソコンです。

物置の片隅で眠っていましたが、ふと思いついて眠りを覚まさせることにしました。


前面のインタ-フェイスを使う際にはマスクを天面へ跳ね上げるギミックな構造になっています。

何れのインタ-フェイスも塵埃の侵入には気を遣いますので、とても有難い機能です。






側面カバー(横置きの場合は上蓋)を取り外してみましょう。

当時、一部のパソコンに採用されたBTXと呼ばれるエアフロー方式ですが凄まじい過密状態になっています。

CPU冷却ユニットから排出される熱風の通り道にHDDが配置された構造になっており影響を受けています。



HDDを取り外してみましょう。

HDDマウンターにはHDD冷却ファンが備わっていますがHDD自体も発熱部品ですから十分な冷却ができないと考えられます。

効果的な対策として延長ケ-ブルを用いてHDDマシーンの外に出してみましたが、本末転倒かつ見映えが悪いため以降は物置に放置していました。


本題に入りましょう。

最近ノートパソコンHDD750Gbに換装した際に2.5インチHDDの性能が驚くほど向上していることが判り、これが対策のヒントになりました。

底面左下に2.5インチHDDが収まるスペースがあり、しかも前面ファンカバーを止める爪の部分に固定できる幸運も重なりました。


対策のキモ3.5インチHDDを大容量の2.5インチHDDに交換する」ことですが、HDDマウンターブロアの形をしており機能もブロアですから、PC内の空気を強制的にPC外へ排出する機構として残し、残したマウンターGPUの枠(仕切り)をカッターで切除しGPU発熱もブロアの力でPC外へ運んでくれるようにしました。

【成果】
HDDを他の部品の発熱に影響されない場所に移設したせいでHDD(2.5インチ)の温度は室内温度+15℃以内に収まるようになり、懸念していたOSの起動時間は、遅くなるどころか大幅に短縮されました。また、これまでに対応してきた以下の性能向上策との相乗効果もあってか、とても快適に動作します。

① BIOSをVISTA以降のOSに対応する最新版にUpdate済み。
② CPUE6300(1.8GHz)からE6600(2.4GHz)に換装済み。
③ メモリーを1Gbから4Gbに増強済み。
④ マルチ型カードリーダーを増設済み。
⑤ GPU(GEForce GT430)を増設済み。
⑥ Windows10を導入(※)済み。


【2017/01/06追記】
CPUを、Core 2 Duo E6600(TDP 65W)からCore 2 Quad Q6600(TDP 105W)に換装しました。
CPUGPU合わせたTDP162W。対する内蔵電源の定格出力は270Wですが、パソコン内の温度が過剰に上昇することはなく高速動作します。

【2017/01/10追記】
画像処理能力にも優れた高性能パソコンに変貌したことより、光学ドライブDVDマルチからBD+DVDマルチに換装しUSB接続の地上デジタルチューナーを増設しました。

Dimension 9200C
評価ソフトCrystalMark 9を使って、9200Cノートパソコン VAIO FZ-91Sを例に比較してみましょう。

何れも、23.5型のフルHDモニターを接続し 解像度1920×1080で測定したデータです。

VAIO FZ-91Sは独立したGPUアクセラレーターを持ち、HDMI端子を装備した高性能ノートパソコンです。


VAIO FZ-91S
9200CFZ-91Sとの体感上の総合性能に余り違いは感じませんが、双方の比較でHDDの数値に注目ください。

現在、FZ-91Sには2011年製の500Gb HDDを搭載していますが、同じ2.5型でも9200Cに採用した750Gb HDDの方が 遥かに高速です。

本リニューアルの要諦は大容量2.5型HDDを使ったことに尽きるようです。




(※)註;
GPU(GEForce GT430)を増設している場合は、他には何のドライバーも用意する必要が無く、全てWindows10とGEForce GT430付帯のドライバーで事足ります。但し、GEForce GT430のドライバーはWindows10を最初に起動した直後にCDからインストールします。

OSが自動的にインストールするドライバーを使うと、Full HD動画再生時に頻繁に「アプリケーションのグラフィックスハードウェアへの アクセスはブロックされました」と表示され、Blue画面になります。



【2019/01/23追記】
OSは、32ビットWindous7をアップグレードした経過からWindous10は32ビットですが、更なる性能アップを目指し64ビットWindous10にUpdateしてみました。

方法は簡単で、以下のMicrosoftHP(※2)から64ビットWindous10のISOイメージを入手しDVDに焼いてクリーンインストールするだけです。この際、RAMの空きポートに1Gb+1Gb(計2Gb)追加し総計6Gbに容量アップしました。
⇒体感性能が驚くほど向上しました。

(※2)註;














2016年12月29日木曜日

VAIO VGN-FE32HB にWindows7を導入しましょう。

Windows VISTAのサポート期間が間もなく終了するためWindows7かWindows10に乗り換える必要がありますが、VGN-FE32HBに採用されている VISTA Home Basicは何れのOSへもアップグレードインストールできません。ここでは、Windows7クリーンインストールしてからVAIO独自の機能を組み込む方法を紹介します。

《画像はクリックすると拡大します》
本機は2007年の前期にSONYから発売された、15.4型のワイドタイプ(1280×800) です。

ボディは最近のモデルに比べれば少し厚めで少し重いですが、デザインは現在の感覚でも秀逸です。

201411月に、CPUCeleron M430からデュアルコアt2500へ,  RAM512Mbから2Gb(1Gb1Gb)へ増強(※)しています。


(※)註;
http://omoitsukisimotsuke.blogspot.jp/2014/11/vaio-vgn-fe32hb.html

Windows7の導入


①Windows7にドライバーとシステムアプリケーションを組み込む。

ドライバーの多くはWindows7が持っているものやWindows Updateで補填されますが、本機の「キーボードから輝度や音量を調整する」などの独自機能を動作させる為には、リカバリディスクからドライバーとシステムアプリケーションを導入する(※1)必要があります。

(※1) 註;
(システム)リカバリディスクは必須です。「Windowsエクスプローラ」と「デバイスマネージャー」を併用すれば、基本的に必要なドライバーとシステムアプリケーションが導入できます。「デバイスマネージャー」の項目にマークやマークが無くなれば完了です。


②Windows7のファームウェアを更新する。

Windows7を導入したユーザー向けに、SONYから、Windows7の安定性を改善するファームウェア アップデートプログラムが公開(※2)されています。このプログラムをインストールする為には、先に「VAIO Update 最新版へのアップデートのお願い(※3)からVAIO Update 最新版をダウンロード/インストールしておく必要があります。

(※2) 註;http://www.sony.jp/support/vaio/vu5/download/EP0000228472-vu.html

(※3) 註;http://www.sony.jp/support/vaio/support/info/2011/057.html
  

インストールされた「VAIO Updateをクリックすればファームウェア他 がアップデートされます。完了したら続いてWindous Update(※)を行います。

(※)註;
Windows7UPdateに於いて、「更新プログラムの確認」が終わらず進捗状況も判らない事態に陥ったことよりネットで検索したところ、「ダウンロードできない・時間を要する」事象の対処方法も併せ、下記サイト(※4)適切な情報が掲載されています。

(※4)  註;http://freesoft.tvbok.com/cat97/2016/update_not_proceed_2016_04.html


Windows7クリーンインストール後のWindous Updateには長時間を要します。焦らずに気長に待つしかありません。







2016年11月29日火曜日

ノートパソコンやコンデジの販売不振はスマホのせいだけではない。


ここのところノートパソコンやコンデジの販売が低迷しており、どちらもスマホの普及が大きく影響しているのではないかと言われています。果たして、それだけが理由でしょうか。


《画像はクリックすると拡大します》

これは2007年にSONYから発売されたノートパソコンFZ-91Sです。

前年にリリースされたWindows VISTAの動作が重いと批判されていた最中の投入でした。

CPUIntel Core2Duo 2.4Ghzを搭載。HDMI端子を通じ、大型テレビでBDの再生も可能です。



この頃、WindowsXPからVISTAへ乗り換えた、特にノートパソコンのユーザーから「VISTAの動作が重い」との非難や苦情がパソコンメーカーへ殺到しました。この為、各社とも「VISTAが快適に動作するノートパソコンの開発」に全力を注ぎました。

その結果、元々既存のノートパソコンが持っていたJAPAN工業製品としての高品質・ 高信頼性に加え基本性能が飛躍的に向上し、これ以降の製品は新しいOS(Windows7Windows10)に乗り換えても動作が重くならないため頻繁に買い替える必要性が少なくなったと考えられます。


これは2010年にRIKOHから発売された、コンデジ CX3です。

28mmから300mmまでカバーするズームレンズを備え1,050万画素の撮像センサーを搭載しています。

精悍な面構え、墨色の金属外装は高級フイルムカメラを彷彿させる重厚なテイストです。


CX3を含むRIKOH CXシリーズ2009年のCX1に始まり2011年のCX6まで3年の間に半年おきに6機種も発売されましたが、デザインを含め細部こそ説明を聞けば判る程度で全体の印象は余り変わらなかったロングラン製品でした。

この頃より業界ではコンデジに搭載する撮像センサーの画素数を競う傾向は少なくなり本シリーズに於いても全て有効画素数が約1,000万画素に固定されていました。この頃より、消費者側もコンデジは成熟した製品と見るようになり買い替え需要は少なくなったと考えられます。


ノートパソコンやコンデジの領域をスマホに浸食された可能性も少なくはありませんが、目的に合った使い方を考慮すると夫々の棲み分けは其れなりに確立されているように感じます。今後はスマホについてもノートパソコンやコンデジが辿ったと同じ道を歩むのではないでしょうか。
兆候は既に表れています。




【2020/02/08追記】
縮小均衡に陥ったデジタルカメラ市場

今や、デジカメ業界は各社ともミラーレス一眼に的を絞り飽くなき高級化と更なる高性能化に向かって熾烈な生き残り競争を繰り広げています。

やがて
、新製品はプロフェッショナル向けとハイアマチュア向けに収斂し、残る層の需要をスマホが補完する構図に成るのではないでしょうか。





【関連記事】
Windows10の登場がパソコンの健康寿命を長くする。 http://omoitsukisimotsuke.blogspot.jp/2015/05/windows10.html

RIKOHのCXシリーズはコンデジの完成形。
http://omoitsukisimotsuke.blogspot.jp/2017/06/rikohcx.html


恐るべしガラホ ! AQUOSケータイ2の写真力。
http://omoitsukisimotsuke.blogspot.jp/2017/07/aquos.html

GXRは世界で唯一のカメラユニット交換式デジカメだ。

コンパクトデジタルカメラの行く末は?
omoitsukisimotsuke.blogspot.com/2012/01/blog-post_12.html








2016年9月23日金曜日

パッチワークキルト工房クレパス 「メンバーズ作品展 Final Exhibition」開催のご案内です。

パッチワークキルト工房クレパスでは、来たる10月28日~30日に那須野が原ハーモニーホールに於いてメンバーズ作品展 Final Exhibitionを開催いたします。
皆様のご来場を、メンバー一同、心からお待ちいたしております


後援   下野新聞社


画像はクリックすると拡大します。
各作品が放つオーラや質感,織布の素材や組み込み技法は写真では分かりません。

ご来場いただいて奥の深いパッチワークアートの真髄を身近で感じて頂ければ幸いです。








★開催日程

   10月28日(PM1時~PM5時),  29日(AM10時~PM5時),  30日(AM10時~PM3時)


★開催場所

那須野が原

ハーモニーホール

所在地/地図(※)
大田原市本町1丁目2703

(※)

http://www.machi-info.jp/machikado/nasushiobara_city/index.jsp?lon=140.01105324074072&lat=36.869055779569884&scale=2500&mode=0


出展メンバー(あいうえお順)

    赤羽みさ子  石井 典子    上原 淳子  大谷 英子  岡本 ちね    小平   充子
 小森 博子  古森 政江  鈴木 洋子  関谷喜美子    高木  典子    田城 テイ 
 千葉  映子    豊田 保子    永森 隆子  蓮実 公子  針原 貞恵    平塚富美子 
 藤城八千代     松山 久恵  悦内ハルミ

 【連絡先】

     〒329-2136
 (財)日本手芸普及協会認定教室

  パッチワークキルト工房クレパス

     矢板市東町1213-5
             主宰   悦内ハルミ
     TEL;  0287-44-3378
     mail;  h_etsuuchi@ybb.ne.jp 


★お願い

 展示会は今回がFinal Exhibitionになりますので、過去に展示しました作品につきましても
 可能な限り多く出品できるよう準備を進めています。ご家族、ご親戚、ご近所、お友達などへ
 声をかけていただいて、多くの皆様にご来場いただければ光栄に存じます。



アーカイブご紹介

  

   前回、同じ那須野が原ハーモニーホールに於いて開催しました作品展の一部を紹介させて

   いただきます。


《画像はクリックすると拡大します》


「ようこそ!」

入場は無料で、芳名録への記帳も任意です。











展示会場は1Fですが2Fへ昇るスロープからも鑑賞できます。

ここは、スロープに沿ってバッグや小さい作品を展示している例です。








バッグの先が、小ぶりの壁掛けアートの展示コーナー例です。

ギャラリーの中には思った以上に多くの男性の姿が見られます。

2Fへ昇るスロープ上から眺望した展示会場の模様です。

お陰様で、毎回、大変多くの方に来場いただきました。

ここで、大きな作品の展示例を紹介します。

この大きさだと完成までに半年から一年を要します。


個別に挙げれば限がありませんが、これも大きな作品の一例です。




もう一枚大きな作品例を紹介し、順路へ戻りましょう。













会場の突き当りは巨大なガラスで外部と仕切られています。

柔らかな自然の光に恵まれて、
一段と作品が映える特等席です。

ここでUターンです。








復路から見た、窓側の展示風景です。

来ていただいたギャラリーの皆様に落ち着いて観ていただけるよう十分な展示スペースを確保しています。








会場内を一巡した後、受付付近をスナップしたものです。














那須野が原ハーモニーホールは全国的に見ても超一級のプレゼンテーション施設です。私たちの作品も全国的なセレモニーで何度も数多の賞を獲得した実績があり、超一級のアーチスト集団と自負しています。
















2016年9月21日水曜日

Windows7からWindows10へアップグレードしたパソコンを初期化した。

Windows10 AnniversaryへアップデートしたばかりのVAIO VGC-LA70BWindows updateに際し、「既にインストール済の更新ファイルを再びエントリーしてはダウンロードに失敗する」事象を延々と繰り返すようになり、原因が判らないためパソコンを初期化しました。

《画像はクリックすると拡大します》

リカバリディスクはXPのものです。
本機は、20155月にWindows10 Insider Previewを導入し、現在は最新のWindows 10 Anniversaryにしたばかりです。(元々のOSはWindows XP)

発端は、或る日、ローカルネット内の別のパソコン上に「ネット内に同じipアドレスのパソコンが存在する」旨のメッセージが出たことでした。




ipアドレスの競合はルーターの初期化により解決しましたが、それ以降、このパソコンが不安定になりWindows updateが失敗を繰り返すようになりました。思いつく限りの原因究明を試みましたが正常に回復することはなく、ついに Anniversaryを真っさらに戻すことにしました。


先ずはAnniversaryが持っている回復ツールを活用しようと思い個人用ファイルを維持するを選択しました。

ドライバーも残るのではないかと淡い期待を抱いていましたが、ドライバーは維持されていませんでした。

個人用ファイルの退避と復元作業をしなくて済んだだけでも有難いとしましょう。


さて、この状態ではWindows 10 Anniversaryが初期化されただけです。このままでも使えないことはありませんが、VAIO VGC-LA70Bが持っている本来の性能(機能)を回復させる為にはLA70Bドライバーとシステムアプリケーションを再インストールしなければなりません。


ドライバーとシステムアプリケーションをインストールする方法


Windows7に導入した同じ要領でリカバリディスクを用い、Windowsエクスプローラー
 とデバイスマネージャーを併用しドライバーとシステムアプリケ-ションをインストール
 します。但し、ディスプレイアダプターはWindows10ではインストールを拒否されます。

②何故かWEBから呼び込んだドライバーには福がありますので、今回もディスプレイアダ
 プターはドライバーサイト(※)から、Windows7用アダプター一式をダウンロードします。

インストールする前に「既に最新のドライバーが存在するが上書きしますか」と問われます。
 これは吉です。この場面では「インストールできません」か、「既に最新のドライバーが存在
 します」が普通で、最新のドライバーを古いドライバーで上書きする提示は初めてです。
 「上書き」を選択すると何事もなくWindows7用が組み込まれました。

これで、一応、VAIO独自の機能(キーボードから輝度や音声が調節できるetc)が働くように
なりましたが、最新のディスプレイアダプターで動作しているわけではありません。

最後にデバイスマネージャーを開き、ドライバーの更新を行います。 エントリーされた
 ディスプレイアダプターの中から、Windows10で動作していたディスプレイアダプターに
 戻して再起動すれば、回復作業は完了です。


他に簡単な方法があるかもしれませんが、Windows7の再インストールから始めるよりは遥かに負担が少ないことは確かです。メーカー製のディスプレイ一体型パソコンのリカバリ(クリーンインストール)成功事例として参考にしていただければ幸いです。

(※)
https://www.blogger.com/blogger.g?blogID=6200433268962668875#editor/target=post;postID=5732746741139636814;onPublishedMenu=allposts;onClosedMenu=allposts;postNum=0;src=link






2016年8月3日水曜日

Windows 10 Anniversary Update の順番が待てない君へ。

82日にWindows 10 Anniversary が公開されました。旧バージョンは個々に順次Updateされる筈ですが、順番が待てない人のために手動でUpdateする方法を紹介いたします。


《画像はクリックすると拡大します》
現バージョンのWindows10を起動した状態で、下記Windous10のダウンロードサイト(※1)を訪問します。

このURL729日迄はWindows7Windows8.1からWindows10へ無償アップグレードする窓口でした。

「今すぐアップデート」タグをクリックすると、「Windows10の最新バージョンへの更新」と表示されます。


右下部の「今すぐ更新」タグをクリックした後、簡単な更新の手続き(手順)が済めばUpdateが開始されます。









※1註;
https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10


【2016/08/05追記】
8月5日付のlivedoor NEWS 、Windows 10「Anniversary Update」の手動方法と注意点  実行するなら夏期休暇に?という記事(※2)の中では、手動のUpdateは、「Windows 10 の更新履歴」ページで「Anniversary Updateを入手する」をクリックする紹介されています。

※2註;
http://news.livedoor.com/article/detail/11849362/

この記事の中で紹介されている「Windows 10 の更新履歴ページ」とは、Microsoft社の、次のURL(※3)を指しています。

※3註; 
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/12387/windows-10-update-history


【2016/08/07追記】
当然ですが、※1 から入っても ※3 から入ってもUpdate Fail同じものです。









2016年7月14日木曜日

Intel 915GM ExpressをWindows10に導入可能か?

WEB上にはIntel 915GM Expressを搭載したパソコンへはWindows10導入できない旨の情報が散見されますので、確かめるべくタスクバーに表示されている「Windows10案内アイコン」をクリックしてみました。

《画像はクリックすると拡大します》
検体は、2006年にSONYから発売されたVGN-FJ12B/Wですが、次の通りハードウェアを強化しています。 

① CPU
Pentium M770(2.13Ghz)に換装。
② HDD
SATA/300 5400回転250Gbに換装。
③ メモリ

DDR2-667(1Gb+1Gb)に換装。



タスクバーの「Windows10 案内アイコン」をクリックすると、ほどなく右のようなメッセージが現れます。

要は、「Windows10Intel 915GM Expressとの互換がありません」との御託宣です。(インストール不可)







然らばと、Windows10のISOファイル(DVDメディア)を使用してアップグレードインストールしてみると Intel 915GM Expressの代わりにMicrosoft 基本ディスプレイアダプターが組み込まれています(※1)が、このアダプターは文字通り基本機能しか無く全く実用になりません。Windows7へ戻るしかありません。

(※1)註;
ディスプレイアダプターもオーディオアダプターもMicrosoft 基本アダプターに固定されており例えば、ディスプレイアダプターを更新しようとするとIntel 915GM Expressエントリーされますが変更は不可能です。


考察


そもそも、Windows10どころか本機にVISTA若しくはWindows7をクリーンインストールしようとすると、両OSとも「本機に搭載されているチップセットと音声アダプターに既知の問題がある」旨を警告され、凡人が幾ら手を尽くしてもインストールする方法は見つかりませんでした。

SONYはアップグレードユーティリティというツールを用意することで当問題を回避したと考えられます。 Windows XP SP2 が導入されている本機に当ツール用いると、VISTAへアップグレードできるばかりかWindows7へも引き継げるという事実が、それを物語っています。

しかしながら、この魔法の杖(アップグレードユーテリティ)をもってしてでも、Windows10Intel 915GM Expressを引き継ぐ流れにはならなかったということでしょう。 拠って、本機はWindows7のサポートが終了する2020年まで使い切れることで「良し」としましょう。


尚、VAIO VGN-FJ12B/Wの、Windows7を導入する方法(※2)とリニューアル方法(※3)は、下記URLを参照ください。

(※2)註;  
http://omoitsukisimotsuke.blogspot.jp/2016/05/vaio-vgn-fj12bwwindows7.html
(※3)註; 
http://omoitsukisimotsuke.blogspot.jp/2016/06/vaio-vgn-fj12bwwindows10.html







2016年7月9日土曜日

黒塗りのサイバーショットDSC-T10は未だ軽快です。

SONYサイバーショットDSC-T10は使い始めて8年を超す旧いデジカメですが、古くささを感じさせないばかりか、出っ張りが無い構造は現在でもルポカメラとして最適です。

《画像はクリックすると拡大します》
DSC-T102006年に発売された製品です。

銀塩カメラへのノスタルジーを捨てきれない者にとっては金属のブラックボディに限りない愛着を感じます。

本機はスーツポケットでもズボンポケットへでもストンと入り携帯上の負担が少なく且つ目立ちません。



さっと取り出し前カバーを「カチッ」と下げれば準備完了で、即シャッターが切れます。

コーティングが素晴らしいカールツァイス(ブランド)のレンズを装備し不敵な面構えをしています。

黒色塗装の金属ボディは使い込んでいくほどに塗料が落ち下地が見えてきますが、これも黒カメの勲章です。


奥行は20.6mm(最薄部16.8mm)で、当時は世界最薄を誇っていました。

質量は約165gバッテリー、メモリースティック、ストラップを含む)しかありません。

有効画素数は720万画素です。今は最低800万画素が理想ですが、実使用上で特に支障は生じていません。

このカメラは無頓着に扱ってもディスプレイ表面に擦り傷が付くことはありません。これは特筆ものです。



これらDSC-T10の特徴は、ルポカメラとして欠かせない要件を概ね満たしています。これからも撮影場面に応じて使っていくつもりです。


参考画像
DSC-T10を使った作例

朝の散歩で見つけた可憐な花、思わず微笑みシャッターを切っていました。

路地の片隅に咲いていましたが、丁寧に手入れされた痕跡が認められます。





参考画像
DSC-T10を使った作例

黒色の塗装例2009年に発売されたSONY コンデジ DSC-W220です。

経時に伴う擦り傷が幾つか見られるも機能や性能への影響は皆無です。

押し並べて、SONYデジカメは写真写りが良いのも大きな特徴です。



2016/10/21追記】
マンチェスター(UK)に駐在していた後輩から、欧州向けのDSC-T10を頂戴しました。

国内向けと異なる点は、MENEボタンを押した際に日本語での表示ができません。

シルバー仕様も悪くはありません。








【参考情報】
(黒色のコンデジ) RIKOH Caplio GX8に関する記事を掲載しました。
http://omoitsukisimotsuke.blogspot.jp/2017/10/rikoh-gx8_25.html

優れた工業製品は見た目も美しい。を掲載しました。
http://omoitsukisimotsuke.blogspot.jp/2018/01/dmc-lx3.html

触って癒され撮って楽しいコンデジを蒐集しましょう。
http://omoitsukisimotsuke.blogspot.jp/2018/02/blog-post.html

2003年製のコンデジが今も現役です。

PowerShot pro1は、今でもハイパーコンデジだ。
http://omoitsukisimotsuke.blogspot.com/2018/07/powershot-pro1.html

RIKOH GXRは世界で唯一のカメラユニット交換式のデジカメだ。
https://omoitsukisimotsuke.blogspot.com/2020/01/gxr.html




2016年6月19日日曜日

VAIO VGN-FJ12B/Wをリニューアルしました。

Winndows7を導入した(※1)VAIO VGN-FJ12B/Wですが、発売された2006年には手ごろなコスト パフォーマンス製品だったとしても今となっては力不足は拭いようがありません。本機の排熱能力も考慮した上、可能な範囲でハードウェアの強化を図ってみました。

(※1)註; http://omoitsukisimotsuke.blogspot.jp/2016/05/vaio-vgn-fj12bwwindows7.html

《画像はクリックすると拡大します》
チップセットは、Intel 915GM ExpressCPUは、Seleron M380 (1コア1.6Ghz)す。

メモリーは、購入時512bから現在は1Gb1Gbの計2Gbに換装されています。


HDDは、転送モードSATA/150規格の5400回転60Gbが搭載されています。


次のハードウェアを強化します。 

①CPU
Pentium M770(1コア2.13Ghz)に換装。
②HDD
SATA/300 5400回転250Gbに換装。
③光学式ドライブ
この機会に、イジェクト操作が快適なスロットインタイプに換装します。

画像は、スロットインタイプに換装した後で撮影したものですが、デザインに違和感は生じていません。

CPUを交換する事前作業として先ず底キャビネットを止めているビスを残らず取り外します。

但し、底キャビネットを外すことが目的ではありません。
事前に底キャビネットのビスを取り外しているため、操作パネルは任意の高さまで浮かせることができます。

パネルのツメからキーボードを開放し手前へ引っ繰り返すとCPUクーラーが露わになります。

①パネルを浮かせ、②CPUクーラー取り付けビス6本を緩めCPUクーラーを外し、③CPUを交換します。
 
CPUHDDとグラフィックスの値が向上していますが、取り立てて体感性能が良くなったようには感じません。

SONYは、FJ12B/WWinndows7へのアップグレード対象製品から除外ています。

そのためか、Windows7へアップグレードした時点で「VAIO Updateは使用できない」と表示されます。


一方、SONYからは、Windows7を導入したユーザー向むけに「VAIO Update」を通じてWindows7の安定性を改善するファームウェア アップデートプログラムが提供されています。

そこで、Winndows7 アップグレード対象製品がWinndows7へアップグレードされた際に自動的に適用される「VAIO Updateファイル」を、SONYHP(※2)から直接ダウンロードし、(対象外である)本機へインストールしてみました。(事前に、旧「VAIO Updateファイル」をアンインストールしておきます)


(※2)註 ; http://www.sony.jp/support/vaio/support/info/2011/057.html

結果は上々で、別物かと見紛うほど劇的に体感性能が向上し、WEBを経由する作業が伴うブログの作成・編集にも問題なく使え、家庭用パソコンとして十分なレベルになりました。Google Chromeを通常使うプラウザに設定すると、Webの閲覧が、より快適になります。


メモリの値が良くなった以外に変化はありませんが、限界レベルで動作している本機には効いているようです。

PowerDVD 8によるDVD再生は快適ですが、You Tubeの描画は、残念ながらシアターモードか、フル画面で観るなら360p以下になります




HDDSATA/150 5400回転320Gbに交換すると、HDDの値が4.9から5.5に向上しました。

HDDの読み書き速度は、転送モードの違いではなく、容量の大きさ(記録密度)に依存しているようです。







【2016/07/14追記】
本機にWindows10を導入できるか検証(※3)しました。

(※3)註 ;http://omoitsukisimotsuke.blogspot.jp/2016/07/intel-915gm-expresswindows10_14.html









 

2016年5月28日土曜日

VAIO VGN-FE32HBにWindows10を導入しました。

VAIO VGN-FE32HB に採用されているOSVISTA Home Basicのため、Windows10を導入するにはWindows7をクリーンインストールしてからアップグレードするしかありません。この作業の過程でVAIO独自の機能を組み込む方法を紹介します。

《画像はクリックすると拡大します》
本機は2007年の前期にSONYから発売された、15.4型のワイドタイプ(1280×800) です。

ボディは最近のモデルに比べれば少し厚めで少し重いですが、デザインは現在の感覚でも秀逸です。

201411月に、CPUCeleron M430からデュアルコアt2500へ,  RAM512Mbから2Gb(1Gb1Gb)へ増強(※)しています。


(※)註;
http://omoitsukisimotsuke.blogspot.jp/2014/11/vaio-vgn-fe32hb.html

1.Windows7の導入


①Windows7にドライバーとシステムアプリケーションを組み込む。

ドライバーの多くはWindows7が持っているものやWindows Updateで補填されますが、本機の「キーボードから輝度や音量を調整する」などの独自機能を動作させる為には、リカバリディスクからドライバーとシステムアプリケーションを導入する(※1)必要があります。

(※1) 註;
(システム)リカバリディスクは必須です。「Windowsエクスプローラ」と「デバイスマネージャー」を併用すれば、基本的に必要なドライバーとシステムアプリケーションが導入できます。「デバイスマネージャー」の項目にマークやマークが無くなれば完了です。


②Windows7のファームウェアを更新する。

Windows7を導入したユーザー向けに、SONYから、Windows7の安定性を改善するファームウェア アップデートプログラムが公開(※2)されています。このプログラムをインストールする為には、先に「VAIO Update 最新版へのアップデートのお願い(※3)からVAIO Update 最新版をダウンロード/インストールしておく必要があります。

(※2) 註;http://www.sony.jp/support/vaio/vu5/download/EP0000228472-vu.html

(※3) 註;http://www.sony.jp/support/vaio/support/info/2011/057.html
  

インストールされた「VAIO Updateをクリックすればファームウェア他 がアップデートされますので続いてWindous Updateを行います。Windous Updateが完了(※)すればWindows7上での作業は終わりです。

(※)註;
Windows7UPdateに於いて、「更新プログラムの確認」が終わらず進捗状況も判らない事態に陥ったことよりネットで検索したところ、「ダウンロードできない・時間を要する」事象の対処方法も併せ、下記サイト(※4)適切な情報が掲載されています。効果は絶大です。

(※4)  註;http://freesoft.tvbok.com/cat97/2016/update_not_proceed_2016_04.html


2.Windows10の導入


タスクバー上の「アイコン」をクリックするか、MicrosoftWindows10導入サイト(※5)からメディア作成ツール を入手し実行します。

Windows10上でキーボードから輝度調整した時に、右のような「レベル表示」が出て「ピッ」と音がすれば、VAIO独自の機能が正常に動作しています。



(※5) 註; https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10


本機へWindows10を導入するためには多大な労力と時間を要しますが、 最新のディスプレイアダプタが適用されたこともあって総合性能が劇的に改善され、中でもWEB上の動画の描画性能の向上は特に顕著です。 お試しあれ。


【あとがき】
当個体は、2015年の6月に、Windows10 Insider Previewを試した経過がありますが、 当時はVAIOの独自機能を組み込むと輝度を調整できる範囲が狭くなるため導入を諦めていました。

今回、無償アップグレードの打ち切り日が近づいたことより再度の挑戦を試みたところ、VAIO側のファームウェア更新のせいかWindows10側の進化のせいかは判りませんが、結果は上々で大正解でした

Windows10は動作が軽いのに基本性能が高いことは確かです。この機種に限らず、ハードウエアが導入条件を満たしているなら迷うことはありません。Windows10を入手し快適なパソコン環境を手に入れましょう。


【2016/07/31追記
VAIO VGN-FW72Bが故障し再起不能になりましたので、搭載されていたBDドライブ(MATSITA)UJ-220OSを本機に移植しました。
本機には元々Cyber LinkBD対応のアプリケーションを導入している為、これで、BDメディアが使えるようになりました。

本機の解像度は1280×800ですから、残念ながらBDをフル画面では再生できません。